岡田翔大郎×小林希大×白又敦×岡村帆奈美~「猫のひたいほどワイド」スペシャル座談会2023/08/22
テレビ神奈川(tvk)の情報番組「猫のひたいほどワイド」の出演者によるステージが、8月5日に横浜市の三井アウトレットパーク横浜ベイサイドで開催された「tvk海を学ぶウイーク」のオープニングイベント「あっぱれ!海プロQスペシャルDAY」の中で行われた。
イベントには、“猫の手も借り隊”の月曜グリーンであり、番組コーナーで独特のタッチの絵を描いて“画伯”と呼ばれている岡田翔大郎のほか、同じく借り隊で火曜グリーンの小林希大、木曜ブルーの白又敦、月~水曜で番組アシスタントを務める岡村帆奈美アナウンサーが登場した。
ステージでは「猫ひた」で展開している「かながわ海を想う弁当」の企画にちなみ、岡田、小林、白又が描いた「神奈川の海自慢」をテーマにしたイラストの公開や、三つのキーワードを順番に描いて作品を仕上げる「お絵かき作文」を実施して観客を楽しませた。また、岡田らは、子どもたちを対象にした「かながわ海を想う弁当」のパッケージ製作ワークショップにも参加し、来場者たちと心温まるひとときを過ごした。
TVガイドWebでは、岡田、小林、白又に岡村アナを交えた座談会を実施。曜日の枠を超えた借り隊たちのクロストークの模様を届ける。
――本日のお絵描きワークショップでは、お子さまと接している皆さまの様子が本当に“いいお兄ちゃん”という印象でした。お子さんはお好きですか?
白又 「キッズ大好きです!」
小林 「僕も大好きです!」
岡田 「僕は最近子ども好きになりました」
小林 「最近って、何があったの?」
白又 「子どもできた?(笑)」
岡田 「おいっ子が生まれたんです。もう、めちゃくちゃかわいいです!」
小林 「そうだったのかぁ」
――皆さま、ごきょうだいはいらっしゃるのですか?
岡田 「僕は10歳上と5歳上の姉がいます。完全な末っ子です」
小林 「僕も末っ子で、お兄ちゃんが2人います!」
白又 「この中で“モテる教育”をされているのは翔大郎だな(笑)」
岡村 「確かに、お姉ちゃんがいるとね」
小林 「『女の子はそういうの嫌だから』とか、いろいろ教えてもらえるもんね。いいなぁ」
岡田 「そんなこともなかったよ」
白又 「俺は兄貴と妹がいます」
小林 「妹はかわいくないですか?」
白又 「最近仲良くなったって感じかな。妹は4歳下なんだけど、妹が生意気になる時期と俺の反抗期が重なって大変だった(笑)。でも、そこを抜けて俺が大学生になったくらいから仲良くなったよ」
小林 「年齢を重ねると、というのはあるかもね」
白又 「岡村さんは?」
岡村 「私は6学年下で、まだ20代の弟がいる。結構、年離れていたから、私が“小さなお母さん”になって、保育園の迎えに行ったり、ご飯を作ってあげたりしてたよ」
岡田 「岡村さんは僕の上の姉と同じくらいですね」
岡村 「そうそう。だから、借り隊のみんなのことは弟みたいな感じだよ」
――今日は短い時間ですが、皆さまのことを掘り下げられたらと思います。まず、白又さんは、普段の放送では周囲をよく見ていて、番組を盛り上げてくれていますよね。
白又 「いや~そんなことないですよ(笑)。周りを見てる? 気にはしてるけど、意外と自分、気にしいなんで」
岡田 「自然と見えているのかも」
白又 「どっちかというと、偉い人の目を気にしているかも。芸歴長いとそうなるんじゃないですか(笑)」
岡村 「(笑)」
――昨年末に放送された、葉山の海岸でたき火を囲むロケの際、白又さんが当時は木曜メンバーだった小林さんのことを「希大は天才」と言っていたかと思います。小林さんのどんなところが天才か聞かせてください。
白又 「(大城)光と(木村)魁希がいて、俺が遅れて海岸に来た時ですね。希大はその時、来れなくて、映像出演だったやつだよね」
小林 「そうそう」
白又 「希大はコメント一つとっても、普通の人にはできないコメントするんですよ。そこが天才だなと」
小林 「僕、その時にいきなり『好きな先輩は?』って聞かれて、『白又さんです』って答えました」
白又 「こういうところが天才なんですね」
岡田・岡村 「(笑)」
小林 「違うでしょ! でも、普通に尊敬していますよ」
――小林さんのことは、いいセンスをお持ちだなと思いながら見ています。自分のセンスの上にきちんと考えてやっているところと、“天然”な感じのところのバランスが絶妙で、本当に小林さんにしか出せない“希大ワールド”を持っていると思います。
岡村 「ほぉー。褒められてる」
小林 「うれしい!」
白又 「希大は番組に入ったばかりの頃、周囲にとても気を使っていたんです。でも、夏休み明けたあたりに『俺らがどうにでもするから、好きにやって』と伝えた後から、本当に好きにやり始めたんですよ。そこから彼は天才かもしれないって思い始めました」
――岡村さんは、小林さんとは今年度からですが、いかがですか?
