BLドラマ「4月の東京は…」櫻井佑樹、髙松アロハの不思議なパワーにびっくり? 役への思いから裏話までを語りつくす2023/06/15
劇団EXILE・櫻井佑樹さんと超特急・髙松アロハさんがダブル主演を務めるドラマシャワー「4月の東京は…」(MBSほか)が6月15日よりスタートします。本作は、多種多様なBLドラマを提供してきたMBSドラマシャワーと、大人気BL作品を刊行するKADOKAWAの2023年度コラボ企画第1弾として、シリーズ累計30万部を突破したハルさんによる人気BL漫画を実写ドラマ化したものです。
10年ぶりにアメリカから帰国した滝沢和真(櫻井)は新入社員として入社した広告代理店で、中学時代の親友で初めての相手である石原蓮(髙松)と再会します。思いがけない展開に盛り上がる和真。しかし蓮はなぜかそっけない態度で、中学時代の話題を避けようとします。お互いに初恋の相手、そして初めての相手でありながらも、10年前に起きたある出来事がきっかけで引き裂かれてしまった2人が、再び心を通わせ合うもどかしく切ないラブストーリーです。
TVガイドWebでは、蓮をいちずに思う滝沢和真を演じる櫻井佑樹さんと、10年前の秘密を抱えながらも和真と関係を持ってしまう石原蓮を演じる髙松アロハさんに、撮影中の秘話や番組の見どころなどを伺いました。
――ダブル主演のお話を聞いた時のお気持ちを教えてください。
櫻井 「主演として作品に関わるのは初めてだったのでうれしかったです。心に火が付くような感じでやる気になったし、この作品を素晴らしいものにしていきたいなという気持ちが強く、とてもワクワクしました」
髙松 「うれしさはありましたが、僕が主演を務めさせていただいてもいいのかという気持ちがありました。原作を読んだ時、キャラクターがあまりにも自身と逆だったので、最初は少しプレッシャーがありました」
――BLというジャンルにどのようなイメージを持たれていましたか。
櫻井 「BL作品では過去に主演の友人役を演じたことがあり、その当時から主人公も演じてみたいなという気持ちがあったので、この作品に出合えたことはとても光栄です。実際にお芝居をしてみたらとても楽しく、僕の中ではとても大切な時間になっています」
髙松 「僕が所属する超特急のメンバーがBL作品に出演しているのですが、そのメンバーに憧れを持っていたので、同じように出演できたことがとてもうれしかったです」
――お互い共演する前と後で、イメージの変化はありましたか。
櫻井 「以前、同じ作品に出演はしていたことがあり、なんとなく知っているという感覚でその時は親密に接する機会はなかったのですが、今ではすっかり仲良くなりました」
髙松 「佑樹の第一声が『今日からよろしく!』とテンション高めで笑ってしまったことを今でも覚えています。僕の周りも似たようなノリの人が多いので、明るく接してくれてうれしかったです。最初の不安だった気持ちが、佑樹のおかげで肩の力が抜けて落ち着きました」
櫻井 「人見知りをしないでみんなと仲良くなりたいタイプの僕を蓮も受け入れてくれたというのもあり、気も合うし、波長も合うし、とても良い関係です」
髙松 「世界のみんなとお友達になれるすごいタイプだと思います(笑)」
――ちなみに今、櫻井さんは髙松さんのことを“蓮も”と役名で呼んでいましたが、普段はお互い何と呼び合っていますか。
櫻井 「撮影期間にずっと蓮と呼んでいたので、蓮と呼んでしまうことが多いです。たまにアロハと呼ぶ時もあるけれど、基本的には蓮ですね」
髙松 「僕は役名ではなく本名の佑樹と呼んでいます。まさに最初の明るい彼の印象が焼きついているので」
――演じる上で大切にしていることはありますか。
櫻井 「和真は蓮以外の人間に興味がありませんから、蓮への思いをとにかく強くしようと、親しく近い存在として蓮に接するようにしていました。そのおかげでより演じやすく、アロハと一緒にお芝居をすると気合が入りモチベーションも上がりました」
髙松 「いつもの会話のリズムで自然な演技をするように意識していました。あとは声です。地声になると無意識に声が結構低くなってしまうので、気を付けました。泣きそうになるシーンは特に声が低くなってしまうので、蓮の声にするのに苦労しました」
――櫻井さんにとって滝沢和真とはどんな人であり、どんな存在でしょうか。
櫻井 「滝沢和真に出会えたことによって、お芝居がさらに好きになりました。このタイミングで彼に出会えたのは、役者として今後の自分を磨き上げていくための原動力になっています」
――髙松さんにとって石原蓮とはどんな人であり、どんな存在でしょうか。
髙松 「新たな自分を見つけてくれたのが石原蓮です。自分と蓮は全く違うキャラクターでしたので、彼を演じることによって新しい可能性が見えた、新たな道を開いてくれた、そんな存在です」
――和真と蓮の中学時代は別の方が演じられていて、作品の雰囲気や空気感を作り上げるのが難しかったかとは思いますが、2人でどのように現場や役を作っていったのかをお聞かせください。
