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狩野英孝&大島てる「大島さんを負かしてやろうという気持ちはあります!」「駐車に成功する狩野さんは本当にすごい」――「それって!?実際どうなの課」インタビュー2023/07/26

狩野英孝&大島てる「大島さんを負かしてやろうという気持ちはあります!」「駐車に成功する狩野さんは本当にすごい」――「それって!?実際どうなの課」インタビュー

 毎週水曜に日本テレビ系で放送中のバラエティー「それって!?実際どうなの課」。本日7月26日放送では、狩野英孝さんと“ミスター事故物件”大島てるさんが約10カ月ぶりに“ワケあり物件”で推理対決を展開していく。

 2020年から放送している家賃が安い“ワケあり物件”の瑕疵(かし=欠陥や欠点を意味する法律用語)を推理する企画と、一般住宅の“激せま駐車場”で駐車に挑戦する企画でペアを組む2人。SNSで「狩野さんと大島さんのコンビが好き」「名コンビ」との声も多く寄せられるなど、話題のお二人を直撃! 収録を終えたばかりの狩野さんと大島さんに、久しぶりの“ワケあり物件”ロケの感想から撮影の裏話、2人の関係性を語ってもらった。

狩野英孝&大島てる「大島さんを負かしてやろうという気持ちはあります!」「駐車に成功する狩野さんは本当にすごい」――「それって!?実際どうなの課」インタビュー

――今回、約10カ月ぶりの「ワケあり物件」のロケでしたが、撮影を終えていかがでしたか?

狩野 「あらためて、やっぱりすごく勉強になりますね。賃貸や購入で皆さんも物件回りをすると思うんですけど、絶対にここを知っておいた方がいいという情報が盛りだくさんですし、瑕疵(かし)を知っているだけで損するか、得するのかも大きく変わってくるんです。なので、いつも感心して勉強させていただいています」

大島 「私は最近、Twitterでも狩野さんの助手席に座っているだけの人みたいに思われがちなので(笑)、本当はこっちがメインなんですよ、と。…といっても、今日も全然当たらなくて。やっぱり難しいなと、私自身も学ばせていただいています」

――SNSでは狩野さんと大島さんのバディ感やお二人の関係性が好きという声が多く寄せられていますが、初めてご一緒されたのは3年前でしょうか?

狩野 「そうですね、3年たちました。『どうなの課』では今、二つの企画をやらせてもらっているのですが、駐車場の時はタッグを組み、ワケあり物件の時はライバル同士。“ワケあり物件”といえば大島さんなので、負かしてやろうという気持ちはめちゃくちゃあります。僕もいろいろとプライベートで物件巡りをして情報は得ていますし、『正直不動産』のように物件を勉強できる漫画やドラマもあったりするので一般の皆さんも知識を得ているでしょうし、僕もそのつもりなんですけど、法律も年々変わってくるので、知識もどんどんアップデートしていかないといけないんだなって思います。大島さんとはいつも楽しくやらせてもらっています」

大島 「ありがとうございます(照れ笑い)。私が狩野さんと初めてご一緒させていただいたのは、狩野さんがMCの別の怪談の番組だったんですけど、その時はこんなことになるとは思ってなくて。私は怪談を語る側の1人だったのを覚えています」

――先ほど狩野さんがプライベートでも物件をご覧になっているとおっしゃっていましたが、物件を見て回る際に大島さんにご相談されますか?

狩野 「相談というのはないですが、大島さんは知識が本当に豊富なので、ロケの時に車で走っていても『あ、ここで事故ありましたよ』『この家で事件ありましたよ』という情報があったりして、『そうなんだ、じゃあここは怖いな』と思うことはありますね。あとは地理にとても詳しいので、この辺は優秀な地域なので値段も高いけど、その分やっぱ治安もよくて…みたいな情報も聞いたりします」

――車移動の途中で「あ、ここ事故物件だよ」とおっしゃるんですか?

狩野 「全然ありますよ。『ここで2人亡くなってます』って」

大島 「言いますね」

――それは知りたいような、知りたくないような…。ロケの際にはご一緒される時間も多いと思いますが、物件の話題以外ではどのようなお話をされているのでしょうか?

狩野 「(少し悩み)…仕事以外の話ですよね? さっき伺った1件目の物件の家の中で衝撃的な光景があったんですけど、それを見た後でも『唐揚げ弁当食えるね』『免疫ついてきたね』っていう話はしましたね。あと、大島さんは東京育ちですよね?」

大島 「そうです。東京生まれ、東京育ちです」

狩野 「東京生まれ、東京育ちなので、『ここのラーメンはうまいっすよ』みたいにおいしいご飯屋さんを聞いたり、『夏休みはどうするんですか?』『どこに行くんですか?』とか、そういう世間話は普通にします」

大島 「あとは車で移動しているので、乗っている時に寝てしまうと、どう来たのかが全然分からなくなってしまうんですけど、『今日の現場のすぐ近くで、前にロケに来たんですよ』みたいな、そういう話はしますよね」

狩野 「そうですね。大島さんでやっぱり物件に関してはすごく力入れてるなと思うのが、ロケって大体現地集合なんですけど、現地に早めに入られて、その辺散歩していて。この土地はどういう土地なんだとか、どういう方が住んでらっしゃるんだっていうのをリサーチしているんです」

大島 「今回もここ(取材場所)のすぐ近くに殺人事件現場があるので、このあとちょっと寄ろうかなって思っていたんです」

狩野 「そういう話もしています」

――この近くですか?

