濱田岳がベトナム人オーケストラの熱血指揮者に!「ベトナムのひびき」注目ポイント紹介2024/03/01
2024年は、日本とベトナムが外交関係を樹立してから51年を迎えます。そこで、日越外交関係樹立50周年を記念したドラマ「ベトナムのひびき」が、3月2日にNHK BSプレミアム4K、3月17日にNHK BSで放送されます。濱田岳さんが演じる日本人指揮者の主人公・佐倉一男が、ベトナム人たちのオーケストラを作り上げるために奮闘するストーリー。佐倉を取り巻く人たちとぶつかり合い、支え合いながら、音楽を通して絆を築いていきます。
放送に先立ち、筆者が注目したいポイントについてまとめてみました。
主人公・佐倉一男の熱くて一生懸命な姿
物語は、「約束は絶対に守る」とやる気満々の佐倉がベトナムに飛び立つところからスタートします。慣れないベトナムの地で、ベトナム人オーケストラの立て直しに熱が入る佐倉。佐倉の言動からは、音楽への情熱がとても伝わり、「好きなことに向き合うことの大切さ」を感じます。しかし、その情熱が思わぬ事態を招くことに…。また、ベトナム楽団員たちや楽団を支える通訳者・森岡優子(比嘉愛未)と、稽古への姿勢や考え方の違いについて何度もぶつかり合ったり、心を通わせたりを繰り返します。お互いが自分の思いをストレートに激しく伝える場面は、とてもハラハラさせられます。佐倉は楽団員との重なり合う部分を見つけて、心を一つにすることができるのでしょうか?
佐倉がオーケストラを作り上げることを通して得たもの
ストーリーの中では、ベトナム楽団員以外の人々との出来事や言葉も、佐倉のオーケストラ作りに大きく影響を及ぼしています。例えば、異なる国の文化や価値観を理解すること。個人を尊重・理解すること。これらは、武力や言葉の暴力が絶えない世の中に対してのメッセージで、「当たり前のことほど忘れがちで、他人との関わりの中で行動することが難しい。だからこそ、何度でも訴えかけることが大事」と伝えられているように感じました。さまざまな立場の人たちと関わる中で、佐倉はどんなことに気付かされ、その気付きをどんな行動に変えていくのでしょうか…?
ベトナムと音楽
とにかく音楽を楽しみたいベトナム楽団員。しかし、この価値観が佐倉の価値観と衝突することに…。「音楽を楽しむこと」を大事にする背景には、ベトナムの歴史が関係していました。物語の中では、ベトナムならではの楽器や街並み、ベトナム人の日常がたくさん描かれています。その描写からは、ベトナムという国がエネルギッシュで、他人とも家族のように関わり、楽しく温かく生きているように感じます。ベトナムの街と音楽が溶け合い、感動するシーンも!
主演の濱田岳からコメントが到着!
主演の濱田岳さんは、「ベトナムと日本の外交関係樹立50周年を記念するドラマに出演できたことを大変光栄に思います。ベトナムの方々のお力もお借りし、今までにない新しいドラマができたと思っております。人と人が手を取り合い、笑顔になるには、生まれた場所など全く関係ないということをあらためて教えていただきました。この作品に参加できたことを心より感謝いたします。1人でも多くの方にご覧いただけたら大変うれしく思います」と喜びと感謝を語っています。
外交関係樹立50周年を迎えるベトナムと日本を記念して描き出す、愛と絆の物語。ぜひ、ご覧ください!
【番組情報】
日越外交関係樹立50周年記念ドラマ「ベトナムのひびき」
NHK BSプレミアム4K
3月2日(土)午後7:00~8:58
NHK BS
3月17日(日)午前10:30~午後0:28
NHK担当/Y
キーワード
関連リンク
この記事をシェアする