森川葵×中尾暢樹×結木滉星×中村里砂による「攻めた作品」! こじらせた大人の恋愛ドラマ「カカフカカ」特別座談会2019/04/24
累計170万部突破の大人気コミック「カカフカカ」。初体験の相手である元カレに偶然シェアハウスで再会した主人公が、ここ2年ほど“たたない”ことに悩む元カレに「添い寝するだけ」の関係を求められるという、複雑な大人のラブストーリーです。
このたび「カカフカカ-こじらせ大人のシェアハウス-」(MBSほか)として、主人公の寺田亜希役に森川葵さん、亜希の元カレであり小説家の本行智也役に中尾暢樹さんを迎え実写ドラマ化! MBSがおくる新設ドラマ枠「ドラマ特区」の第1弾作品として、4月25日から放送がスタートします。さらにシェアハウスの住人として、かつての本行の担当編集・長谷太一役には結木滉星さん、本行の熱狂的なファンで、後に亜希が同じ職場で働くこととなる栗谷あかり役には中村里砂さんが出演決定。
微妙な「添い寝するだけ」の関係を始める2人と、ややこしいことが起こる予感しかない4人が同居するシェアハウス。ここではそんなシェアハウスの住人を演じる森川さん、中尾さん、結木さん、中村さんによる特別座談会の模様をお届けします。
「またもやもやした恋愛してるな~って(笑)」(森川)
──「カカフカカ」は「体だけ」「心だけ」と割り切れないいびつな恋模様を描いた作品ですが、台本や原作を読んでみての感想をお聞かせください(取材は撮影に入る前に実施)。
森川 「結構攻めてる作品だな…と思いました。女性が主人公の少女漫画なのに、男性の悩みに踏み込んでいるんですよね。あと、初めて台本を読んだ時に亜希に対して共感できる部分がすごく多くて、この作品を読んで私みたいに共感している人ってたくさんいるんだろうなって思ったんです。そこがすごく魅力的に感じました」
中尾 「僕も、今までにない攻めた作品だなって思いました。僕は“ED男子”の本行を演じるんですけど、傍から見たら笑えるかもしれない、でも実際にそういう2人の関係になった時、彼は本当にそれが悩みで。本行と亜希の関係って一般常識から見たらおかしいんですけど、2人の温度感だったり、そういうところが特別なんですよね。一つのちゃんとした物語として成立していると僕は思ったので、本行の持つ不思議な雰囲気をいかに出していけるかが勝負だなと思っています。あとは、現場で“たたない”ようにできるか…」
一同 「(笑)」
中尾 「それだけですね(笑)」
結木 「僕も初めて原作を読んだ時に、攻めてるな、ぶっ飛んでるなと思ったんですけど、今のインタビュー中の雰囲気でも分かるように、本行役の暢樹がぶっ飛んでいるので(笑)」
一同 「(笑)」
結木 「そこは問題ないと思います(笑)。恋愛面はもちろん見どころではあるんですけど、4人が出会って、どういうふうに影響を与えて、与えられて、考え方が変わっていく様子も見どころの一つだと感じました。僕が演じる長谷に関しては、本行と亜希に出会って自分が自分じゃなくなっていく様子が描かれています。自分を取り乱していく長谷を演じるのは簡単じゃないかもしれないけど、やりがいがありそうだなと思いますし、個性豊かな4人なので撮影が楽しみです」
中村 「原作を読んで、あかりという自分のキャラクターのことが本当に大好きになりました。ほぼこの4人でストーリーが展開していくということで、個性的なキャラクターとしてこのシェアハウスをかき乱していく役になりたいなって思っています。あと、お互い『好き』と言っていないのにそういう行為をしたりとか、付き合っていないのに『結婚しよう』と言ったりするのを見て、『好きってなんだろう?』『付き合うってなんだろう?』と考えさせられました」
──4人で顔合わせをされて、今の印象はいかがですか?
中尾 「(結木さんの方を見て)……2個上ですっけ?」
結木 「2個上ですよ! 聞かれるの、3回目くらいなんですけど!(笑)。全然覚えてくれない~(笑)」
一同 「(笑)」
結木 「ナメられてます(笑)」
中尾 「中村さんは初めてですよね!」
中村 「はい。私は皆さんとの共演は初めてです」
森川 「私、里砂さんはずっと雑誌で見てたし、Instagramもすっごい見てて、『かわいいな~』って思ってました。生で見ても本当に変わらないから、『こんな人が存在するんだ~…』って…。奇跡の天使だなって」
中尾 「奇跡の天使!(笑)」
中村 「ありがとうございます(笑)」
森川 「先日本読みをしたんですけど、里砂さんは独特の間があるというか、自分の意見をはっきり伝えるところがあかりっぽいなと思いました」
中村 「森川さんは見た目から何から亜希そのものですよね。本読みの時には既に仕上がっていて、撮影がすごく楽しみになりました」
中尾 「僕についてはどうですかっ!?」
一同 「……」
中尾 「滉星助けて!(笑)」
結木 「(笑)。本行と雰囲気が合ってるし、僕は共演させてもらうのが3回目なので、安心感がありました。すごく頼れるなって」
中尾 「頼れる後輩?」
結木 「そう、頼れる後輩」
中尾 「お世話してます、先輩を(笑)。長谷は本音を言わなかったり、いきなり『結婚しよう』と言ったりする変わったところのある役なので、演じるのが難しそうだなと思いつつ…。滉星も滉星でちょっとぶっ飛んだところがあるので、ぴったりの役だなと思いました。葵ちゃんはこのために髪を切ったんだよね」
結木 「ビジュアルが亜希にそっくり!」
森川 「(少し照れながら髪を触る)」
中尾 「亜希が心の声をしゃべるシーンが多いんですけど、その時のテンションが僕、好きで。その落差も楽しんでもらえるんじゃないかなと思います」
──森川さんと中尾さんは、2018年にもドラマ「文学処女」(MBS/TBS)で共演されました。その時は中尾さんが森川さんに片思い、結果振られてしまうという立場でしたが、本作でも共演されるということでいかがですか?
森川 「またもやもやした恋愛か~…って(笑)。くっつきもしないし、お互いの気持ちがきれいに通じるわけでもないし、どちらかがすっごく好きで真っすぐ突っ走っていくわけでもないし…。また私、もやもやした恋愛してるな~って感じです(笑)」
中尾 「前回は僕、そんな葵ちゃんに振り回されてたんですけど!」
森川 「振り回した記憶がない…」
一同 「(笑)」
中尾 「『文学処女』では、城田優さんと葵ちゃんに振り回されてました!(笑)。今回は僕が振り回す方なので、『文学処女』も見てくださった方にはその関係性の違いも面白いと思いますし、結構攻めたシーンも多いので、知ってる人が相手で良かったなと思います」
森川 「一緒にやってきた経験があるので、信頼関係がありますね」
中尾 「うん。本当に助かります!」
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