大島 「そうです、この近くに1軒あるんですよ」

狩野英孝&大島てる「大島さんを負かしてやろうという気持ちはあります!」「駐車に成功する狩野さんは本当にすごい」――「それって!?実際どうなの課」インタビュー
狩野英孝&大島てる「大島さんを負かしてやろうという気持ちはあります!」「駐車に成功する狩野さんは本当にすごい」――「それって!?実際どうなの課」インタビュー

――番組を拝見していても、お二人の掛け合いなどから仲の良さが伝わってきますが、企画が始まってから3年たって、お互いに言っておきたいことなどはありますか?

狩野 「大島さんってちょっと感情が読めなくて、危ないと思っていても、うれしいと思っていても、怒っていても、声が全部一定なんです。だから『ワケあり駐車場』のロケをやっていても『ストップ!!』なのか、『そろそろストップ』のストップなのか、『気を付けてください』のストップなのかを判断するのが難しくて…。これは最初の頃にずっともめていましたよね。もっとグラデーションください!」

大島 「はははは! そういえば、この前、あと何センチっていう言い方をした方がいいんじゃないかという反応があったんですけど、それはどう思いますか? そう言った方が分かりやすいですか?」

狩野 「いや、あと何センチというよりは、人と人でやってるんだから、『オーライ、オーライ、オーライ』に感情が欲しいですよね」

大島 「もちろん感情はありますよ。でも『なんで大島てるはあと何センチっていう言い方をしないんだ』っていう声があって…」

狩野 「でも、それは視聴者目線ですよ。車に乗っていると、何センチなんか見えないもん」

大島 「そうですね、私も分かっていないですから」

狩野 「そうでしょう!? だから、それは残念ながら不採用です」

――では、今後はぜひ狩野さんがおっしゃっていた“感情を込めたオーライ”で…。

大島 「おじさんなので、初めから疲れているんです。なので、ちょっとテンションが低いんですよ」

狩野 「大島さんってロケが朝8時集合でも、10時集合でも、いつも朝4時に起きているんですよ。なので、ギリギリまで寝ていただいて…」

大島 「そうすると遅刻しちゃうんですよ」

狩野 「しないですって! 1時間半前とかに起きれば何とかなるでしょ」

大島 「(食い気味に)いや、無理です。それは絶対に遅刻します」

狩野 「早く起きすぎるから、朝から疲れちゃうんですよ」

――朝早く起きて、早く現場に入られて周辺を見て歩いているんですよね。

大島 「そうですね。街を歩くという意味では変わらないですから」

狩野 「住宅街をね。それはロケハン込みで行ってるんですか?」

大島 「街の情報を仕入れつつ歩いています」

狩野 「いやぁ、大島さんって真面目ですよね」

――駐車場ロケでの大島さんといえば、以前「大島てるは必要なのか?」のアンケートを取られて、晴れて継続という形になりましたよね。

大島 「個人的には、自分自身としてもいらないかなと思っているんですけど…」

狩野 「長年やっていますけど、その辺はずっとスタッフさんと溝があって。ディレクターさんはTwitterやSNSでバズらせたいって言うんですけど、俺はそんなのいらないと思うんです。本当に面白いものを撮っていたら自然とバズりますから。大島さんのアンケートも、Twitterアンケート使ってバズらせたいっていうディレクターさんの下心が丸見えなんですよ! そこはいつもディレクターさんと僕とでバトルがあるんです」

――狩野さんご自身は大島さんが必須だと。

狩野 「もちろん!!」

大島 「でも助手席側が道路で、狩野さん側が壁ギリギリだと余計にやることがないんですよ」

狩野 「もっと言うと、もし車ぶつけてしまった場合に2人の責任になるんですよ。僕1人だけで乗っていると僕だけの責任、大島さんが乗っていると責任を二分割できるので」

大島 「はははは!」

狩野 「毎回乗っている車が違う車ですし、本当にその車によって、アクセルをどこまで踏んだらどこまでスピード出るのかとか、ブレーキの感度やハンドルの重さ、車体の長さと幅もそうですが、全部違うので。それが慣れるまでめちゃくちゃ毎回大変なんです。時にはマニュアル車もありますし、駐車場に止めることより、その車をミリ単位で扱うことの方が大変で…」

大島 「それぞれに癖がありますからね」

――大きな外国車でハンドルにロックがかかってしまって、お二人で力を合わせてハンドルを回したこともありました。

狩野 「ありましたね!」

大島 「そういえば、スタッフさんから『あの車が直ったっていう連絡が所有者からあったので、再挑戦しましょう』って話がありましたよ」

狩野 「あ、直ったんだ!」

狩野英孝&大島てる「大島さんを負かしてやろうという気持ちはあります!」「駐車に成功する狩野さんは本当にすごい」――「それって!?実際どうなの課」インタビュー

――今までお話を伺っていて、大島さんも視聴者の方の反応を結構ご覧になってるようなのですが、ファンの方の反響はどのように感じていますか?

