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エバースが本音を告白!? 冠特番「エバース漫才記」で新作ネタ3本に挑戦!2025/02/19

エバースが新作ネタ3本に挑戦した冠特番「エバース漫才記」をチャンネルNECOで放送!/TVガイドWebスペシャルインタビュー

 「NHK新人お笑い大賞」「M-1グランプリ2024」「上方漫才協会大賞」など、さまざまな賞レースをにぎわせているエバース(佐々木隆史、町田和樹)。間もなく映画・チャンネルNECOで放送される冠特番「エバース漫才記」では彼らの新作漫才が見られるのだが、その撮影はなかなか過酷だったようで…?

90分の冠特番で未知の世界を体験!

佐々木 「『エバース漫才記』では1時間で新ネタ1本を作らなきゃいけなかったので、だいぶ頑張ったのかなと。芸人なら、すごいことをしてると思ってくれる番組になっているはずです」

町田 「朝から1時間ロケして1時間でネタを作って披露して…これを3回繰り返しているんです。しかも1日で! これ書いといてください」

佐々木 「全部終わったのは22~23時くらいで」

町田 「1本目終わったあと震えました。“あと2回やるの?”って」

佐々木 「カロリーの高い仕事が終わった時の、“あぁ終わった”っていう安堵(あんど)感ってあるじゃないですか。1本目が終わった時点で、その感覚でした」

エバースが本音を告白!? 冠特番「エバース漫才記」で新作ネタ3本に挑戦!

町田 「僕らネタ作りは100対0で、佐々木が作っているんです。いつもはちょっと話すこともありますが、今回は時間がないから佐々木が全部決めてくれて」

佐々木 「普段は『どう思う?』くらいは聞くのですが、今回は町田に割いている時間がなかった。バーっと決めたらぶっつけ本番っていう感じだったから」

町田 「佐々木がネタを考えている間は“ここのコーヒーおいしいな”とか“あ、まぐろ丼がある店なんだ。今度来たいな”みたいなことを、ぼけーっと思っていました。ロケも楽しかったのですが、メイドカフェでメイド服を着たのはさすがに恥ずかしかったですね。メイドの皆さんは小柄でかわいらしいのに俺だけデカ過ぎて。茶道も初めてでしたし、忍者もガチでやっている方々なので、いろんな体験ができてよかったです」

エバースが本音を告白!? 冠特番「エバース漫才記」で新作ネタ3本に挑戦!

佐々木 「僕は“これ、ネタに使えるのかな?”とかずっと考えていたので、心から楽しめる時間はなかったですね。神保町よしもと漫才劇場で『Jimbochoお題ネタバトル!』っていうライブをやっていて。作家さんに決められたお題で10~15組が漫才を作ってバトルするライブに、僕らずっと出演しているんです。だから決まったお題を基に漫才を作ることには割と慣れていたのですが、ロケの中で体験したことも含めて作るのは新鮮でした。一緒にロケした方々に漫才を見てもらうので、撮影中に盛り上がったところを入れたら、そんなにウケなくて。でも、皆さん温かかったです」

町田 「今後につながりそうなネタもあったんじゃない?」

佐々木 「そうだね。改良はもちろん必要ですが、茶道のネタは寄席でやってもいいのかなって。なんなら、今年の単独で改良してやろうかなと思ったりしていますね」

エバースが本音を告白!? 冠特番「エバース漫才記」で新作ネタ3本に挑戦!

