志田未来が「ラップに苦しめられた3カ月間でした」と告白!? 「レンタル救世主」LASTはRAPでクランクアップ！2016/12/10

　12月11日に「レンタル救世主」（日本テレビ系）が最終回を迎えます。沢村一樹さん、藤井流星さん、志田未来さんら個性的な「レンタル救世主」のメンバーの活躍に話題が絶えないこのドラマ。沢村さんはなんと、JUJUさんと共に各テレビ局の歌番組に多数出演しドラマ主題歌の「believe believe」を披露。その渋い歌声は記憶にも新しいのではないでしょうか。今回は、志田さん、福原遥さん、稲葉友さんのクランクアップ現場に独占密着しました！

★フリースタイルなラップの集大成！

　12月にしてはあたたかい晴天のある日。降り注ぐ陽光の下、都内某所のビルの屋上でフリースタイルなラップを繰り広げる1人の女性。もちろん、百地零子を演じる志田さんです。零子は「ラップの力を借りて人に自分の思いを伝える」という役でしたが、ラストシーンの零子には今までとは違った感情が宿っている様子。前衛的で食い気味に、堂々と、そして楽しそうにラップをかみしめるその姿は、「レンタル救世主」の活動の中で“仲間”を得たことへの喜び、そして“自信”の表れのようです。一皮も二皮もむけた零子が、そこには存在していました。

　ラップを監修している上鈴木兄弟（P.O.P）があたたかいまなざしで見守る中、本番がスタート。志田さんの白熱の演技に、思わず「おぉっ」と声を漏らすお二人。カットがかかると、上鈴木タカヒロさんは手で大きくマルを描き、それを見た志田さんもほっとした笑顔を浮かべました。これまでの放送では、悲しみのラップ、怒りのラップ、人を励ますラップなど、さまざまな感情をラップに乗せて発信していた零子ですが、最終回で彼女が伝えたいこととは？　百地零子の集大成ともいえるLAST RAP、ぜひ受け取ってください。

　そしてハイジこと葉石りさ子役の福原さん、薫役の稲葉さんも同シーンにてオールアップ！　当日、福原さんは手作りケーキ、稲葉さんはカステラを差し入れし、「おはようございます！」と笑顔で撮影現場に登場。福原さんは持ち前の明るさとはじける笑顔で現場を癒やし、まぶしい制服姿が朝の日差しでいっそう輝いていました。一方今回のドラマで女装初挑戦だった稲葉さんですが、撮影の合間にオフショットを撮っている時のポーズやしぐさは女性そのもの。ポーズを決めるその足の角度からは、女性の色気が漂っていました。「レンタル救世主」に危機が訪れた今、彼らを救うのは実はこの二人!?　零子のラップに心を動かされたハイジ、薫の結末に注目です。

　そしてついに撮影終了の声が掛かり、笑顔で駆け寄る3人。オールアップを迎えて、スタッフに「碧山源太a.k.a.薫役、稲葉友さん！」「葉石りさ子a.k.a.ハイジ役、福原遥さん！」「百地零子a.k.a.MC地蔵役、志田未来さん！」と、「a.k.a.」（ヒップホップでよく使われる「also known as～」。意味は「～として知られる」）と紹介されるところも「レンタル救世主」ならではの光景でした。

　稲葉さんは「女装をする役でしたが、現場に入るたびにスタッフの皆さんが『かわいい』と言ってくださってうれしかったです。『カワイイはつくれる』のだなと思いました！　今後どこかでお会いする機会があっても、女装ではないことの方が多いと思うので、皆さん稲葉友を忘れないでください（笑）」とコメントし、笑いを巻き起こしていました。

　続いて福原さんは「約3カ月間、ありがとうございました。分からないことがたくさんあってたくさん迷惑をかけてしまったんですけど、監督をはじめ、スタッフさん、共演者の方々にたくさんのことを教えていただきました。ラップができて、私はとても幸せでした！　ありがとうございました」と笑顔でコメント。

　最後に志田さんは「今、遥ちゃんが『ラップができて幸せ』と仰っていたんですけど、私はラップに苦しめられた3カ月間でした（笑）。今は、『解放されたー！』とほっとしています。以前、大杉漣さんが仰っていた『俳優業は、レンタル救世主と一緒だよ』という言葉がすごく響いていて。私は今回零子としてこの作品にレンタルしていただいて、本当に良かったなと思います。共演者の方々に埋もれないように、零子として必死になっていたので、撮影が終わってしまうのは寂しいのですが、どこかでまた皆さんとお会いできるように頑張ります！」とコメント。初挑戦のラップにもがきながらも、零子という役を見事演じきった志田さん。身長150cmほどの小さい体が、何倍も何倍も大きく見えました。