魚谷侑未がマージャン「モンド王座」に挑戦！「推しメンを見つけてみてください！」【インタビュー】2023/12/26

スペシャルインタビュー／“最速マーメイド”魚谷侑未プロ雀士（モンド麻雀プロリーグ22／23　第19回モンド王座決定戦）

　麻雀（マージャン）対局番組の老舗といえば、MONDO TVで放送している「モンド麻雀プロリーグ」。「モンド王座」を頂点に、「女流モンド杯」「モンド杯」「名人戦」で麻雀プロたちが熾烈（しれつ）な対局を繰り広げている番組だ。今回、「第20回女流モンド杯」で優勝した魚谷侑未プロが「モンド王座」に挑戦する。そこで、日本プロ麻雀連盟に所属し、“最速マーメイド”と呼ばれる魚谷プロにインタビュー。これまで「モンド王座」では前人未踏の4回の優勝を成し遂げている魚谷プロに、意気込みや、マージャン、プライベートについても語ってもらった。

── まず、魚谷プロにとって「モンド麻雀プロリーグ」とは、どのような大会といえるでしょうか？

「『モンド麻雀プロリーグ』の魅力は、カテゴリーごとでマージャンをしているので、とても分かりやすい対局番組だという点かと思います。女流モンド杯は女性同士の対局、モンド杯は男性トッププロの対局で、名人戦はマージャン界を引っ張ってきた方たちの渋いマージャン。自分の興味のあるところから見ることができるので、とても面白い対局番組だと感じています。そして、この三つのリーグ優勝者と前年度の王座が闘うのが『モンド王座』。私にとっては、特別な対局番組といえるでしょう。初めて王座を獲得した時は、オーラスでハネマンを積もるという劇的な勝ち上がりで優勝を収めることができました。それまで私は、ライト層のマージャンファンの方たちには覚えが悪い存在でした。でも、『モンド王座』でドラマを作り、王座を獲得したことで、多くの方に認知していただくことができました。これからも私にとっては特別な対局番組であり、それは一生変わることはありません」

── 第20回「女流モンド杯」に優勝した魚谷プロは今回、「モンド王座」に挑みます。前年度も第18回王座として「モンド王座」に出場されましたが、今回、前年度と同じ清水香織プロ、白鳥翔プロと対戦いたします。お二方の印象はいかがでしょうか？

「現『モンド王座』の清水プロは攻撃に特化したマージャンを打ちます。波に乗ると上昇気流に乗っていく方なので、ハマると抑えられないという印象が強いですね。白鳥プロは、若手の中ではトップ5に入る打ち手だと思っています。もしかしたら見ている方たちは、どうして強いのか分からない方もいるかもしれません。オーソドックスなマージャンではあるのですが、自分の読みを信じ、ほかの人には気付かないようなことを積み重ね、闘っていくタイプなので。とても丁寧で緻密なマージャンを打つ雀士です」

── そんな中で、ご自身のマージャンの強みはどこにあると思いますか？

「私のマージャンの強みは、一打一打に人生を懸けて打っていることだと思います。大事な局面では本当に魂を削り、マージャンと向き合って打っているので、そういう私の思いが、対局番組を見てくださる方たちにも伝わったらうれしいです」

── プロ雀士の方たちの中で、魚谷プロが憧れる雀士というと？

「最初に私が見た対局番組も、『モンド麻雀プロリーグ』でした。その時、二階堂亜樹プロを見て、“こんなにかわいいプロ雀士がいるんだ！”ということに驚きました。また、解説をされていたのが、森山（茂和）会長。歯に衣（きぬ）着せぬ解説で、駄目なところは駄目とはっきり否定しているところが、とてもすてきでした。あと、初めてお会いしたプロ雀士の方が土田浩翔プロ。背が高くて、紳士な対応でとても魅力的な方だなと思いました。私も“すてきな方だな！”と思われるマージャンプロになるため、切磋琢磨（せっさたくま）していこうと強く思っています」

── 最近ではMリーグの影響で、マージャンのイメージも変わり、プロ雀士を目指す女性の方たちも増えています。

「マージャンといえば、以前はアウトローな世界のイメージがあったんですが、最近は本当に変わってきたなと思います。先日、新潟で映画館を貸し切り、パブリックビューイングで観戦するというイベントに行ってきました。その時、お客さんの大半は女性だったんです。これが私の中ではとても衝撃的で。マージャンは男性で、かつちょっとおじさんのファンが多かったのですが、こんなにマージャン好きな女性がいるんだと驚きました。麻雀はもともとすごく楽しいゲームなので、この先はよい未来しか見えないなと思っています」

── 「モンド麻雀プロリーグ」を見たことのない方は、どのような見方をすればいいですか？

「正直、マージャンのルールは複雑なので、まだ対局番組を見たことのない方にとっては、とてもハードルが高いと思います。なので、推しメンを作るのがいいかな、と。このプロの方、カッコいいな、かわいいな、から始めてもいいんじゃないでしょうか。そこから、ちょっと見てみようかなという気持ちで見ていただけると、少しずつマージャンのルールも分かってくると思います」

── では、魚谷プロがおすすめする雀士というと？

「『女流モンド杯』でいうと、東城りおさんや高宮まりさん。グラビア方面でも活躍されている女流プロの方もいらっしゃいますし、女流プロは本当にかわいい方ばかりですから。モンド杯に出場されている方でいうと…男性は個性のある方が多くて（笑）。その中で、おすすめのイケメン雀士というと、白鳥プロですかね（笑）」

── ところで、最近ハマっていることはありますか？

「実は自転車にハマりまして。電動のスポーツタイプの自転車とロードバイクを購入し、サイクリングを楽しむことが多かったんです。ただ、先日、落車してしまい、ちょっとだけ自転車とは距離を置いていて（笑）。あとは『マーダーミステリー』という推理ゲームにもハマっています。実際に店舗でやることもあり、とても楽しんでいます」

── 最後に「モンド王座」に向けての意気込みと、2024年から始まる第21回「女流モンド杯」に向けて、一言お願いいたします。

「前回の『モンド王座』では最終戦で国士無双をあがりましたが、その時にはもう遅く、優勝することはできませんでした。今回は必ず勝ちますし、その自信もあります。そして『女流モンド杯』では2連覇を目指し、頑張ります。ぜひ、対局を楽しみにご覧ください！」