「ゲームゲノム　シーズン2」ゲームラインアップが解禁！天野喜孝描き下ろし番組イメージイラストも2024/01/04

　1月10日からNHK総合で放送開始する「ゲームゲノム　シーズン2」。今や一つの“文化”となったゲームのプレー体験を通して受け取ってきた大切な価値観を“ゲームゲノム（遺伝子）”と呼び、その奥深さに迫る番組です。何が面白いのか、どうして語り継がれるのか…。珠玉の作品を徹底分析し、ゲーム愛あふれる出演者たちが語り尽くします。ゲームが大好きな人も、かつて遊んでいたという人も、発見や驚きを得られること間違いなし。そんな、“新たなゲーム番組”がシーズン2として再スタート！　レギュラーメンバーは、シーズン1に引き続き、司会を三浦大知が、ナレーターを神谷浩史と悠木碧が務めます。

　シーズン2も多くのゲームの中からさまざまなジャンルの名作ゲームを特集。第1回の放送では独特な世界観で多くのファンを集め、36年以上続く世界的RPGのファイナルファンタジーシリースの中から、世界中のプレーヤーがオンライン上にリアルタイムに集い、同じ世界を冒険ができ10年以上プレーヤーから愛され続けるオンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」を深堀りします。そして第2回では、ゲームセンターで対戦格闘ゲームのブームを築き、今やオンライン対戦ゲームへと姿を変えeスポーツの種目としても注目を集めている「ストリートファイター」シリーズに迫ります。

　第3回は“外とうをまとった旅ビト”を操作し、砂漠や雪山などの幻想的な世界を気の赴くままに旅をするアドベンチャーゲーム「風ノ旅ビト」をひもといていきます。ゲーム中は音声や文章、ガイドといった要素を一切排除し、ゲーム性と美麗なグラフィックを体験。そして、未知との出会いや避けられない苦難など、感情が揺り動かされる“旅路”は、ゲームという評価を超えアートとしても近代美術館にも所蔵される作品の魅力を探ります。

　第4回は2000年代初期にアーケードゲームとして登場したカブトムシやクワガタムシといった虫をじゃんけんのルールで戦わせる「甲虫王者ムシキング」。同じくアーケードゲームとしてファッション要素と音楽ゲームの要素を組み合わせた「オシャレ魔女ラブandベリー」。簡単な操作とさまざまな組み合わせで子どもたちに爆発的なヒットを博し、子ども向けアーケードゲームの基礎を築いた二つのゲームを徹底解析します。

　第5回以降は、魔法の力で人形に変えられてしまったコーディとメイの2人をそれぞれのプレーヤーが操作し、元に戻るために冒険をする2人協力プレー専用のアクションアドベンチャーゲーム「It Takes Two」。現実の野球選手を模したキャラクターやプレーヤー自身が育成したキャラクターで野球できる点と、2頭身の独特な見た目で人気を集める「パワフルプロ野球」。アンドロイドを操作し機械生命体と戦いなどを繰り広げ、周回を重ねるごとに物語が変化していく複雑なストーリーと、多数のエンディングが存在するオープンワールドのアクションRPG「NieR:Automata」。さまざまな要素を考え、プレーヤーが自由自在に都市を作り変えることができる「シティーズ：スカイライン」。ありえないものを映し出せるカメラ・射影機を使い怨霊を除霊していく和風ホラーとしてプレーヤーを恐怖に陥れた「零」シリーズ。超能力をもった少年を主人公に、4人の少年少女が宇宙人・ギークの地球征服の野望を阻止するために世界中を冒険する「MOTHER2 ギーグの逆襲」をゲストとともに掘り下げます。

　また、シーズン2開始に当たり、ファイナルファンタジーシリーズでキャラクターデザインやイメージイラストを手掛ける天野喜孝氏が番組のイメージイラストを作成。イラストではRPGやアドベンチャー、ミステリーやホラーなどのさまざまなゲームを表現。中央にたたずむ女神は番組のモチーフである“ゲノム（らせん）”に包まれ、古今東西のゲームが過去から現在、未来へ文化を継承していく存在として描かれています。

　天野氏は「番組サイドの熱意にほだされ、引き受けました（笑）。自由にたくさんのキャラクターを描ける貴重な機会だったので、とても楽しい制作になりました。それらの“ゲームの精霊たち”を包み込むように、ゲームの女神が見守っているさまを描いています。宇宙を思わせる広がりを表現するために背景には濃紺を使い、女神を取り巻くらせんを水色にすることで、神話のような世界観をイメージしました。番組が届けようとしている“多様で豊かなゲームゲノム”を感じていただければうれしいです。このイラストがアニメーション化されるということで、そちらも楽しみにしています」とメッセージを送っています。

　さらに、番組の副音声では大人気YouTuberでゲーム実況の第一人者である「2BRO.」の兄者、弟者、おついちの3人が番組の実況を担当。実況は地上波はもちろん、NHKプラスでも楽しむことができるので、1度目は地上波で、2度目はNHKプラスの副音声で視聴が可能です。

「2BRO.」からのメッセージが到着！

兄者

　オファーがあった時はうれしかったですね。「とうとう僕らもNHKデビューか！」と。番組はすごく丁寧に構成ができているから、見ていてめちゃくちゃ面白かったですね。ゲームをよく知らない人にもお勧めできる内容だなと感じました。ぜひ1周目は主音声で番組を楽しんでもらって、2周目は「NHKプラス」の副音声で僕たちの実況を聞いてもらいたいです！

弟者

　普段のゲーム配信とは違う形だったので、初めはちょっと緊張したんですが…知り合いでもある三浦大知くんがMCなので、いざ録り始めたらあっという間でした。収録を進めるうちに“あらためて自分は根っからのゲーム好きだったんだな”と気付かせてもらいました。ぜひ多くの方に見てほしいです。

おついち

　VTRの作りからゲームに対する並々ならぬ情熱が伝わってきて、担当ディレクターそれぞれの「この作品が好きだ！」という思いを感じました。時々「へぇ～」と見入って実況を忘れてしまいそうな時もあったり（笑）。自分たちにとっても初めての試みだったので、いつものゲーム実況と違う「2BRO.」になっていると思います。