亀梨和也×山下智久=精神安定剤!? 「ボク、運命の人です。」福井雄太プロデューサーが信頼を寄せる山Pのアドリブとは?2017/06/13
6月17日についに最終回を迎える、KAT-TUN・亀梨和也さん主演の連続ドラマ「ボク、運命の人です。」(日本テレビ系)。数々のすれ違いにより出会いを果たさなかった2人が、30歳を目前に「運命」的に出会い、「運命」という言葉に翻弄(ほんろう)されながらも、その恋を成就させるために奔走するピュアな恋物語です。
第9話では、初のお泊まり旅行を大満足で終え、結婚に向けてまた1歩前進した正木誠(亀梨)と湖月晴子(木村文乃)。一方、風来坊のように誠の部屋に突然現れては、色々と誠に指図…いえ、“助言”を与える自称「神」を名乗る謎の男(山下智久)は「永久あばよ」と言葉を残し、姿を消してしまいます。誠&晴子の恋の行方が気になるのはもちろん、うっすらと友情が芽生えていた謎の男&誠の関係を見てきた者としては、これまでにない切ない後味の残る展開となりました。
初めてのキスのシチュエーション。彼女に指輪をプレゼントするタイミング。初のお泊まり旅行での夜。見ているこちらが恥ずかしくなってしまうくらい、キュンキュンが止まらないシーンで畳み掛ける誠と晴子の恋ですが、番組を手掛ける福井雄太プロデューサーは「このドラマを作る上で意識してきたのは、2人の恋を『運命』と言いつつも、見ている皆さん誰にでも起こるかもしれないことだと感じてもらえるようにすることです。口では『こんなこと実際に起きるわけないよ~』と言いつつも、心の中では期待してしまうような」と語ります。
ドラマ「怪盗 山猫」(2016年、同系)でも亀梨さんとタッグを組んだ経験のある福井プロデューサーは、亀梨さんと同世代。「誠と晴子も30歳(※注:誠は29歳の設定。晴子は第2話で誕生日を迎え、30歳に)で、僕も30歳なんですけど、恋愛と結婚は違うじゃないですか。たとえば結婚となると、当人同士だけの問題では済まなくて、お互いの家族のことも関係してきたり。なので、これまで晴子の両親については丁寧に描いてきました。ほかにもいろんな障壁があるけど、2人で力を合わせて、2人がどう突破していくかを見ていただきたいです」と、この世代ならではの現実的な価値観をのぞかせます。「好き」「楽しい」といった気持ちだけでは踏み切れない「結婚」を目指す誠と晴子に対して、「2人の幸せな笑顔を見たいのは視聴者の皆さんと同じ」と、まるで両親さながら2人に愛を注いでいることが伝わってきます。
一方、誠の前から姿を消した謎の男。30年後の未来からやってきた誠の息子だと言い張り、第1話での登場から一貫して「地球を滅亡から救う」と掲げています。そんな謎の男を演じる山下さんですが、撮影ではアドリブがさく裂。福井プロデューサーは「山下さんのお芝居はいつも楽しみで、僕的には精神安定剤のような存在です。その質感的に、どこからがアドリブでどこからがせりふ通りなのか分からないくらい。そこが面白くて、アドリブの採用率はほぼ100%ですね。僕はアドリブを聞くと燃えるタイプなんですけど、亀梨さんは山下さんのアドリブを受けて『どうしよう?』って真摯に受け止めて。でも、そこに一切違和感はなくて、山下さんと亀梨さんの2人の呼吸が自然なんですよね。お互いがお互いを自然に受けて、自然に返す。本当に明るい雰囲気で撮影しています」と、信頼を寄せた様子を見せます。「遊び心のある2人だからこそできたシーンばかりです」と、その後も残念ながらカットになってしまったシーンの数々について楽しそうに話してくださいました。
気になる最終回では、誠がついに晴子にプロポーズを決心! 婚約指輪を求めて、再びジュエリーショップに駆け込みます。張り切る誠ですが、晴子は急きょ大阪に出張が決定。プロポーズのタイミングに悩む誠ですが、もう部屋には謎の男はいません。果たして誠の恋はハッピーエンドを迎えることができるのでしょうか? 福井プロデューサーは「ハッピーエンドじゃないことがハッピーエンドな場合もあるじゃないですか。…なんて、深いことを言ったようで何の意味もない発言です(笑)」と言いつつも、「これまで視聴者の皆さんの反応が出演者の皆さんにとっても僕たちにとっても大きな勇気になってきました。最終回は、皆さんが面白いと思うもの以上の面白さを用意して待ってます! 期待してください!!」と意気揚々。さて、突然ですが覚えていますか? 第1話のオープニングでの謎の男のナレーション「後々振り返れば地球の運命をも左右する出会い……それはきっと、こんな些細な日常から始まっていたに違いない」。このドラマが結末を迎えた時、あなたの日常が少し、輝いて見えるはずです。
【番組情報】
「ボク、運命の人です。」(最終回)
日本テレビ系
土曜 午後10:00~10:54
日本テレビ担当 M・M
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