岡村 「希大くんとは、昨年はイベントでは一緒だったけれど、生放送の曜日は違っていたんです。なので、ずっと『希大くんと生放送をやってみたい』って言っていたんです。共演してみて、スタジオでもロケでも彼の爆発力はすごいですよ。生放送は尺が限られているので、なんとなく過ごそうと思えば流れていってしまうのですが、希大くんは一瞬、一瞬でぱっと入ってきて、そこで必ずキラっと光る何かを出してくれるので、毎回が楽しみですね。これからも頑張ってほしいです」
小林 「ありがとうございます。岡村さんは僕のことを見て、めちゃくちゃ笑ってくれるんでうれしいです!」
――葉山ロケの話で、もう一つお伺いします。白又さんが「年下の子から教わることも多かった」と語っていたと思うのですが、それも印象に残っています。
白又 「言ったかもしれない。年重ねるとね(笑)。俺、来年の3月で30歳なんですよ」
岡村 「えっ、もう?」
白又 「年重ねると守りに入ってくるのよ、人って。若いうちはやらかしても『彼はまだ若いからね。ここから成長するよ』って言ってもらえるけど。今、俺がやってごらん。マジでやばいやつになっちゃうから(笑)。俺くらいの年になるとそんなふうになってくるんだけど、希大たちを見ていると不思議と刺激されて『まだ、いけるぞ』ってなるんだよね。勇気をもらえるんだ」
小林 「僕は爆発してるけどね」
白又 「昨年の11月に出演した朗読劇(「土砂降りの森よおしえて僕の膝に住んでいた銀色の猫のゆくえ」)では、俳優としての経験値がある(石渡)真修や(奥谷)知弘とも組んだんだけど、芝居をあまりやったことのない子たちとも共演したんだよね。その時に『演技をしたことがない子は台本をこんなふうに読むんだ』といった発見があって、得るものは多かったね。あと、翔大郎はめちゃくちゃ声良かったし」
岡田 「よくそう言ってもらえるんです。ありがとうございます」
小林 「僕と翔大郎くんはグリーンでまとめられがちだけど、俳優としては翔大郎くんの方が先輩なんだよね」
岡田 「年は近いけどね」
小林 「僕は、翔大郎くんが今年度は絶対に色が変わると思っていたから、感謝祭の体制発表の時は驚きました」
岡田 「唯一のグリーン2年目の仲間だよね」
白又 「最初は年の離れた子とどういう感じで接すればいいか分からなかったけれど、希大たちはすごいアクティブに話しかけてくれるので、こっちとしては学べますよ。年下との関わり方を教えてもらっている感じ」
岡田 「白又くんは“兄貴感”すごいですよね」
小林 「確かに」
白又 「年齢的には本当に兄貴なんだよ(笑)。この前、月曜MCになった鈴木勝吾くんに会った時に『敦はこっち(MC)側の人間だよ』って言われたんだから。確かに、希大や翔大郎よりも、勝吾くんの方が年は近いんだよね」
岡村 「いやいやお兄ちゃん。そんなこと言わずに、ずっと海に出ててよ」
白又 「いや~、体張る系の企画は若い子に行ってほしいですけどね~」
小林 「話は聞いてますよ」
白又 「終電でtvkに集合して、そこから出発だからね」
岡田 「漁は大変そうですね」
白又 「でも、魚が釣れたら面白いよ!」
――岡田さんもビーチレスリングやティラノサウルスレースなど、体を張る系のロケはやってますよね。
岡田 「やってますね。一番大変だったのは、昨年度に早瀬圭人くんと参加したトライアスロンですね。2人とも死にかけてました(笑)。しかも、めちゃくちゃ頑張って走った途中のマラソンコースが撮影禁止区域だったので、その部分が全カットだったんですよ」
小林 「残念!」
岡田 「スタートして、そのマラソンの様子はカットされて、放送ではいきなり階段ダッシュの場面につながれていたのですが、その時は2人ともバテまくっていたんです。なので、見ている人には、めっちゃ体力ないんじゃないかと思われていたかもしれません」
岡村 「間があったんですね」
白又 「で、バッジはもらえたの?」
岡田 「同じことをしたのに、なぜか早瀬くんにいきました。細貝さん!」
