「グレイトギフト」白鳥の腹心・郡司がついに反旗を翻す! 裏切りと嫉妬が交錯する中、物語は新たな展開へ2024/02/15
テレビ朝日系で放送中のドラマ「グレイトギフト」。「ラストマン-全盲の捜査官-」「マイファミリー」「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(すべてTBS系)などを手掛けた脚本家・黒岩勉さんが、大学病院を舞台に描く完全オリジナルのサバイバル医療ミステリーだ。
明鏡医科大学付属病院の病理医・藤巻達臣(反町隆史)が殺人球菌“ギフト”を見つけてしまったことで、被害者が生まれるだけでなく、ギフトの存在を知った白鳥稔(佐々木蔵之介)やその腹心・郡司博光(津田健次郎)、病院事務長・本坊巧(筒井道隆)らが、己の欲望や理想を懸けてさまざまな攻防戦を繰り広げてきた。
そんな中、ついに郡司が大きく動き始める。先日放送された第4話では、本坊がギフトを院外の者に密売したことを逆手に取って、藤巻と本坊に「お前ら、俺に誓え」と忠誠を誓わせた郡司。今夜2月15日放送回は、そんな郡司の行動から目が離せない展開となりそうだ。
白鳥を超えるため――悪に染まった郡司が己の理想のために暗躍する!
ギフトを悪用し次々と院内改革を進める白鳥から、政財界の大物が3人、立て続けに“急性心不全”で死亡したことを知らされた藤巻。院外で広がり始めた“ギフト感染”、そして藤巻が培養していたギフトが何者かによって盗み出されていたことに、早急に犯人を捜すよう命じられ、再び疑心暗鬼となっていた藤巻だったが、その犯人は本坊だった。
「世の中にはいるんですよ、人を殺したい人がいっぱい」「あなたが作って、私は流通させた。同じ穴のむじなでしょ」。ギフトを密売したことに対しこう語る本坊の言葉の裏には、「強い男になるためです」という確固たる信念があった。ひそかに思いを寄せる会員制ラウンジの謎多きオーナー・安曇杏梨(倉科カナ)のためなら何だってする、その思いとギフトの存在が交わってしまったことで、本坊もまたギフトに手を染めてしまったのだ。
しかし、そんな暴挙を白鳥の腹心でもある郡司が許すはずもなく、ギフト密売の現場に乗り込んだ郡司は、本坊と藤巻の前でその密売相手をギフトによって葬り去るという行動に出た。また白鳥の指示で新たな犠牲者が…そう思った矢先に郡司が口にしたのは、驚くべき内容だった。
「種明かしの前に、お前たち俺に誓え。このことは、白鳥理事長に秘密にしておくと。俺は今回の件、一切、白鳥理事長に報告してない。こいつらをやったのは俺の独断だ。俺が白鳥理事長を超えるためだ。ギフトの力を使い、白鳥をつぶす。そして、俺が理事長になる。そのためにお前たち、俺に忠誠を誓え。俺は本気だぞ〜、白鳥理事長よりむちゃするぞ〜」。
これまで忠誠を誓ってきた白鳥を裏切り、新たに理事長の椅子を奪うことを宣言したのだ。声優として、これまでさまざまなキャラクターに息を吹き込んできた津田さんだが、第4話ラストのこのセリフは、まさに郡司がより“悪”に染まっていく瞬間を象徴していた。これまでの放送だけでも津田さんの新たな一面が垣間見えていたが、今夜放送の第5話では、よりダークな“俳優・津田健次郎”が見られそうだ。
一方、新たなる暴君・郡司からギフトの培養を命じられた藤巻にとっては、悩みの種がまた増えた状態。元気になったとはいえ、入院中の妻・藤巻麻帆(明日海りお)を人質に取られた状態は変わらず、大きく動くことができないでいた藤巻にも新たな変化が。第4話では麻帆と話すシーンも描かれていたが、冷え切った夫婦関係だというのは一目瞭然。そんな中でも、医師として、夫として、男として、妻を守るべく動くのだが…。
やがて、郡司の暴走はさまざまなところで新たな展開を引き起こすことに。本坊は、郡司の支配から脱却すべく反撃の一手を仕掛ける。その渦中、藤巻の相棒・久留米穂希(波瑠)や杏梨、そして郡司と不倫関係にある看護師長・鶴下綾香(片山萌美)の思いも交錯することで、予想外の展開を生むことになりそうだ。妻を守るべく奔走する藤巻、裏切りと嫉妬が生み出す“女たちの戦い”、ギフトが生み出した殺人事件の真相に近づき始める警察の捜査網、そして再び迎える藤巻と白鳥の直接対決。今夜はどんなラストを迎えるのだろうか。
【番組情報】
木曜ドラマ「グレイトギフト」
テレビ朝日系
木曜 午後9:00〜9:54
※放送終了後、TVerで最新話を見逃し配信
※TELASAでは全話見逃し配信
テレビ朝日担当 S・H
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