崎山つばさ、出演舞台「エウリディケ」がいよいよ開幕! 料理本「つばさ食堂」も好評!! 俳優デビュー10周年イヤーは好スタート2024/02/03
舞台・ドラマとジャンルレスに活動を続ける俳優・崎山つばさ。昨年末にはカレー好きが高じて、カレー粉を使用したレシピのみを掲載した料理本「つばさ食堂」(東京ニュース通信社)を出版。2月4日には出演する舞台「エウリディケ」が開幕するということで、本の見どころと、作品への意気込みを語ってくれた。
──「TVガイドStage Stars」での料理連載「つばさ食堂」をまとめた1冊が現在発売中。カレー好きが高じて、全編カレー味という異色のレシピ本ですね。
「世の中にはいろんな料理本があふれていますけど、カレーに特化した料理本っていうのは、なかなか攻めているんじゃないかな(笑)。この本を見て、カレーがそんなに好きじゃない人も、『カレー粉でこんなにいろんな料理ができるんだ』ということを知っていただき、試して作ってもらえたらと思います。連載では料理に合わせていろんなカレー粉を使っていて。その都度、どんなカレー粉が合うかなと考えるのも楽しかったです」
── 崎山さんの料理シーンの写真や、ポートレートもたっぷり掲載されています。
「料理本ではありつつ、フォトブックみたいなテイストで。僕が料理をしている最中の様子もたっぷり載せられています。調味料を高いところから投入したり、連載での“お決まり”みたいなふざけている写真も多いんですけど(笑)。連載が始まった頃は、いろんなスタッフさんがいる中で料理するっていうことに慣れていなくて、緊張しちゃっていたんですけど、だんだんその雰囲気にも慣れてきて、すっかりリラックスしていって。チーム全体で作っていくっていう感覚でしたね」
── そんな崎山さんですが、間もなく出演舞台「エウリディケ」が開幕です。
「『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』でもご一緒した白井晃さん演出の舞台です。この作品は、絵本っぽいところもあるし、難しい小説っぽいところもあるし、昔話なのか現代の話なのか…不思議な世界観です。僕が演じるのは、“危険で面白い男”と“地下の国の王”の2役。危険で面白い男の方は、自分のことをカッコいいと思ってる残念な人ではあるんですけど、何を考えているか分からない危なさみたいなものも持ち合わせていて。地下の国の王の方は子どもの設定。この二つの役って、つながっていないようで意外とつながっているんですよね。大人と子どもで真反対ではあるけど、危険な男の危なさと、子どもの純粋無垢(むく)が故の危うさとがリンクしたりするのかなって。いろいろ考えることが多い役ので、今も脳みそがしわだらけになりそうです(笑)」
── 今年は舞台デビュー10周年となります。
「自分ではあまり意識していなくて、気付けば10年という感じです。この10年、本当にいろいろなことに挑戦させていただきました。もちろん大変なこともあったけど、苦手なことにチャレンジすることで見えてくるものもあったし、今となってはありがたいことだったなと思います。10周年を迎えた今年も、今まで通り…年齢とともに変わってくるものもあると思うので、そこは柔軟にしながらですけど、変わらず貪欲にいきたいです。それは役に対してもそうですし、自分に対してもそうですし。常に何事にも全力で向き合って、魅力的な大人になっていければいいなと思います」
【プロフィール】
崎山つばさ(さきやま つばさ)
1989年11月3日生まれ。千葉県出身。2014年に舞台デビュー以降、ミュージカル「刀剣乱舞」など話題作への出演で注目を集める。近年の主な出演作は、「サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-」、明治座創業150周年記念 舞台「赤ひげ」、特撮ドラマ「仮面ライダーギーツ」、ドラマ「遺留捜査」(ともにテレビ朝日系)、「デブとラブと過ちと!」(TOKYO MX)など。カレーレシピをまとめた崎山つばさ料理本「つばさ食堂」(東京ニュース通信社)が好評発売中。
【舞台情報】
舞台「エウリディケ」
東京公演 2月4~18日 世田谷パブリックシアター
大阪公演 2月24・25日 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
撮影/蓮尾美智子
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