――ところで、岡田さんは最近「岡田画伯のできるかな!?」のコーナーが始まりましたね。
岡村 「あのコーナーのオープニング映像は、tvkが一番力を入れているからね」
岡田 「某先輩借り隊さんには『これに金使うな』って言われました(笑)」
白又 「でも、とんでもない絵を描いてるよね(笑)」
岡村 「岡田くんの絵が発表された途端、スタッフさん含めザワザワしてるからね」
小林 「うわさで聞いてますよ」
白又 「カバを描いた時、めちゃくちゃすごいカバ描いてなかった?」
岡田 「顎がすごい強靭(きょうじん)なカバでしたね。カバのいいとこはつかんだと思うんだけどなぁ」
白又 「カバには見えるんだよね。でも、うまくは…」
岡村 「岡田くんが描く動物は人間みたいな顔つきをしてるんだよね。しかも、目が少し濁っているような感じで(笑)」
白又 「目の奥は笑ってないんですね」
小林 「怖いな~」
白又 「俺、この中では、一番まともな絵を描くと思うけどね」
岡田 「同じレベルだと思います」
小林 「僕だって、なんで今日のイベントで“画伯”に選ばれたのか、分からないですもん」
岡村 「これが“どんぐりの背比べ”って言うんだよ(笑)」
――岡田さんは冠コーナーができていかがですか?
岡田 「まさか自分の苦手なもので企画が生まれるとは思っていなかったです。苦手なものの方が意外と受け入れられて、面白いって思ってもらえるのかなぁって不思議な感じです。これからも人に受け入れてもらえるものをいっぱい発信して、皆さんに笑ってもらって、少しでも元気になってもらえればなと思います」
――話は変わるのですが、岡田さんにお伺いしたいことがありまして(笑)。
岡田 「何ですか?」
――これは私の記憶違いかもしれないのですが、昨年に配信された「猫ひたRADIO」のある回で、大矢剛康さんが「岡田くんは“大矢ファミリー”」と言っていたような気がするんです。実際はどうですか?
岡村 「何か、言っていたかもしれないですね」
小林 「えっ入ったの? おめでとう!(笑)」
岡田 「いやいや、そんなの初耳です」
白又 「何、その組織?」
岡村 「大矢くんは“大矢ファミリー”というのを勝手に結成していて、いろんな借り隊の子を入れているみたいなんだよね。確か、拓郎くんは“大矢ファミリー”だったかな」
小林 「拓郎くんはファミリーっぽいなぁ(笑)」
白又 「希大も入ってるの?」
小林 「入ってない、入ってない! だから翔大郎くんが所属してるんでしょ」
岡田 「いやいや、勝手にそうなってますけど、そんな契約なんて結んでないですよ」
岡村 「してない?」
岡田 「してない! してない!」
――やっぱり、私の記憶違いだったみたいです。失礼しました(笑)。
岡村 「そうだったみたいですね~(笑)」
白又 「じゃぁ、白又ファミリーにしとく? 俺、めっちゃおごるよ!」
岡田・小林 「ついていきます!」
――では最後に各曜日のPRとして、共演しているMCの鈴木勝吾さん、鎌苅健太さん、井上正大さんの“好きなところ”を言っていただいて終わりたいと思います。
岡村 「いいね。聞きたい!」
岡田 「僕は勝吾さんとは同じ事務所なのですが、『猫ひた』で初めて会ったんです。勝吾さんは実際にお会いしてみたら、心の底から熱いものが出ている格好いい方でした。後輩思いですし。月曜は勝吾さんがメインの『文具男子』や『勝吾の一言モノ申す!』といったコーナーも注目です。生放送を通して、勝吾さんの熱い部分やおとこ気のある部分を見ていただければと思います。よろしくお願いいたします」
白又 「勝吾くんは歌わせたら大体、調子上がるから。『ハイトーンの声、聞いてみたいんです』って言ったら、『こうやるんだよ』って熱く教えてくれるから」
岡村 「さすが、よく知ってる」
――では、続いて小林さんお願いします。
小林 「鎌苅さんのいいところは、もう“パパ”なところですね。『あ~、今日も希大かわいいな。よしよし』みたいな感じで接してくれるので。(植村)颯太も拓郎くんも借り隊たちはもう『わんわん!』って(笑)」
