「こういうのがいい」西山潤×田中美麗を直撃! 2人が考えるフリーダムフレンドの条件…西山が“絶対に譲れないポイント”とは?2023/10/29
――お二人は今作が初共演になりますね。撮影期間で距離は縮まりましたか?
西山 「だいぶ縮まったと思うんですけど、どうですか?(と田中さんの方を見る)」
田中 「縮まりましたね〜。裸に近い関係といいますか」
西山 「裸の付き合いならぬ、“ベッドシーンの付き合い”というかね(笑)。クランクインがラブホテルだったので、そこから入れたことも結構大きかったです。会って2回目で『いきなりベッドシーンでどうなるんだろう』と緊張もしていたのですが、初っぱなでいきなりベッドシーンだったことは大きかったですね」
――お互いの第一印象はどんな印象を持たれていましたか?
西山 「めっちゃ緊張してたよね?(笑)」
田中 「(小声で)してました…(笑)」
西山 「めちゃくちゃ緊張されていて、目も合わせてくれなかったんですよ(笑)。僕が『西山潤です。よろしくお願いします』とお辞儀したら、下の方を見ながら『あ…田中美麗です』とあいさつされて。『あれ、緊張されているのかな?』と思いながらも、クランクインして砕けたら変わるかなと思っていたのですが、撮影の1カ月で仲良くなれるのか、実は不安なところがありました(笑)」
田中 「私自身、こんな大役をいただいたことがなかったこともあって、プレッシャーというか『頑張らなきゃ!』と意気込みすぎてしまっていたんですね。自分でも自分じゃなかったみたいで、『頑張ろう』という意思が強すぎて何も見えていなかったんだと思います」
――田中さんにとっては休業明け1発目のドラマになりますね。
田中 「そうなんです! それもあって、意気込みすぎちゃったかもしれないです」
――実際に撮影を終えてみていかがですか?
田中 「あっという間でした! でもすごく濃くて、『半年ぐらい一緒にいたような感覚だね』と毎回メークさんやスタッフさんと話しているぐらい一日一日が濃厚で充実していて、現場も和やかで皆さん優しい方々ばかりだったので、終始楽しく撮影できました」
――西山さんは本作が初主演作ということで、座長という立場でもあったかと思います。
西山 「最初に聞いた時もうれしかったですし、僕自身、芸歴だけで言うと少しだけ長くやってきている中で初主演として現場に入ったので、結構張り切っていたんです。『座長っぽく立ち振る舞おう』『クールにいこう』と“座長感”を出そうと思っていたのですが、全然そんなことはなく、ただヘラヘラしているような座長になってしまっていました(笑)。でも『こういうのがいいか』と思っていましたね(笑)」
田中 「そんな座長に私は助けられていたので、ヘラヘラしているなんて思ったことはないです。役に向かう姿勢だったり、カメラが回っていないところでの西山潤としてのたたずまいも勉強になりました。『これが芸歴の違いか!』と思うぐらい学ばせていただけることが多かったですし、助けられましたね。『背中を見てついていこう!』という感じで、とても頼りにしていました」
西山 「いやぁ、本当に何もしてないんですけど(笑)」
田中 「とか言って〜(笑)」
西山 「美麗ちゃんとのシーンがほとんどだったので、楽しく撮影しながら熱量を持ってできたらというのはブレずにやれたので良かったです」
――作中では“フリーダムフレンド=フリフレ”がキーワードになってくるかと思いますが、初めて聞いた時はどんなことを感じましたか?
西山 「『さて、これははやるのか』と思いましたね。でも、今っていろいろな恋愛の仕方があるじゃないですか。そういう中で、フリフレというワードははやる・はやらないは別として、共感してくれる人もたくさんいるのではないかと思いました」
田中 「私は『おぉ!』と思っちゃいました。世間一般的にはセックスフレンドみたいなものがあるじゃないですか。でもそれって『なんかちょっとな』と思うんですよ。でも“フリーダムフレンド”というワードは気軽に言えますし、正直、私は『いいかも』と思っちゃいましたね」
――原作を読み込んでいくうちに、フリフレへの理解も深まりましたか?
田中 「本当にその通りで、第一印象は『エッチだ!』と思っていたのですが、読めば読むほど、一つ一つのセリフから『恋人とは?』と考えさせられる漫画だなって思うようになって。『これはみんなドラマを見た方がいい!』と思いましたね。映像で見ると、エッチだけではない、人間らしいすてきな何かが見られるのがいいなと思いましたね」
――あらすじだけ読むよりも、原作や映像を見ることでよりイメージもしやすくなりそうですよね。
西山 「間違いなくそうだと思います。あらすじだけ聞くと『そんな都合のいいことあるか!』と思うけど、実際に見てみると『こういうのいいな』『こんなのありなんだ』と思えると思いますし、その空気感は忠実に再現しているので、ぜひ見ていただきたいです」
――最後に、本作でのフリフレは「気負うことなくなんでも話せて、エッチも気楽にできる」という関係ですが、お二人にとってのフリフレの条件を何か一つ挙げるなら、どんなものにしますか?
