菊池風磨主演「ゼイチョー」、新副市長着任で市役所に波乱。滞納者は納税拒否の女性!?2023/10/21
菊池風磨さんが滞納している税金を徴収する“徴税吏員”を演じる連続ドラマ「ゼイチョー~払えないにはワケがある~」(日本テレビ系)の第2話が今夜10月21日放送。第2話では、住民税の納付が滞っているパチンコ店従業員・小沼真名美(田辺桃子)の元へ。菊池さん演じる饗庭蒼一郎とバディを組む新米徴税吏員・百目鬼花子(山田杏奈)の小学校時代の同級生だという彼女には、税金を払えない“ある理由”があり…。
住宅税や固定資産税など、私たちにも身近な税金を徴収する立場ながらも、ドラマなどではあまり描かれてこなかった“徴税吏員”という仕事。本作ではやみくもに税金を取り立てるだけでなく、市民たちの滞納せざるを得ない“払えない理由”、そして滞納者たちの心に寄り添っていく饗庭たち徴税吏員の姿を時にユーモラスに、時にハートフルに描いていく。
10月14日放送の第1話では、和菓子店「喜泉」の店主・泉喜和(笹野高史)のもとを訪問した饗庭と華子。店の借金返済に苦しみ、住民税を3年間滞納していた泉だったが、分割返済も可能な中、40万円超の滞納金を一括で返済する。「払ってもらえてよかった」と喜々とする華子に対し、一括で返済されたことが気にかかる饗庭は華子を連れ、泉の自宅を訪れる。そこで、泉が首を吊っているところを発見。泉は一命を取り留めるが、饗庭は泉が語っていた「少しだけ苦労している取引先」が気になり…。
第1話の終盤、住民税を滞納していた泉が自宅の固定資産税はしっかりと納め続けていた理由が、10年前に亡くなった妻が大切にしていた庭を手放したくなかったからだと知った饗庭は、自宅や店舗を担保にする、自宅を手放さなくても済む納付方法を提案。母子家庭で育ち、幼いころに自宅が税金の滞納で差し押さえられた過去を持つ華子の「お金のために死を選ぶなんてばかみたいです。疲れてしまったならそう言ってください。苦しい時には『助けて』って言ってください。勝手に死ぬ方が迷惑です。私たちに仕事をさせてください。私たちはそのためにいるんです」という真っすぐなメッセージは、泉だけでなく、視聴者の心にも届いたのではないだろうか。
さらに本作の軸となるのは、徴税吏員として活躍する饗庭の過去。実はかつて財務省の職員だったという過去を持つ饗庭だが、そんな彼の前に財務省時代の饗庭を知る男・相楽義実(本郷奏多)が副市長として現れる。第1話冒頭では、饗庭と相楽の財務省時代の同期・奥林礼二がビルの屋上から飛び降りる姿が描かれたが、彼がなぜそこまで追い詰められてしまったのか? 本作を通して描かれていくであろう、饗庭と相楽の因縁と、饗庭が徴税吏員になった理由は見逃せないポイントだ。
10月21日放送・第2話
饗庭が勤めるみゆきの市役所に、財務省から出向してきた相楽が副市長として就任する。就任初日から市の税収減を厳しく指摘する相楽に、市長、納税課長も戦々恐々。一方、相楽とは財務省時代の元同期だった饗庭は、相楽と華子の意外な関係を知って驚く。
饗庭と華子は、昨年から住民税を滞納しているパチンコ店従業員・真名美の元へ徴収に向かう。今まで再三にわたる督促状や催告書を無視している真名美は、華子の顔を見るなり「復讐(ふくしゅう)に来たんでしょ?」と言い放つ。実は、真名美と華子は小学生時代の同級生で、真名美は華子をいじめていたという因縁があった。納税を断固拒否する真名美は、生活保護受給者や高齢者が、生活保護や年金でパチンコをしていることが許せないと語る。恋人・内田卓也(戸塚純貴)と同棲中の真名美は経済的な問題はなさそうに思え、家宅捜索も可能だが、饗庭と華子はできれば納得した上で納税してもらいたいと思案する。
【番組情報】
「ゼイチョー~払えないにはワケがある~」
日本テレビ系
土曜 午後10:00~10:54
日本テレビ担当 K・T
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