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平手友梨奈が明かす、演じる役の“お手本”の存在「すごくヒントをもらっています」 「うちの弁護士は手がかかる」インタビュー2023/10/20

平手友梨奈が明かす、演じる役の“お手本”の存在「すごくヒントをもらっています」 「うちの弁護士は手がかかる」インタビュー

 放送中のドラマ「うちの弁護士は手がかかる」(フジテレビ系)に出演中の平手友梨奈さん。ムロツヨシさんが主演を務めるリーガルエンターテインメントで、優秀なエリートでありながらも猪突猛進な性格で空回りしてしまい、弁護士として全く成果が出せていない新人弁護士・天野杏を演じています。

平手友梨奈が明かす、演じる役の“お手本”の存在「すごくヒントをもらっています」 「うちの弁護士は手がかかる」インタビュー

 元芸能マネジャーから突如新人パラリーガルとなり、杏とバディを組むことになった主人公・蔵前勉役のムロさんのほか、期待して採用したものの杏に手を焼く法律事務所の所長・香澄今日子役の戸田恵子さん、事務所で働く弁護士役の松尾諭さん、村川絵梨さん、パラリーガル役の酒向芳さん、日向亘さんらと共に、1話ずつ丁寧に作り上げている本作。ここでは平手さんに、役作りや杏という役の魅力についてお聞きしました。

杏役には“お手本”が「すごくヒントをもらっています」

平手友梨奈が明かす、演じる役の“お手本”の存在「すごくヒントをもらっています」 「うちの弁護士は手がかかる」インタビュー

――10月9日に行われた舞台あいさつでは、ムロさんが「たくさんコミュニケーションをとりながら撮影しています」とお話されていました。第1話を拝見して、皆さんの和気あいあいとした雰囲気も伝わってくると感じたのですが、どんなやりとりが繰り広げられているのでしょうか?

「ムロさんとは、作品の話をしている時間が一番多いです。蔵前さんと杏ちゃんの関係性や距離感について話をしたり、お互いのアイデアや『こうしたいと思いますが、どうでしょうか?』といったディスカッションをしたり。あとは舞台あいさつの時にも話題になったのですが、意外と中身のない会話をしています(笑)」

――ムロさんからは「平手さんからもたくさんアイデアを出してくれて、それがうれしい」という言葉もありました。

「ムロさんはそう言ってくださるのですが、やっぱりムロさんが一番アイデアを出してくださっています。本当にいろいろ考えて、それを私に伝えてくださっていて。あとは監督やプロデューサーさんも含めた4人で話したり、共演者の皆さんと話し合うことも多いです」

――試写会後は、「(平手さんは)杏ちゃん役にぴったり」というコメントをたくさん拝見しました。ご自身としては、杏という役における手応えや、イメージをつかんだと感じる瞬間はありましたか?

「実はこのドラマの現場のスタッフさんに、私が杏ちゃんのイメージモデルにしている方がいらっしゃるんです(と平手さんが答えると、スタッフ陣から笑いが巻き起こる)」

――スタッフさんたちが楽しそうに笑っています(笑)。

「皆さんはどう思っていらっしゃるのか分かりませんが…(笑)。あくまでも私は(取材に立ち会っている、あるスタッフさんの方をチラッと見ながら)、その方からすごくヒントをもらっています」

――まさかこんなに近くに、モデルにしている方がいらっしゃるとは思いませんでした(笑)。ヒントをもらっているというのは、例えば動きとかでしょうか?

「動きもですし…。ほとんどすべてです(笑)」

――スタッフの皆さんが大笑いしています(笑)。

「どこ、というよりは、さまざまな部分で参考にさせていただいています。台本に書かれているセリフは文字だけなので、それがどういう言い方、どういうニュアンスなのかを考えるんですけど、その方をイメージすると、セリフが頭の中で再生されるようになっていて…(笑)。杏ちゃんのお手本です」

杏の成長物語と、役の魅力

平手友梨奈が明かす、演じる役の“お手本”の存在「すごくヒントをもらっています」 「うちの弁護士は手がかかる」インタビュー

――第1話を拝見して、これから3カ月間、杏というキャラクターがいろいろな人と関わりながら、どう変化していくかも楽しみだなと感じました。

「いろんな人と関わっていくこともそうですし、蔵前さんと2人で過ごす時間が長ければ長いほど、きっと杏ちゃんも何かを学んでいくと思います。自分としても、『杏ちゃんの成長物語がどうなっていくんだろう?』という部分に興味がありますね。変化していく杏ちゃんを演じることも楽しみですし、先々の台本は私もまだ読んでいないので、どんなふうに変わっていくのかも楽しみにしています。そのあたりも丁寧に描いていきたいと思っています」

――反抗的な態度をとったり、コミュニケーションが苦手な部分がありながらも、どこか憎めないキャラクターですよね。

「正直で純粋な子なので、私の中ではかわいらしいなと思う面がたくさんあります。本当にピュアな子なんです」

――常にオレンジ味のグミを持ち歩いているのも、杏のかわいらしい部分の一つ。平手さん自身は、常に持ち歩いているものはありますか?

「私はリップと目薬です。乾燥が気になるので、常に持ち歩いています。ただそこまでこだわりはないので、いつも使っているものがなかったら、違うメーカーのものでも大丈夫です(笑)」

平手友梨奈が明かす、演じる役の“お手本”の存在「すごくヒントをもらっています」 「うちの弁護士は手がかかる」インタビュー

【プロフィール】

平手友梨奈(ひらて ゆりな)
2001年6月25日生まれ。18年、映画「響-HIBIKI-」で映画初主演を務め、「第42回日本アカデミー賞」新人俳優賞、「第31回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」新人賞を受賞。主な出演作は、映画「さんかく窓の外側は夜」「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」、ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)、「風の向こうへ駆け抜けろ」(NHK総合)、「六本木クラス」(テレビ朝日系)など。女優としても活躍の場を広げるほか、パリコレクションのオープニング映像にモデルとして参加するなど、多方面で注目を集めている。

【番組情報】

「うちの弁護士は手がかかる」
フジテレビ系
金曜 午後9:00~9:58

取材・文/宮下毬菜(フジテレビ担当)



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