錦戸亮の“秘密基地”を大公開！「ウチの夫は仕事ができない」こだわりのセットに独占潜入！2017/07/19

　錦戸亮さんが仕事のできないお荷物社員を、松岡茉優さんがそんな夫を支えるキュートな奥さんを演じる、笑って泣ける新感覚のお仕事ホームドラマ「ウチの夫は仕事ができない」（日本テレビ系）。「仕事ができない」と言われつつも人を思いやる優しい心を持つ夫・小林司（錦戸）、そして空回りしつつも夫のために一生懸命頑張る妻・沙也加（松岡）が二人三脚で歩んでいく姿が印象的な作品です。

　7月15日放送の第2話では、司が働くイベント会社にとっての一大イベント「TOKYOおもちゃエキスポ」においてスタッフ用の弁当発注を任された司が、本来下っ端がやるようなどんな仕事に対しても、誰よりも真剣に向き合う姿が描かれました。これは毎日沙也加が作る愛妻弁当にやる気をもらっている司だからこそ、そこに目線を向け、熱意を持ってできた仕事。

　ここでは、そんな新婚夫婦の司と沙也加が暮らす「小林家」の全貌を明らかにすべく、セットに潜入した様子をリポート！　また、「地味にスゴイ！　校閲ガール・河野悦子」（2016年、同系）などでも美術デザインを手掛けた美術デザイナー・樫山智恵子さんにお聞きした、セットの髄所に散りばめられたこだわりについても紹介します。

●2人の出会いを象徴するような「木」のぬくもり

　司が勤めるイベント会社「マックスエンターテインメント」はくせ者社員が勢ぞろい。「男になんて負けたくない！」と強気なキャリアウーマン・黒川晶（壇蜜）に、司の手柄を横取りしようとする嫌みな後輩・田所陽介（薮宏太）、そして「男の価値は仕事がすべて！」という思想を持つ、いわゆる“デキる男”・土方俊治（佐藤隆太）…。

　彼らにもまれて疲れた夫が仕事を終えて帰ってくる自宅くらいは、ホッとする場所であってほしい…。そんな思いの込められた司と沙也加の部屋を、樫山さんは「2人の出会いは森なので、2人が暮らす部屋もウッディーで自然に囲まれたような雰囲気が出るようにしています。フローリングを無垢材にしたり、家具も色々な木材のものを使ったりして、温かみを出すようにしました。あらゆる場所に散りばめられている動物の人形は、沙也加の手作りという設定です」と解説。壁に貼られた木の枝で描かれたアルファベットの文字や、ところどころに飾られているかわいらしい人形を見るだけで、仕事での疲れも吹っ飛ぶような気持ちになりますよね。

●司の秘密基地「粘菌部屋」！

　司の趣味は「粘菌」。第1話では、沙也加とのデートでニコニコと粘菌について語る司の姿が印象的でした。そんな司が粘菌に没頭できる場所が、ベランダにある、通称「粘菌部屋」！　「ここは司にとって特別な場所なんです。粘菌に関する本や資料、アイテムを持ち込んで眺めたり、『粘菌ブログ』を書いたり、あとは粘菌の写真を撮ったり…。唯一の“秘密基地”ですね。現実的な話ですが、機能性もばっちりで、撮影もしやすいように作っているんです。いろんな角度から撮ることができます」と樫山さんは解説。第1話でも、夜中に目が覚めた司が粘菌部屋にこもって退職願を見詰める場面がありました。悩みがある時、一人になりたい時、人には見られたくない瞬間…。そんな時、司の足が向かうのはここなのかもしれません。