狩野 「昨日も配信で『明日は大島てるさんと一緒ですね』って言ったら、僕のファンの方が『また2人を見たいです』って言ってくれて。うちのチームはみんな大島さんの大ファンですよ」

大島 「あっ、うれしいです。でも、前に出させていただいた時に荒れていませんでしたか?」

狩野 「前に僕のYouTubeで大島さんに怪談を語ってもらう生配信があったんですが、なぜか大島さんが緑色のマスクをしてきて。その時にチャット欄がマスクメロンの絵文字ですごい荒れていて、誰も大島さんの怪談話聞いてないっていう(笑)」

――大島さんは何か周りの反応などで変わったことはありますか?

大島 「よく言われるのは、私が講演やセミナーで人前でお話させていただく時に、狩野さんの駐車があまりに上手なので、『本当はズルしているんじゃないか?』って聞かれますね。あんなにうまく毎回停められるはずがないじゃないかって。なので、『そうじゃないんです』って毎回言ってます。でもやっぱり、車も毎回違いますし、そう思っちゃう人もいますよね。それも自然な受け止め方かなと思います」

狩野 「いつも汗だくですよ」

大島 「でも、駐車に成功してますから。本当にすごいですよ」

――では、最後にお二人の企画のファンの方にメッセージお願いできますでしょうか?

狩野 「『どうなの課』は演者とロケ隊が汗をかいて、体力を削って検証するというコンセプトなので、そこにうそ偽りは全くないですし、ずっとガチでやっています。そこは信じていただいて、楽しんでもらえればと思います。どんなに汗かいて、どんな疲れて、どんだけしんどくなっても、やっぱり視聴者の方の『面白い』の一言で報われるので。全力で楽しんでいただければと思います」

大島 「私はそろそろ1回ぐらい本当にぶつけちゃった方がガチ感が出ると思うんですけど…」

狩野 「大島さんもスタッフさんもネットの声を気にしすぎ! いいんですよ、私たちが一生懸命やっていれば」

大島 「あとは狭い駐車場をご存知の方がいらっしゃれば、ぜひ教えてほしいなと思います」

狩野 「そうですね。ぜひよろしくお願いします!」

狩野英孝&大島てる「大島さんを負かしてやろうという気持ちはあります!」「駐車に成功する狩野さんは本当にすごい」――「それって!?実際どうなの課」インタビュー

7月26日放送

狩野英孝&大島てる「大島さんを負かしてやろうという気持ちはあります!」「駐車に成功する狩野さんは本当にすごい」――「それって!?実際どうなの課」インタビュー

 家賃が低く、一部には絶大な支持を得ている「ワケあり物件」。大島と共に埼玉県東松山市にある4LDKの一軒家を訪れた狩野は、外観を見ると「普通の家じゃん」と拍子抜けの様子だが、玄関へ入るやいなや違和感を覚える。そして壁に謎のヒビを見つけ、順調に推理を進める。しかし、奥へ進むと、この企画始まって以来の光景に絶叫! 一方の大島は、推理が定まらない様子でモゴモゴつぶやき…。続けて、千葉県松戸市の築43年の一軒家へ。狩野は中へ入っていくと「瑕疵(かし)の可能性は大いにある」とサクサク推理。さらに進むと、謎のメモを発見し…。2人の推理対決の結果は果たして――。

 さらに、ちまたで話題の「ご飯をライスペーパーに置き換えると太りにくい」を双子女優のMIOYAEが体を張って徹底検証! 妹・YAEはご飯、姉・MIOはご飯をライスペーパーに置き換えて食事を摂り、3日間の体重の増減を測る。1日目の朝食のエビチリ定食では、YAEはご飯180g、MIOは代わりにライスペーパー11枚を食べるが、想像以上の枚数に2人は「え? 待って!?」「太るでしょ…」と絶句。しかし、食べ進めるMIOをライスペーパーの思わぬ脅威が襲い、早くも体に異変が現れる。

【プロフィール】

狩野英孝(かの えいこう)
1982年2月22日生まれ。宮城県出身。A型。2003年にデビューし、胸には赤いバラを挿したホスト風ルックスのナルシストネタでブレーク。「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)などに出演。19年にYouTubeチャンネルを開設し、登録者数が170万人を突破。ゲーム実況などが話題に。


大島てる(おおしま てる)
1978年3月16日生まれ。東京都出身。事故物件情報サイト「大島てる」を運営。事故物件の怖さなどを発信し続け、“ミスター事故物件”と呼ばれる。事故物件のほか、怪談も得意とし多数の番組にも出演。

【番組情報】

「それって!?実際どうなの課」
日本テレビ系
水曜 午後11:59~深夜0:54

取材・文/K・T(日本テレビ担当) 撮影/尾崎篤志



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