西山・田中 「フリフレの条件…」
田中 「難しいな…でもやっぱり、相手と向き合うことじゃないですかね」
西山 「…というと?」
田中 「友香と村田ってエッチには貪欲だけど、お互いに相思相愛しているから他の人には手を出さないじゃないですか。お互いを求め合っているから他の人で欲を満たそうとしない。でも、それは村田と友香だからであって、もし友香じゃなかったら、違う人ともその欲を満たしてしまうのではないかと思うんですよ」
西山 「なるほど。第2のフリフレが出てくるか、出てこないか」
田中 「そうそう。でも、そうなってしまうといろいろと問題はあるんじゃないかと」
西山 「恋人は1人じゃないとダメだけど、セフレは1人だけっていう決まりもないじゃない? その間にあるフリフレは何人までなの?」
田中 「え〜と…フリフレは1人! だから、向き合うことが大事だと思うんです。ずっと自分でも疑問に思っていたんですよ。こんなにエッチが好きで、ずっとエロいことばかり考えているけど、恋人は作らないで村田とはフリフレの関係になる、でも村田のことしか考えていないんです。お仕事があって会えなくても『まぁいいか』で終わって、『じゃあ他のフリフレのところに行こう』という発想にならないのがこの2人の良さだと思うんですね。実は漫画を読んでいて『フリフレ第2号はいないのかな?』と気になったり、『村田のフリフレ2号は今下伊予さん(岸明日香)なんじゃないか!?』と思う瞬間があったんですよ」
西山 「そうはならないでしょ(笑)」
田中 「でも、そういう展開があってもおかしくない世界じゃないですか! フリフレってどこまでがフリフレなんだろうと思って、考えれば考えるほど(考えが)広がりますね。でも、フリフレは1人です!」
西山 「僕、フリフレのいいところでもある『干渉しすぎない』というところで一つ気になったところがあるんです。作中でもLINEを結構しているのに、『おはよう』とかって言ってないんですよ。でも、僕は『おはよう』は言いたい」
田中 「そこは譲れない?」
西山 「(キッパリと)譲れない。僕の中のフリフレはちょっと恋人寄りの感覚なので、『おはよう』は言いたいな。それ以外は自由! それがフリフレのいいところですから。変な話、恋人はできてもいいし、できたら関係は解消。作品の中でもお互いに恋人ができるかもしれないとなって『どう思う?』と聞いても『全然いいよ』と素直に言えるぐらいの関係なので、そこは自由でいいと思います。ただ、『おはよう』『おやすみ』だけは言いたい。難しいですね、これは」
田中 「このテーマは永遠にしゃべれるかもしれない」
西山 「撮影中もずっと『これはあり、これはなし』としゃべっていたんですよ。定義が新しいので、われわれが作っていかないと!」
【プロフィール】
西山潤(にしやま じゅん)
1998年7月12日生まれ、神奈川県出身。2006年に映画「サイレン~FORBIDDEN SIREN~」でデビュー後、映画「20世紀少年」(08〜09年)では主人公・ケンヂの幼少期を演じる。近年は「ドラゴン桜 第2シリーズ」「VIVANT」(ともにTBS系)、「初恋の悪魔」(日本テレビ系)、「ホスト相続しちゃいました」(フジテレビ系)、NHK大河ドラマ「どうする家康」などに出演。
田中美麗(たなか みれい)
1996年10月14日生まれ。埼玉県出身。2010年にアイドルグループ・SUPER☆GiRLSのメンバーとしてグループ活動をスタートさせ、2018年に卒業。主な出演作として、ドラマ「ファースト・クラス」シリーズ、「ようこそ、我が家へ」「ラーメン大好き小泉さん」(いずれもフジテレビ系)、「JKは雪女」(MBS)など。
【番組情報】
「こういうのがいい」
10月29日スタート
ABCテレビ
日曜 深夜0:55〜1:30
※放送終了後、TVerで最新話を見逃し配信
※DMM TVでは全話独占見放題
プレゼント】
サイン入り生写真を1名様にプレゼント!
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【締切】2023年11月25日(土)正午
【注意事項】
※ご当選者さまの住所、転居先不明・長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
※当選で獲得された権利・賞品を第三者へ譲渡、または換金することはできません。
※賞品をオークションに出品する等の転売行為は禁止致します。また転売を目的としたご応募もご遠慮ください。これらの行為(転売を試みる行為を含みます)が発覚した場合、当選を取り消させていただくことがございます。賞品の転売により何らかのトラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いませんので、予めご了承ください。
※抽選、抽選結果に関するお問い合わせにはお答えできませんので予めご了承ください。
取材・文/平川秋胡(ABCテレビ担当) 撮影/蓮尾美智子
西山潤スタイリスト/李靖華 西山潤ヘアメーク/長野一浩(MARVEE)
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