町田 「この特番は『このしゃぶしゃぶ、エバースしますか?』(Lemino)、『エバースの知らぬが冠』(テレビ朝日)に続いて3本目の冠番組。しかも90分2人だけってうれしいですよね」

佐々木 「冠番組があってすごいなって言われるんです。もちろんうれしいのですが、そのすごさがよく分かってないところもあって」

町田 「そうだな。けど、テレビにあんまり出てないのに冠やらせてもらっているのは、確かにすごいことなのかもしれない。今後はバラエティーはもちろん、いろんなことをやっていきたいです。テレビに関しては特に何ができるか分からないので、いろいろと挑戦できたらなと」

佐々木 「うん。例えばドライブする番組ってあるじゃないですか」

町田 「車中も撮って?」

佐々木 「そうそう。町田が実家に住んでいた頃、2人で実家の車に乗ってライブに向かっていたんですよ。だから、車に乗りながら2人でしゃべるみたいな番組は合っているかもしれないですね」

町田 「僕は今回のメイドカフェのように、他業種の女性とロケで絡んだら何か見つかるのかなって。(後ろで話を聞いていたスタッフがざわつき始める)…女性がいいな。(さらにざわつく)…変な意味じゃないです(笑)! 芸に生かすためですから!」

佐々木 「他業種の女性と絡むことが? 芸に生きるかは分かんないけどね(笑)。でもまあ、テレビにこびたくはないですし、腹の立つテレビマンがいたら、『じゃあ、別に出ないけど?』くらいのスタンスではいたいです。僕らは漫才があるので、漫才が面白ければ単独ライブに来てもらえますし、テレビに出なくても食いっぱぐれることはないと思っています。でも、テレビも提案されたらとりあえず全部やってみたいです。タカアンドトシさんに言われたんですよ。『とりあえず全部、全力でやってみる。そこで向き不向きが分かるから、1回やってみることが大事だよ』って」

佐々木 「タカトシさんも選ばずに全力でやって、どれが合うかが分かっていったと話していて。それを聞いて確かにと思ったんです」

町田 「だから提案されたものは全部全力でやっていきたいですね」

佐々木 「この番組もね。これに慣れたらどうなるんだろう…? 『M-1グランプリ』とか賞レースが全部終わってからならアリなのかな」

町田 「第2弾? レギュラーだとヤバいよな。1カ月に1回くらいだったらイケる?」

佐々木 「うーん…多いな」

町田 「じゃあ、2カ月に1回くらいか。とにかく時期だけです! そこを考えていただけるなら、またやりたいですね」

「エバース漫才記」を見てほしい芸人は?

エバースが本音を告白!? 冠特番「エバース漫才記」で新作ネタ3本に挑戦!

佐々木 「誰だろ? うーん…アズーロ24」

町田 「やめとけ(笑)。『TVガイド』さんなんだから、“誰?”ってなんないほうがいいんだよ。まあリアルなことを言うと、そうなんだけどさ」

佐々木 「アズーロ24が見て、漫才はこうやって作るんだってのを理解してほしいよね。見たよって言われてうれしいのは囲碁将棋さん。漫才師として好きですし、尊敬できる先輩の1組なので。町田は粗品さん(霜降り明星)じゃないの?」

町田 「…見てもらえたら、もちろんうれしいけど」

佐々木 「こび売っているみたいになるのは嫌か」

町田 「そうだな…ヨネダ2000ですかね。唯一といっていいくらい仲いい後輩ですし、意外と出た番組を見てくれていて。いつも『あれ見ました』って声を掛けてくれるんです」

【プロフィール】

エバース
・佐々木隆史(ささき たかふみ) 1992年11月6日生まれ。宮城県出身。A型。
・町田和樹(まちだ かずき) 1992年4月24日生まれ。神奈川県出身。B型。

2016年結成。「令和6年度NHK新人お笑い大賞」優勝、「M-1グランプリ2024」ファイナリスト。ラジオ「GURU GURU!」(木曜ナビゲーター/J-WAVE)などに出演中。

【番組情報】

「エバース漫才記」
映画・チャンネルNECO
2月21日 午後10:25~11:55

東京しゃべくり漫才の次期エースとうたわれるエバースが“オールラウンド漫才師”を目指す90分特番。メイドカフェ、茶道、忍者の世界を体験取材し、そこからインスピレーションを受けた3本の新作漫才を披露する。

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エバースが本音を告白!? 冠特番「エバース漫才記」で新作ネタ3本に挑戦!

取材・文/高本亜紀 撮影/Marco Perboni



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