錦戸亮主演「ウチの夫は仕事ができない」クランクアップに密着！松岡茉優が「結婚というものに対する考え方が変わった」と振り返る、その結末とは？2017/09/13

　この日一番汗をかいていたのはおそらく、佐藤さん！　佐藤さんはとにかく現場のムードメーカーで、振りをオーバーに踊ったり、独自のアレンジもじゃんじゃん盛り込んだりと、圧倒的な存在感を放っていました。監督のOKが掛かるたびに「張り切っちゃったな～！」「あー、楽しいっ！」と笑顔で場を和ませ、隣で踊っていた壇蜜さんが思わず吹き出してしまうことも！　撮影はあっという間に終了し、約3カ月間にわたり撮影された「ウチの夫は仕事ができない」、これにてオールアップとなりました。

　そして、関ジャニ∞が歌う主題歌「奇跡の人」をBGMに、「マックスエンターテインメント」第一制作部の社員に向けて、錦戸さんと松岡さんから花束が渡されていきます。錦戸さんから花束を受け取った薮さんは、「皆さん、ありがとうございました。まさかこの作品で、自分に彼女ができて、さらに結婚まですることができるなんて！（笑）。田所というキャラクターに恵まれて、毎日ここに来るのが楽しみでした。皆さん、これからもよろしくお願いします！　ありがとうございました!!」とコメント。錦戸さんが柔らかいまなざしで薮さんを見つめていた光景に、田所が司を「アニキ」と呼びたくなる理由が分かったような気がしました。

　壇蜜さんは「（黒川という役は）自分とは真逆といってもいい役で、自分と共通点を見つけようと一生懸命頑張りました。これまで、共演者の方々、制作スタッフの皆さんに支えられてなんとかやってこれました。ありがとうございました！」とコメント。

　佐藤さんは「皆さん本当にお疲れさまでした。ハッピーな楽しいダンスで終われてすごく楽しかったです！　現場ではいつもワイワイとうるさくしてすみません！」と、「早く主役のコメントに移ろうよ！」と言わんばかりに簡潔なコメントを。きっと佐藤さんの明るさに何度も助けられたであろう、ここにいる出演者の皆さん、そしてスタッフの皆さんの笑顔が、温かく佐藤さんを包んでいました。

　松岡さんは錦戸さんから花束を受け取り、固い握手を交わした後、「撮影当初『ダンスは3～4話くらいで終わります』と聞いていたんですが、最終話にはこうして全員でダンスを踊るまでに、ダンスシーンが見どころになりましたね（笑）。このドラマを通して、『結婚』というものに対する考え方を、“あったかくてキラキラしたもの”というふうに変えられたんじゃないかなと思います。私自身もそうです。パートナーだったり、恋人、友達、家族との絆だったり、そういう愛情深いものとの関係を深められた3カ月間は、私にとって幸せでした。また皆さんとご一緒できるように、これからも頑張ります。ありがとうございました！」とほほ笑みました。

　最後に、佐藤東弥監督から花束を受け取った錦戸さんは、「仕事ができない役というのを『どうやったらええんやろ』と迷いながら演じていたのですが、しっかり支えてくれる奥さんがいて、会社では優しく接してくれる同僚がいて、すてきなお姉さんもいて、また頼もしいスタッフさんにも囲まれて、とても幸せな3カ月でした！　本当にお疲れさまでした。ありがとうございました!!」と充実感いっぱいの表情でコメント。錦戸さんの言葉と割れんばかりの拍手で、「ウチの夫は仕事ができない」は幕を閉じました。

　最終回となる第10話では、ついに沙也加が出産の時を迎えます。仕事も家族も大事な司が、どのような父親になるのか。悩みながらも前を向き、一歩ずつ歩き続けてきた小林家の2人は、これまでたくさんの勇気を届けてくれました。そんな小林家に会えるのも、あと1回。あなたの大切な人と一緒に、もしくは大切な人を思い浮かべながら、「ウチの夫は仕事ができない」最終回、ぜひご覧ください。