「ジャンヌの裁き」玉木宏が明かした役への思い――「大切な誰かがいるからこそ、生きている価値があると感じられることもある」2024/02/16
テレ東系で放送中のドラマ「ジャンヌの裁き」。シングルファーザーの少女漫画家・越前剛太郎(玉木宏)が、法律のド素人ながらも検察審査員として、検察による不起訴処分の事案について審議を行っていくさまを描きます。今回は主演の玉木さんに、本作の魅力や演じられている剛太郎という役柄についてお伺いしました。
――台本を読まれて感じられた作品の魅力がございましたら、教えていただければと思います。
「検察という組織の大きさも感じましたし、そんな検察が不起訴にしてしまったものに対して、不正があるのであれば、やはりそこは正さなければいけないとも思いました。検察審査員として選ばれた11人は民間人で、どこをどうやって調べたら起訴に持ち込むことができるのか、分からない中で真実を追求していく部分が、視聴者の皆さんの目線と重なって面白くなるのではないかと感じています」
――越前剛太郎という役を通して、ご自身も考えさせられる点などございましたか?
「剛太郎が必死に家族を守っている姿から、大切な誰かがいるからこそ、生きている価値があると感じられることもあるのではないかと思いました。また、事実ではないことで追い込まれている人がいるのであれば、助けたいと皆が感じられる世の中になればいいなとも思いながら演じています」
役や作品への真摯(しんし)な思いを明かしてくれた玉木さん。物語では、検察という国家権力を私物化している東京地検特捜部長・桧山卯之助(田中直樹)との戦いも激化する中で、検察審査会メンバーがこれからどのように立ち向かっていくのか、さらに注目して見ていきたいですね。
2月16日放送の第6話で剛太郎が審査の提案をしたのは、会社員の男性が車にひかれて死亡した事案。国会議員・藤堂貴美子(高橋由美子)の運転手・今井健太(坂田聡)は一度逃走するも、30分後に戻り自ら通報したとのこと。明らかに起訴となるはずが、桧山によって不起訴となったようで…。剛太郎たちが健太から話を聞くと、「逃げてはいけない」と考え直し出頭したと語る一方で、「起訴でも不起訴でも構わないから早く結論を出してほしい」と懇願し、検察審査会メンバーを悩ませます。なぜどちらでも構わないのか? 焦っている理由とは…? 剛太郎たちがたどり着く真実をお見逃しなく!
【番組情報】
ドラマ8「ジャンヌの裁き」
テレ東系
金曜 午後8:00~8:54
取材・文/鬼木優華(テレビ東京担当)
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