「ばらかもん」出演の綱啓永、主演・杉野遥亮とは「これから仲良くなりたい」2023/07/07
杉野遥亮さんがゴールデンプライム帯連続ドラマ初主演を務める「ばらかもん」(フジテレビ系)。2011年に放送され話題を呼んだドラマ「マルモのおきて」(同系)で演出を担った河野圭太さん、脚本・阿相クミコさんがタッグを組み、半田清舟(杉野)を中心に島民たちの心情を丁寧に描いていくハートフル“島”コメディーだ。
ドラマでは、書道だけを支えに孤高に生きてきた都会育ちの若き2世書道家・清舟が、長崎・五島列島で出会った島民たちとの交流を通じて、書道家として、人間として成長していく。そんな清舟の世話を担い、島みんなの兄貴分である木戸浩志を演じるのが綱啓永さん。運動も勉強もすべて平均レベルで、通知表もオール3、両親からも凡人と呼ばれる浩志を演じる。
――撮影が始まったと伺いましたが、クランクインしてみていかがですか。
「やっと始まったなという感じです。(五島列島に)2週間ぐらい行ったんですけど、(取材時点では)撮影がちょっとしかなくて。ほぼ1人旅みたいな感じでした(笑)」
――五島列島を満喫されたんですね。
「めちゃめちゃ満喫しましたね。泊まっていたホテルの支配人さんたちと仲良くなって、みんなでご飯行ったりしました。今なら『綱くん、誰でも案内できるよ!』っていうぐらい、五島列島を回りましたね。全部メモしているんで、いつでも任せてくださいという感じです!」
――杉野さんたちも案内できそうですね。
「そうですね。…まあ、緊張しちゃいますけど(笑)。杉野さんを案内できるくらいは!」
――五島列島のどんなところに魅力を感じましたか。
「自然とか食べ物もおいしいし、飲み物もおいしかったです。僕、お酒が弱くて苦手で、焼酎なんて飲めなかったのに、『これなら多分飲めると思うよ』ってもらったお酒がおいしくて、1杯丸々飲めたんです、人生で初めて! そのくらいおいしかったです。そして、どこに行ってもいい人だらけなんです。例えば、ホテルの支配人さんと足湯に行ったんですけど、タオルを持ってくるのを忘れたら、隣の方が『タオル使っていいよ!』と言って貸してくれたり、『ばらかもん』の撮影しているのはみんな知っているから、どこ行っても『ドラマの撮影、頑張ってください』と声かけてくれたりして。それがすごいうれしかったです」
――演じる浩志について、どういう役柄だと捉えていますでしょうか。
「すごい根はしっかりしているやつだなって。成績や運動は全部オール3で、“ミスター平凡”って親に言われているんですけど。なんやかんや、島の子どもたちのお世話もしているし、料理もしているし。しっかりしたところもあるんです。最初は、見た目は金髪だったりして軽い人間なのかなって思ったんですけど、今は、すごい中身がしっかりしている、いいお兄さんなのかなって思っています」
――島の子どもたちを演じる子役の皆さんとは仲良くなれましたか。
「(浩志は)島のみんなのお兄ちゃんだから、『子どもたちの本当のお兄ちゃんになんなきゃいけない!』と思っていて。五島列島の撮影中にチャンスを逃したら俺はもう無理かもと思って(笑)、全力でコミュニケーションを取りにいきました。今ではみんな『ひろにい』って走ってきてくれるんです! なんかそこはいい感じに役作りできてるのかなって。みんなすごい純粋でかわいいし、駆け寄ってくれます!」
――杉野さんをはじめ、大人のキャストの方たちとの交流は…?
「(取材時は)まだここからって感じです(笑)。それこそ杉野さんとめっちゃ話したかったんですけど、あの方、忙しいから東京に帰っちゃうんです(笑)。だから話す時間があまりなくて…。でも、すごい優しい方なんです。この撮影が第1話を撮ったり最終話を撮ったりと、すごい大変で…感情を合わせることが難しいなと思っていたら、『分かんないとことか、感情難しいとことかあったらいつでも本読み付き合うから、いつでも言って』みたいに言ってくれて。すごくいい人だなと思いました。これから仲良くなりたいですね。役的にも兄貴ぐらい慕うような人になるので、そういう仲になれるように頑張りたいです!」
【番組情報】
「ばらかもん」
7月12日スタート
フジテレビ系
水曜 午後10:00~10:54 ※初回は午後10:00~11:09
取材・文/Y・O(フジテレビ担当)
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