櫻井 「キャラクターの人間像、それにプラスして監督の考えを何度も共有しました。お芝居中は監督も含めてスタッフみんなフレンドリーで何でも言える関係でいられたので、意見を言い合いながら作り上げていくことができました。特にベッドシーンは丁寧に撮影していくのが監督のスタンスだったので、手の位置や顔の角度も話し合いながら撮影をするなど、コミュニケーションを十分に取りながらみんなで雰囲気を作っていけたと思います」
髙松 「僕の言いたいことを佑樹が全部言ってくれました。とにかく“美しくする”というこだわりがありました。佑樹と僕の間に監督がしっかりと入ってくれたり、最初の本読みの時から役の設定を上から下まで事細かく書いた紙を監督が用意してくださったり、そのおかげで役どころがつかみやすかったです」
――監督のオリジナル設定のようなものはありましたか。
櫻井 「和真の言動や気持ちの根の部分が自分と似ているなと思ったし、台本を読んだ時も『このセリフ、普段から僕が使っているな』ということが多かったので役は作りやすかったです」
髙松 「彼らはこういう思いも持っているのかも、という裏設定のようなものはありました。僕は蓮とは逆の性格だったので最初はイメージするのが難しかったのですが、監督とたくさんお話しして、蓮のことを理解できるようになり、役が作りやすくなりました」
――髙松さんから見ても櫻井さんと和真は似ていると思いますか。
髙松 「もう彼は和真なのかなと思います。名前を和真に変えた方がいいんじゃないかなと思うぐらい和真だと感じます」
――櫻井さんから見た髙松さんは蓮と逆な性格だと思いますか。
櫻井 「一緒に演じていて完全に蓮になっていたので、もし逆だと思っているのならすごいですね。日常の蓮…じゃなかった、アロハですね(笑)。アロハと全く性格が違う蓮というキャラクターを自然に演じ分けられていたということですので」
――和真と蓮の関係についてはどう感じましたか。
櫻井 「実際の世界で10年間思い続けることは難しいことだと思いますし、だからこそ面白いドラマだなと思いました。僕が恋愛で10年間も思い続けられるかって言われたら想像がつかないので、演じられてよかったです」
髙松 「僕は好きな物事に対しては貫き通す信念があります。15年続けているダンスだったり、小学校の幼なじみとも会うたびに友情が更新されていったり、そういう部分は蓮と似ているところかなと思うので、10年間思い続けるというのはあり得るのかなと感じました」
――和真と蓮はお互いのどういうところに魅力を感じていると思いますか。
櫻井 「セリフの中でも“美しい”という言葉が出てきますので、一目ぼれみたいな部分があると思います。助けてくれた優しい部分、敏腕アートディレクター、そして顔も格好いいし、女の子からモテモテという部分もありますよね。第1話の夏祭りに誘われた時はもう好きになっていたと思います。でも、描かれていない部分でも何かあるのかもしれませんね」
髙松 「蓮が和真に引かれたのは心が広いところだと思います。後半になればなるほど、蓮のために何かをするという和真のいちずな描写が色濃く出てきます。蓮はそんな和真のいちずさが好きなんだなと感じました」
――原作や脚本を読んでみて楽しみに思っていたシーンや、実際に演じてみて印象に残ったシーンはございますか。
櫻井 「走るシーンです。作品の中でも結構な頻度で走っているのですが、最後の方にも走るシーンがあります。今までの和真と蓮のさまざまな描写や思いを背負っての走りでしたので、やりがいがありました。皆さんにもぜひ注目していただきたいシーンです」
髙松 「序盤で、理不尽な発言をした上司をある方法で言い負かすシーンが特に好きなんです。あのシーンは熱量を注ぎました。やられているだけじゃないぞ!という気持ちを出しつつキッチリと言い返すシーンですので、視聴していてもスッキリすると思います。したり顔で演じてみましたので、皆さまにもじっくりご覧いただきたいです」
――ストーリー展開で苦しくなることは多かったですか。
櫻井 「今考えるとそういった感情になることの方が多かったです。1日の撮影でも明るいシーンと暗いシーンを何度も繰り返すことがありアップダウンが激しかったため、感情を切り替えるのに難しい部分もありました。でも、つらいシーンを演じるのも嫌いではないので楽しめました」
髙松 「特に和真はいろいろな人に振り回されますから、明るいシーンだけ撮影してから暗いシーンだけ撮影ということができず、アップダウンを交互に撮影するので大変だと感じました。逆に僕のつらいシーンは一つにかたまっていたので、気持ちは作りやすかったです」
――撮影を振り返ってみて、裏話のようなエピソードがあればお願いいたします。
櫻井 「握力なのか超能力なのかは不明ですが、アロハは不思議なパワーを持っています。例えばプラスチックのコップを持っていると割れてしまうんです。“割ってこぼして、衣装にかかって撮影が押す”というケースが2、3回ありました。とんでもないハンドパワーを持っているという裏話です(笑)」
(写真撮影中にも、髙松さんが手に触れていたプラスチックの鎖が取れてしまうというハプニングも!)
