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歌唱力自慢の芸能人100人が本気のバトル! DAIGO、司会の手応えは「“SNK”って感じ」2023/05/14

歌唱力自慢の芸能人100人が本気のバトル! DAIGO、司会の手応えは「“SNK”って感じ」

 芸能界を代表する歌唱力自慢の芸能人が20人1組のチームとなり、合唱で本気の勝負を繰り広げるバラエティー「平成令和ヒット曲を100人が熱唱!オールスター合唱バトル」(フジテレビ系)が、本日5月14日に放送される。

 吉田沙保里さん率いる歌ウマアスリート合唱団、村重杏奈さん率いるZ世代合唱団、狩野英孝さん率いる歌ウマ芸人合唱団、浅香唯さん率いる80年代アイドル合唱団、さくらまやさん率いる演歌合唱団の5チームが参戦! それぞれ、時代を彩るヒット曲2曲を約1カ月練習した成果を披露する。

 審査員を務める宮本亞門さん、岡本知高さん、ソニンさんは採点が難しかった様子だが、番組をべた褒め! 司会を務めるDAIGOさん、松井玲奈さんと共に取材に答えた5人の様子をお届けする。

歌唱力自慢の芸能人100人が本気のバトル! DAIGO、司会の手応えは「“SNK”って感じ」

――収録、お疲れさまでした!

DAIGO 「松井さん、伊藤利尋アナウンサー、堤礼実アナウンサーと番組を盛り上げていこうと思って進行していたんですけど、途中から一オーディエンスとして聞いちゃっている自分がいて。MCとして機能していたのか分からないんですけど…それぐらい歌の力を感じました。いろんな年代の方がいましたけど、いくつになっても真剣に取り組むことって格好いいな、すてきなことなんだなと教えてもらいました。いろんな世代の人にお届けしたい番組になりました」

松井 「司会をさせていただくのが初めての経験で、すごく緊張していたんですけど、最終的には楽しかったです! みんなで一丸となって一つのことに向き合う、そして、それを表現することがこんなにも楽しくて、すてきなことなんだということを体験できたのが、とってもうれしかったです」

宮本 「もっと緊迫した内容かと思いきや、合唱の力で一つのファミリーになったような幸せ感がありました。こんなに泣いて笑って、審査をすることを忘れたかったのは初めてです。それほど幸せな時間でした」

ソニン 「途中から点数をつけるのが嫌になってきちゃって(笑)。われわれはパフォーマーの立場でもあるからこそ、あれだけのクオリティーに仕上げることがどれだけ大変なのかも分かるし、あそこまで感極まれるということは、相当、思いをかけてきていることが見てとれるから、そこに感動しました。私はこういうチームワークで熱くなるのが大好きなんです。収録前は審査員としてこんなに心動かされるなんて想像していなかったですけど、いい番組だなと思いました。見てもらわないと損するよって私も宣伝しようと思います!」

岡本 「一言で言うなら幸せでした。ただ、正直なめてかかっていました。初歩の初歩のレベルだろうなと。でも、芸能界の精鋭たちは一人一人が輝く逸材だと思うんですけれども、そういう人たちが声を合わせることに意義がある番組だと思って、今日は臨ませていただきました。クオリティーがすごいし、人の声っていうのはこんなにも表現ができるものなんだなって。合唱は一人一人の個性があってこそ成り立つものなんだなっていうのを、あらためて教えてもらいましたね。本当に泣いたり、笑ったり、審査したり…忙しかったです」

――どういうポイントで審査をされたのでしょうか。また、特に印象に残った合唱団を伺えますか。

歌唱力自慢の芸能人100人が本気のバトル! DAIGO、司会の手応えは「“SNK”って感じ」

宮本 「技術的に見ては、演歌の人たちの歌のうまさは抜群。もちろん、演歌の癖はあったのかもしれないけど、見事にそれを打ち消した演歌の人たちは素晴らしかったです。一番衝撃的だったのは、今回のスタートを務めたアスリートチームの人たち。言霊や音霊がこれほど直球で来ると思わなかったです。それから芸人チームも、喜びと楽しさを表した2曲目は素晴らしかったです」

ソニン 「全チームに対してよかった点をレポートにためたいくらいです(笑)。もう皆さん素晴らしかったです! …皆さん素晴らしかったのを前提で、芸人チームの方々はギャップがすごすぎて。少し笑わせたりなどもパフォーマンスに入れてくるのかな?という感じで見ていたら、パフォーマンスしている最中は(そういう姿を)一切見せない。そして、それをいい方向に人を引き付けて、エンターテイナーの部分がいいふうに出ていたのが私の中では好印象でした。そして最初に披露した『Habit』も、難しい曲なのにあんなにテクニックを盛り込んで披露していたのが、ちょっと驚きすぎて…完全にギャップにやられた感じがしましたね」

岡本 「一つ挙げるとするならば、Z世代チームの2曲目『First Love』。本当に崇高な天上の音楽のイメージで。オリジナルの宇多田ヒカルさんの世界観とは全く違うものになっていました。何より彼らのパフォーマンスで素晴らしいなと思ったのは、声を発して声が消えて、そのあと間を作るところ。音のない瞬間の美しさ。(音を)埋める楽しさじゃなくて、間を楽しむ喜びみたいなものを彼らが味わいながら歌えていたのがすごかったです」