岡田 「親子的な? 鎌苅さんに顔も似てきてるの?」
小林 「確かにみんな似てきてるかもしれない。鎌苅さんのところにみんなが『わんわん』しに行って、鎌苅さんが『よし、よし、よし』って」
岡村 「何で“ムツゴロウさん”みたいになってるの(笑)」
白又 「一番年上なのが真修か」
岡村 「そう、真修くんがお兄ちゃん」
白又 「じゃあ、他の3人はみんな少年か(笑)」
岡村 「長男と末っ子たちだね~」
小林 「火曜は鎌苅さんが何より面白いのと、どんな時でも優しくて、気さくに話しかけてくれます。真修くんも頼れるお兄ちゃんですし。そんな仲の良さ、わいわい感がスタジオにも出ているので、楽しんでもらえたらと思います!」
――ラストは白又さん。井上さんへの思いを聞かせてください(笑)。
岡村 「照れちゃうね~」
白又 「まーくんの良さは、“アイデアマン”なところですね。ラーメンプロジェクトだったり、キッチンカーだったり、朗読劇だったりと、いろいろな企画を番組に持ってきてくれるんです。しかも、ちゃんと練られているアイデアで、俺らが突然考えたものとはレベルが違うんです。まーくんは表向きはクールに見えても、内側は熱いものを持っている人です。何にでも果敢に挑もうという姿勢があるので、それを通してわれわれを引っ張ってくれます。そのあたりの良さに気付いた人が、木曜を好きになってくれているんだろうなと思います。あと、昨年度に一緒だった若手の希大や魁希が、1年ですごい伸びたなという感じがします。それは、まーくんが忖度(そんたく)なしで的確なアドバイスをしているからなんですよね。そんな、まーくんのいろいろな姿を木曜の放送を通して楽しんでもらえればと思います」
――ありがとうございました。
持ち前の元気さと頭の回転の速さで、座談会を盛り上げてくれた白又さんと小林さん。そんな2人に囲まれて、岡田さんと岡村さんも楽しそうにインタビューに答えてくれました。取材終了後は岡村さんを真ん中に集合写真も撮影。岡村さんは「なんか家族写真みたい」と笑っていました。
【プロフィール】
岡田翔大郎(おかだ しょうたろう)
2000年7月6日生まれ。京都府出身。「猫のひたいほどワイド」月曜グリーン。舞台「『弱虫ペダル』SPARE BIKE篇~Heroes!!~」「アナザー・カントリー」、朗読劇「土砂降りの森よおしえて僕の膝に住んでいた銀色の猫のゆくえ」、ミュージックビデオ「恋する -10YEARS THANK YOU-』(SHISHAMO)、ドラマ「瑠璃とカラス」(Hulu)などに出演。
小林希大(こばやし きだい)
2002年7月29日生まれ。長野県出身。「猫のひたいほどワイド」火曜グリーン。「今日、好きになりました。紫陽花編」(ABEMA)、「超十代チャンネル」(YouTube)、朗読劇「土砂降りの森よおしえて僕の膝に住んでいた銀色の猫のゆくえ」、バラエティー番組「あざとくて何が悪いの?」(テレビ朝日ほか)などに出演。
白又敦(しらまた あつし)
1994年3月22日生まれ。神奈川県出身。「猫のひたいほどワイド」木曜ブルー。出演作に特撮ドラマ「仮面ライダー鎧武/ガイム」(テレビ朝日系)、舞台「ネゴシ8~あなたを救う8人の自分~」「モノノ怪~化猫~」「COLOR CROW~黑韻之翼~」、朗読劇「土砂降りの森よおしえて僕の膝に住んでいた銀色の猫のゆくえ」などのほか、南足柄市オリジナルショートドラマにも出演。体験型「恐竜」ライブエンターテインメント ディノアライブ「DINO SAFARI GIGANT」ではナビゲーターを務める。
【番組情報】
「猫のひたいほどワイド」
テレビ神奈川(tvk)
月~木曜 午後0:00~1:30 (午後0:00~0:30はテレ玉、チバテレも放送)
※tvkでは同日の午後10:00~10:55に再放送
取材・文/大山敬仁
関連リンク
この記事をシェアする