【「仮面ライダーギーツ」SPインタビュー】「この経験を生かすか殺すかは自分次第」――簡秀吉と青島心が“ギーツのラスト”と“これからの未来”を語る2023/08/26
――簡さんから佐藤さん、星乃さん、杢代さんのお名前があがりましたが、ここまでを振り返って「仮面ライダーギーツ」チームの良さはどんなところに感じますか?
簡 「僕にとっては同年代のキャストが多いので、仲間でもありながら、ライバルでもあると思っていました。撮影所から出たら仲間ですけど、撮影所に入れば作風もあってライバルとして過ごしてきたので。『仮面ライダーギーツ』が終わって、この先いろいろな人が仕事が決まっている中、僕だけ仕事がないとかほんまにやめてほしいです(笑)。そういう意味でも、お互いに切磋琢磨(せっさたくま)し合ってきた1年だったと思います」
青島 「私は、いい意味でちゃんとした“個”があったなと思いますね。1年やってきたのでもちろん仲良くなるとは思うのですが、そこでちゃんとお互いが友達になりすぎないというか。『仕事だよ』というモチベーションをちゃんと持った方が多かったので、なあなあになりすぎず、個人個人で戦うべきところでちゃんと戦っている感じがしたと思います」
――メインキャスト以外にも、お二人は特にデザイアグランプリ運営側のキャストと出会ってきたかと思います。特に印象に残っている運営側キャストをそれぞれ教えてください。
簡 「僕はジットですね。佐藤流司さんのことは存じていたので、一緒に芝居できることが本当にうれしかったです。他のゲームマスター役の方と比べて年齢も近いので、いろいろな技術を見て盗んでやろうという気持ちが一番強かったです。それは(チラミ役の)山崎樹範さんも、(ギロリ役の)忍成修吾さんも、(二ラム役の)北村諒さんもありましたけど、やっぱり個人的には佐藤さんはすごくうれしい共演でした」
――佐藤さんとのアクションシーンもありましたが、あそこから肌で感じるものもありましたか?
簡 「あのシーン、『マジで今日生きて帰れるんかな?』って思ってました(笑)」
青島 「すごかったんだ…!」
簡 「すごかった。アクションを一緒にやっていて、こっちが負けずにやろうという気持ちになったので、使えていなかった引き出しをどんどん開けてくれる役者さんだなとあらためて感じました」
――青島さんはいかがでしょう?
青島 「私は山崎さんですね。やましげさん(山崎)はキャラ的にもとにかく役作りがすごかったというか。アドリブもバンバン入れてくるのですが、その上で絶対にこっちに確認をとってきてくださるんですよね。2人のシーンも多かったので、そういう時に事前に『こうしたいんだけど』とちゃんと確認を取ってくださるので、周りに目を配っている方なんだというのが分かりましたし、こっちが提案した時も『ここの関係性だったら確かにそうするよね』と、絶対に否定をしないんです。『それいいと思う、やってみよう!』と全部を受け入れてくださって、大人の俳優さんってこういうことなんだなと、やましげさんから学んだ気がします。本当に毎回芝居が違ったもんね?」
簡 「うんうん」
青島 「テストの際も『たぶん監督的には困ることなんだよね(笑)』と、やましげさんはおっしゃっていたのですが、こっちからすると勉強になることしかなかったです」
簡 「リアルだし、次に何が来るか分からないからね。予定調和じゃないという感じがある」
青島 「でも、絶対にやましげさんではなく、“チラミがやりそうなこと”をなさるんです。アドリブってたぶんパッと思いつくものなので、もしかしたら自分が出てしまうかもしれないのですが、絶対にチラミがやるようなこと、チラミが言うようなことしかされないので、本当にすごい方だったと思います」
――いよいよ「仮面ライダーギーツ」も最終話を迎えます。最後に視聴者の方にメッセージをお願いします。
簡 「ツムリに銃口を向けられてしまった英寿が最終話に出てくるのかどうか、まずそこに注目していただきたいです。オープニングの演出回収が起こるというか、あのシーンが最終話前に出てくるなんてびっくりしましたし、『仮面ライダーギーツ』がハッピーエンドで終わるのか、バットエンドで終わるのかというところにも注目してほしいです。あとは、スエルとのバトルの行方、決着がどう着くのか…! これ大事ですよ! みんな気になっているんじゃないかな」
青島 「最終話は本当に伏線回収だと思いますね。最終話で、しかもこの展開でこうするのかというところを楽しみにしていてほしいですし、英寿やツムリをはじめ、一人一人がどうなっていくのか、ちゃんと幸せになるのか、見ている人にとってズンッとなる結末になってしまうのか、『仮面ライダーギーツ』の作品の構造上、それが分からないんじゃないかと思います。『もしかしたら不幸な終わり方もあるのではないか』と思わせる作品の作り方なので、最後までハラハラドキドキしながら見ていただきたいです」
簡 「いつも予想外だよね。(脚本を手掛ける)高橋悠也さんが、想像のはるか上をいくものを作ってくださるので。本当にすごい」
青島 「1人で全49話は本当にすごいよね。ありがたいです」
簡 「あ! ちょっと待ってください!」
青島 「何!?」
簡 「昨年の『仮面ライダーリバイス』の最終回には英寿がちょっぴり出たんですよ。新たに発表された『仮面ライダーガッチャード』は出てくるのか…ここにも注目して最後まで見てください!」
インタビューでは撮影当時のことを熱く語ってくださったお二人。一方、写真撮影になると無邪気に撮影に臨む簡さんの姿を、笑顔で見守る青島さんの姿も。まるで、姉弟の設定がそのまま表れたかのような光景でした。ラストには「共演者に伝えたいこと」をホワイトボードに書いてもらうと、簡さんは「一心不乱 根性」、青島さんは「おつかれ様でした」というメッセージが。簡さんと青島さんが“仲間でもあり、ライバルでもある”キャストとともに作り上げた「仮面ライダーギーツ」はどんな結末を迎えるのか、見逃せません。
【プロフィール】
簡秀吉(かん ひでよし)
2002年10月23日生まれ。京都府出身。19年、「今日、好きになりました。」(AbemaTV)に出演後、芸能界入り。その後、ドラマ「ナンバMG5」(フジテレビ系)、映画「HiGH & LOW THE WORST X」(22年)などに出演。
青島心(あおしま こころ)
1999年5月19日生まれ。静岡県出身。主な出演作に「絶狼-ZERO- -DRAGON BLOOD-」(テレビ東京系)、「私たちはどうかしている」「Dr.チョコレート」(ともに日本テレビ系)、「青野くんに触りたいから死にたい」(WOWOW)など。
【番組情報】
「仮面ライダーギーツ」
テレビ朝日系
日曜 午前9:00〜9:30
※放送終了後、TVer、ABEMAで見逃し配信中
映画「仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐」
公開中
【プレゼント】
サイン入り生写真を1名様にプレゼント!
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【締切】2023年9月22日(金)正午
【注意事項】
※ご当選者さまの住所、転居先不明・長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
※当選で獲得された権利・賞品を第三者へ譲渡、または換金することはできません。
※賞品をオークションに出品する等の転売行為は禁止致します。また転売を目的としたご応募もご遠慮ください。これらの行為(転売を試みる行為を含みます)が発覚した場合、当選を取り消させていただくことがございます。賞品の転売により何らかのトラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いませんので、予めご了承ください。
※抽選、抽選結果に関するお問い合わせにはお答えできませんので予めご了承ください。
取材・文/平川秋胡(テレビ朝日担当) 撮影/蓮尾美智子
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