――DAIGOさん、松井さんも印象に残っている合唱団を伺えますでしょうか。

DAIGO 「全部本当によかったです。一つ挙げるとしたら、アスリートチームがすごく印象的で。トップバッターって一番緊張すると思うんですけど、そこをクリアして、2曲目でさらに思いがこもった歌を歌われていたのが印象に残っています。アスリートチームの歌声、サブスクとかで聞けないかなって(笑)。元気をもらいました!」

松井 「私は80年代のアイドルチームが今も変わらずキラキラしていて! 歌っている時も、当時のキラキラしていたのが体中からあふれ出しているようで。私はこの企画だけじゃなくて、あのメンバーでコンサートを開いてほしいぐらい大ファンになりました! いろんな曲を歌ってほしいし、そのコンサートに行けたらいいのにって思いながら聴いていました」

歌唱力自慢の芸能人100人が本気のバトル! DAIGO、司会の手応えは「“SNK”って感じ」

――収録を終えて感じた、この番組の歌バラエティーとしての魅力をお聞かせください。

DAIGO 「まず、芸能人が100人集まるところ。MCを担当させていただきましたが、そうそうたる方々が100人集まることが僕にとってはスペシャルなことで、そこがまずすごかったです。そして、その皆さんがチームごとに一生懸命やられている姿がとにかく想像をはるかに超えていたというか。本当に思いが伝わる歌だったなと思います。MCの手応えについては…『SNK』“最後の方に・慣れて・きた”!って感じ」

一同 「(笑)」

宮本 「最高(笑)」

DAIGO 「やっと慣れてきたなって時に終わったって感じでした…(笑)。もしまた放送があってMCをやらせてもらえるとなったら、もうちょっと早く慣れると思います(笑)」

松井 「(笑)。(学生時代に)合唱を経験している人が多い中で、あらためて合唱と向き合って、みんなで一つの方向に走っていく…そしてそれをステージの上で人に届ける。そこまでの過程だったり、姿勢が歌の中ににじみ出てくるのがとてもすてきだなと思いました。それぞれ個性があっても、一致団結して歌を届ける…それがこの企画のすごくすてきなところだなと、今回参加させていただいて強く感じました」

岡本 「多分、こういう番組ってなかったですよね。芸能人の方々が歌う喜びと達成感を知って、それを見てくださる視聴者の方々も『合唱って楽しいね』っていうきっかけになればいいなと思いました。合唱って聞くと、どうしても学生の時の音楽の時間に歌わされていた時間を思い出す人が多いと思うんですけど、今回出演された方の中で、楽しくなかったっていう人はいないんじゃないかなというぐらいのパフォーマンスを拝見して、うれしかったです。合唱最高!(笑)」

ソニン 「今日、収録しながらも思いましたが、大人になって自分の分野じゃないところで頑張るって、機会と勇気がなければやらないじゃないですか。大人が一生懸命、血と涙を注いでやるってすごく美しいなと思ったし、勇気をもらう方が多いんじゃないかなと思いました」

宮本 「この3年間の分断と孤独や不安がまん延して、人と話したい、人と分かり合いたい、人と何かを作りたい…そういう思いがたまりにたまっていた時に、合唱というこの企画は最高だなと思いました。一緒にハーモニーを作っていく時の喜びは、僕たち聴く方にも染み入ってくるんですよね。すてきでしたね」

歌唱力自慢の芸能人100人が本気のバトル! DAIGO、司会の手応えは「“SNK”って感じ」

――難しいとは思うのですが、どなたかお一人、ポイントとなる人を挙げるとしたら…。

宮本 「Z世代の竹野留里さん、うまかった。声を聴いて身震いしたね。あと、あのタイミングで(演歌チームの)山川(豊)さんに(ソロを)歌われちゃうと、もうもう…涙腺崩壊。やられちゃった。構成もうますぎるし。でも、本当に誰かっていうよりもね、みんな支え合っていてよかったです」

ソニン 「芸人チームのチャンス大城さんは私の中で完全にMVP! ちょうど私の目線の先にいらっしゃったんですけど、1曲目のハイトーンがすごく素晴らしかったなって思っていたら、2曲目の『SHAKE』ですごくぎこちなくダンスを踊ってらっしゃって(笑)。それがすごくいとおしくて。あとは、田中あいみさんは演歌チームの中でも個性を持っていらっしゃる方なんだなと思いました。ソロに出た時にパッと花開く感じがして、印象に残りました」

岡本 「Z世代チームの(村山)輝星ちゃんの存在感は、あのチームにとっては大きかったんじゃないかなと思います。人ってどうしても大人に甘えるとか、誰かを頼るとかしちゃうと思うんですけど、輝星ちゃんがいることによって、周りのみんなは甘えられない…。でも、そのおかげで、崇高な『First Love』が生まれたんじゃないかなって思います。(輝星ちゃんは)ちっちゃくて大きな存在だったね」

【番組情報】

「平成令和ヒット曲を100人が熱唱! オールスター合唱バトル」
フジテレビ系
5月14日 日曜 午後7:00~9:00

文/Y・O(フジテレビ担当)



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