――お二人がそれぞれ「これのためなら頑張れる!」というものはございますか。
櫻井 「前はプロサッカー選手を目指していました。応援してくれていた家族、当時所属していたユースチームメートや監督など、携わってくださった人がたくさんいる中でこの業界を選んだので、自分が大きくなった姿を見せられるようにという明確な気持ちがあるからこそ頑張ることができています。今後も、この気持ちを忘れずに進んでいきたいです」
髙松 「とてもストレートなのですが、ファンの皆さんのためなら頑張れます。昨年の8月から超特急というグループで新メンバーとして活動させていただいており、そのファンの皆さまから毎日『おはよう』『今日も頑張ってね』など、たくさんいただくメッセージを確認して元気をもらうのが生活の一部になっています。新しい自分をファンの皆さんに見せるため、日々頑張ろうと思える原動力になっています」
――タイトルにちなんで、お二人にとって東京といえばどこですか。
櫻井 「東京タワーですね。この作品の中でも東京タワーがところどころ出てきます。夜景を見るのが好きで東京タワーまで散歩しに行ったり、上ったりすることもあります」
髙松 「奥多摩です。地元の友人たちと車で初めて東京へ行ったのが奥多摩のダムを越えた山の方でした。星が奇麗に見える駐車場エリアに止め、サンルーフを開け、寝っ転がりながらみんなで星を見たのがいい思い出です」
――最後に視聴者へメッセージをお願いします。
櫻井 「素晴らしい作品にするために長い時間をかけてみんなで作り上げたので、たくさんの方々に見ていただきたいです。そして、滝沢和真を好きになってもらいたいです。彼は気持ちの上下が激しいキャラクターで、特にダウンの部分が詳細に描かれています。人は生きている中で幻滅してしまうこともあるけれど、和真は最後まで蓮に対していちずに思いを届けようと頑張るので、“頑張っていればうまくいくこともあるよ”というメッセージ性も伝わったらうれしいです」
髙松 「原作と同様にドラマでも細かい描写がたくさんあります。『えっ? 現実に和真が? 蓮が?』と実際に存在しているかのような気持ちになれるところが見どころになっています。『4月の東京は…』のファンの方々にも喜んでいただけるようみんなで頑張りました。ベッドシーンにも細かくこだわり美しく作り上げていきましたので、ご観賞いただけるとうれしいです」
――お二人のダブル主演がきっかけで続編が出たらいいなと思っています。ありがとうございました!
【プロフィール】
櫻井佑樹(さくらい ゆうき)
2002年5月29日生まれ。神奈川県出身。ふたご座。A型。22年11月に「劇団EXILE」に加入。主な出演作に「彼とオオカミちゃんには騙されない」(ABEMA TV)、映画「HiGH & LOW THE WORST X」(22年)、「女神の教室~リーガル青春白書~」(フジテレビ系)などがある。6月公開の映画「アキはハルとごはんを食べたい」(23年)にも出演決定。また、「おはスタ」(テレビ東京系)でレギュラーを務めるなど幅広い活躍ぶりが注目を浴びる。
髙松アロハ(たかまつ あろは)
2000年10月26日生まれ。神奈川県出身。さそり座。O型。22年8月に「超特急」に加入。主な出演作に「FAKE MOTION ‐卓球の王将‐」(日本テレビ)、「寺西一浩ドラマ~人生いろいろ~」(TOKYO MX)などがある。23年3月にはTikTokに投稿されたダンス動画が120万回以上再生されるなど注目を集める。
【番組情報】
ドラマシャワー「4月の東京は…」
6月15日スタート
MBSほか
木曜 深夜1:29~1:59
※地域によって放送日時が異なります
※TVer、MBS動画イズムで見逃し配信あり
【プレゼント】
サイン入り生写真を2名様にプレゼント!
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【締切】2023年7月12日(水)正午
【注意事項】
※ご当選者さまの住所、転居先不明・長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
※当選で獲得された権利・賞品を第三者へ譲渡、または換金することはできません。
※賞品をオークションに出品する等の転売行為は禁止致します。また転売を目的としたご応募もご遠慮ください。これらの行為(転売を試みる行為を含みます)が発覚した場合、当選を取り消させていただくことがございます。賞品の転売により何らかのトラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いませんので、予めご了承ください。
※抽選、抽選結果に関するお問い合わせにはお答えできませんので予めご了承ください。
取材・文/山本恵代(TBS・MBS担当) 撮影/蓮尾美智子
(櫻井)ヘアメーク/ 国府田雅子(B.sun) スタイリスト/八尾 スタイリスト
衣装協力/SHINYA KOZUKA(UNEEK BASEMNT 042-652-9825)、KOOI(印 渋谷店 03-6455-2239)、saby(HEMT PR 03-6721-0882)
(髙松)ヘアメーク/ヘアメイク GLEAM スタイリスト/TAKURO
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