富栄ドラム、エキストラ応募からレギュラー出演に!「自分が今、ここにいるというのが、いまだに信じられないです」――「VIVANT」インタビュー2023/09/09
TBS系で放送中の日曜劇場「VIVANT」。本作は、堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、二宮和也、松坂桃李、役所広司といった日本を代表する俳優陣が豪華初共演を果たしているほか、数々の大ヒットドラマを手掛けてきた福澤克雄監督がテレビドラマの新時代を切り開く、前例のないエンターテインメントを作り上げる“限界突破!アドベンチャードラマ”です。
ここでは、野崎守(阿部)の仲間で、愛嬌(あいきょう)たっぷりの芝居で一躍本作の大人気キャラクターとなったドラムを演じる、富栄ドラムさんのコメントをお届けします。
――出演が決まった時の感想をお聞かせください。
「当初、僕はエキストラのオーディションに参加していました。福澤監督の作品ですので、何とか選ばれたいと思っていたら、どんどん話が進んで。まさかレギュラー出演できることになるとは夢にも思いませんでした」
――俳優の道に転身されたきっかけは何だったのでしょう?
「子どもの頃からTVドラマを見るのが好きで、憧れは強く持っていました。また、相撲を辞める時に、それまで努力してきたこと、経歴も含めて自分の見た目や運動神経を生かしたいと考えた時に、俳優が頭に浮かびました。去年の今頃は、まさか自分が堺さんたちと一緒の画面に映って演技をするなど想像すらしていませんでした。自分が今、ここにいるというのが、いまだに信じられないです」
――モンゴルでの撮影で印象に残っているエピソードはありますか?
「第1話の登場シーンで運転していますが、実は事前の運転練習の時に、おなかがつかえてハンドルが回らなくなってしまったことがあって。そこから撮影までに必死にダイエットをしました(笑)。やせなかったら登場シーンが変わっていたかもしれません。阿部さんには何度も励ましの言葉をかけていただき、堺さんにはお芝居のことを相談させていただきました。二階堂さんは、僕のせいでカットがかかっても、優しくほほ笑んでくれて。経験のない自分が演じることができたのも、皆さんの優しさがあったおかげです」
――原作・演出を務める福澤監督の印象をお聞かせください。
「撮影前に福澤監督から『表情というのは気持ちで作る』と教えていただいたおかげで、何とかドラムらしい表情がつかめてきました。野崎さんやチンギスさん(バルサラハガバ・バトボルド)とのシーンでは、監督のイメージと違ったらどうしようという不安もありましたが、キャラが濃いと褒めていただき、とても自信につながりました。また、クランクインの前、素人の僕がいきなり現場に入って戸惑わないようにと、福澤監督の配慮でスタッフさんたちと親しくなる機会を与えてくださいました。スタッフさんたちと同じように赤坂に通い、行動を共にすることで早く溶け込めました。福澤監督は、僕にとても愛情を注いでくださり、本当に尊敬できる方です」
――本作を楽しみにしている視聴者の皆さまに一言メッセージをお願いいたします。
「堺さんたちがお芝居している後ろでの僕のしぐさなど、細部まで注目してくださっている視聴者さんがいらっしゃって、本当にうれしく思います。ぜひこれからの『VIVANT』も楽しんで見ていただければと思います」
【あらすじ】
テントは、テロや犯罪行為を他から請け負うことで収益を得て、その金でバルカ国内の孤児たちを救っていたことが判明。そんな中、ノゴーン・ベキ(役所)はノコル(二宮)に、ノコルが運営する会社で乃木憂助(堺)を働かせるようにと指示を出す。果たしてベキの真意は…。ベキのもと、協力体制を敷くことになった“宿命の兄弟”! そして乃木が知ることとなる、父・ベキの過去と、テント誕生の秘密とは!?
【番組情報】
「VIVANT」
TBS系
日曜 午後9:00〜9:54 ※9月10日は午後9:30〜10:49
TBS担当 A・M
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