「最高の教師」九条は運命を変えられるのか!? 自分を殺した“あの人物”がついに判明2023/09/23

　日本テレビ系で放送中の、松岡茉優さん主演の学園サスペンスドラマ「最高の教師　1年後、私は生徒に■された」が今夜9月23日に最終回を迎える。

　松岡さん演じる鳳来高校3年D組の担任教師・九条里奈が、卒業式の日に担任するクラスの生徒に校舎の上階から突き落とされ、1年前の始業式にタイムリープするところから物語が始まった本作。生徒の誰がこんなことをしたのか？　なぜ殺されなければいけなかったのか？　自分の死の未来を変えるために、「覚悟」を持って生徒と向き合ってきた。後半では、鵜久森叶（芦田愛菜）の転落死の真相、そして鵜久森がクラスメートや大人たちに何を残したのかが描れ、鵜久森をいじめていた主犯格の生徒を演じた加藤清史郎さんや茅島みずきさんをはじめ、當真あみさん、窪塚愛琉さん、奥平大兼さんら若手実力派キャストの体当たりの演技が話題を呼んだ。

　今夜放送の最終回では、九条の“運命の日”卒業式が描かれる。未来を変えるために“何でもする”と覚悟を決め、無自覚に人を傷つけ、自分を抑え込んできた3年D組の生徒の本心と向き合ってきた九条。迎えた卒業式の日、九条は最後に1周目の人生で自分を突き落としたと思われるある人物と向き合うために、1年前と同じ場所へ。そこで九条の前に現れるのは誰なのか？　そして、1周目の人生で自ら命を落とした日と同じ日に死亡した鵜久森が、死の直前に「明日が来るような実感がない」と語っていたが、九条は自らの運命を変えることができるのかが見どころとなる。重厚感あるテーマの中、九条夫婦のシーンや、九条と親友の早乙女智美（森田望智）と勝見夏穂（サーヤ）のシーンに癒やしと救いを感じていた筆者としては、九条を大切に思う人たちとの明るい未来を期待したいところだが、果たして、どのようなラストを迎えるのだろうか。

　先週放送の第9話の終盤、自室で日常に戻りつつあるクラスの様子を見ながら「私を突き落とした手の持ち主はあの人であることは間違いない」「これからの約半年、私はあの人のことを考え続けることになる」と発言していた九条。SNSでは、「生徒のことをあの人って言うかな？　もしかして大人？」との声も上がり、生徒の親や教師、これまで九条を優しく支えてきた夫の蓮（松下洸平）が犯人なのではという考察もあるが、教師たちは鵜久森の一件で生徒たちと本気で関わっていく決意をしており、さらに九条が目撃した犯人は高校の制服を着ていて、腕には「D組卒業おめでとう」のコサージュをつけていたことから、やはりD組の生徒と考えるのが現実的かもしれない。九条が最後におくる授業とは――最後の最後まで目が離せないこと間違いなしだ。

クロスオーバーするドラマ「最高の生徒～余命1年のラストダンス～」は感動の最終回へ

　「最高の教師」と同じ学校を舞台に紡がれてきたドラマ「最高の生徒～余命1年のラストダンス～」（日本テレビほか）もクライマックスへ。遺伝性の病気で余命1年と宣告された伴ひかり（畑芽育）は、卒業式を目前に控える中、ダンスグループ「Be:STAR」の仲間たちとダンスイベントに出ることを決める。イベント当日、藤原大志（山下幸輝）のもとにひかりの父・伴健（武田航平）から電話がかかってくる。そして、イベントの日から数日後、ひかりがつづっていた「みんなとさよならする前にノート」を見たBe:STARの6人は、それぞれひかりへの思いをはせる。そのノートには一つだけチェックのついていない「やりたい」ことが記されていて…。1年間を精いっぱい駆け抜け、自分が生きた証しを残そうとしてきた“最高の生徒”ひかりと、その仲間たちが起こした奇跡とは？　こちらも見逃せない。