ディーン・フジオカが「今までで一番かっこいい!」と大絶賛! ドラマ「今からあなたを脅迫します」こだわりのセットに独占潜入2017/11/09
ディーン・フジオカさん×武井咲さんダブル主演のドラマ「今からあなたを脅迫します」(日本テレビ系)。千川完二(ディーン)率いる“脅迫屋”の仲間として、三宅弘城さん扮する空き巣のプロ・目黒、そして島崎遥香さん扮する凄腕ギャルハッカー・栃乙女という頼もしい2人を携え、「人を脅迫する」ことで依頼主を救うポップなクライム・ミステリーです。
11月5日放送の第3話では、母親が結婚詐欺師という秘密を持つ学生・益子孝行(浅香航大)を脅迫。その案件をきっかけに金坂澪(武井)は脅迫屋の手伝いをすることに。さらに、そんな澪の姿を好青年・京田カオル(鈴木伸之)は監視していて…!? 澪に忍び寄る不穏な気配に、今後のストーリーがますます気になる展開となりました。
ここでは、そんな脅迫屋の3人が息をひそめるアジトの全貌を明らかにすべく、セットに潜入した様子をリポート! また、「掟上今日子の備忘録」(2015年、同系)などでも美術デザインを手掛けた美術デザイナー・高橋太一さんにお聞きした、セットの随所に散りばめられたこだわりについても紹介します。
●ディーンさんは「今まで見たセットで一番かっこいい!」と大絶賛!
脅迫屋のアジトを作るにあたって「『アジトらしくないアジトにしたい』と監督から要望がありました」と振り返る高橋さん。「そこで、いわゆる“暗い”“汚い”といったイメージが先行する、ダークでハードボイルドなアジトの逆をいこうと話し合い、明るくてオシャレな“アメリカ西海岸”風なアジトを作りました。このアジトを背景に、ディーンさんをどれだけカッコよく見せることができるか…。そこが一つの大きなテーマでした」と解説。
続けて「このセットを見た時、ディーンさんは『今まで見たセットで一番かっこいい!』と喜んでくださいました。また、ディーンさんは千川のデスクの奥にある屋外スペースがお気に入りで、収録の合間にはそこでのんびり過ごしていることも。スタッフも行き詰った時にふらっと立ち寄ったりと、みんなの憩いの場になっています。ドラマではこのアジトのシーンが多いので、キャストやスタッフに居心地が良いと言ってもらえるのはうれしいですし、視聴者の皆さんにも見ていて安心してもらえる空間になればいいなと思います」と、アジトに込めた思いを語ってくださいました。
●雑多な中華街を抜けると現れる、西海岸風のアジトの狙いは“ギャップ”!
高橋さんが監督と横浜の中華街をロケハンしている最中に外観を見て即決したという、雑居ビルの2階に位置する脅迫屋のアジトですが、「扉を開けた時の“ギャップ”がポイントです」と明かします。確かに雑多な光景の先に、まさか西海岸風の空間が待ち受けているとは思いもしない…!? さらに、「アジトの入り口は、一見シャッターが降りた閉店中の飲食店。でも実は…」と閉店を告げる張り紙をぺらっとめくると、そこにはアジトへ入室するための隠しボタンが。また、龍の絵の目の部分がドアスコープになっていたり、張り紙の文言が毎回書き換えられていたりと、小さなこだわりがたくさん。「龍の目がドアスコープになっているところは、僕の一番のお気に入りです! 視聴者の方はほとんど気付かないかもしれないんですけど、気付いてくれたらいいなあ(笑)」とニコニコ。またこれまでの放送で、張り紙には「閉店しました 探さないでください」「腰痛のため閉店」といった文言が書かれていたそう。皆さんは気付きましたか?
さらに、高橋さんは「このアジトは、もともとは倉庫だった場所という設定です。僕の解釈では、この土地を所有しているオーナーが何らかのトラブルに見舞われた時、千川がそれを助けたんでしょうね。そのお礼に、千川にとって手狭だった当時のアジトに代わるスペースとして、『いいとこあるぞ』と紹介してくれたという裏設定です。台本には『L.A風のリビングのような感じ』としか書かれていないんですよ。台本にはない裏のストーリーをどれだけ深読みできるかが美術の役どころだと思っています」と、美術デザイナーとしての醍醐味(だいごみ)を聞かせてくださいました。
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