「ブギウギ」出演中の黒田有、「愛助役の水上恒司さんが結構いじってきよるんすよ(笑)」2023/12/26
NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「ブギウギ」。大正の終わりごろ、大阪の下町にある小さな銭湯の看板娘で、歌って踊るのが大好きな天真らんまんな女の子・花田鈴子が、小学校を卒業し歌劇団に入団。さまざまな困難に見舞われながらも大スター歌手への階段を駆け上がっていく物語だ。今回は、村山興業の東京支社長・坂口役の黒田有が、役柄への思いや作品の見どころを語った。
本作への出演が決まった際の気持ちを問われると「母が生前欠かさず朝ドラを見ていました。だから誰よりも『ブギウギ』の出演を喜んでくれるだろうと、ありがたく引き受けさせていただきました。母はこれまでのどの仕事よりも喜んでいると思います。脚本家の足立紳さんとは公私共にご縁がありまして、坂口役は当て書きで書いてくださったと聞きました。僕がしゃべりやすいように書いてくれた感じがします」とコメント。
自身が演じる役柄については「坂口は村山興業のたたき上げで、実力のみで東京支社長にまで出世した人。こわもてで厳しいと聞いていたのですが、話が進むにつれてどんどん地位も名誉もなくなっていきます(笑)。坂口として“肝”だと思ったのは、福来スズ子(趣里)への態度がコロッと変わるシーン。役者じゃないなりに精いっぱいやらせてもらいました。見ている方が『こういうおっさんいるよね』と思ってくださったらありがたいです。セリフで印象的なのは、よく出てくる『家族みたいなもん』という言葉。村山興業の社員と同じように、僕ら芸人も先輩後輩の縦のつながりや絆がすごく強いので、そういったことをセリフの中に散りばめていただけたのは一芸人としてうれしかったです」と語った。
さらに、共演者の印象や撮影現場の雰囲気について尋ねられると「僕は途中から撮影に参加したので、もう出来上がっているチームワークの中に転校生みたいな気持ちで入っていったんですが、皆さんにフォローしていただいて楽しくやらせてもらっています。村山愛助役の水上恒司さんが結構いじってきよるんすよ(笑)。でもそうやってコミュニケーションをとっていると、声の質やしゃべる間が分かってきて、セリフ覚えも全然違ってくるんですよね。そもそも僕はセリフ覚えがとても悪いので、本当に皆さんに迷惑をかけていますが、いい経験をさせていただいています」と感謝を述べた。
最後に視聴者に向けて、「今ドラマは戦時中の物語ではありますが、『ブギウギ』はタイトルやポスターの雰囲気からも伝わるように、決して暗い話ではなく、人のつながりや家族愛をうまく表現されている作品ですので、そういうところを見ていただけたらすごく面白いと思います。ぜひご覧ください!」と呼び掛けている。
【番組情報】
連続テレビ小説「ブギウギ」
NHK総合
月~土曜 午前8:00~8:15ほか ※土曜は1週間の振り返り
NHK BSプレミアム・NHK BS4K
月〜金曜 午前7:30〜7:45ほか
NHK担当/kizuka
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