囲碁将棋、金属バット、三四郎、スピードワゴンら8組が「THE SECOND」で激突! マシンガンズ・西堀「優勝して俺はタクシーで帰る!!」【フォトリポート】2023/05/09
5月9日、結成16年以上の漫才師による新たなお笑い賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~」の最終決戦「グランプリファイナル」におけるトーナメント組み合わせ抽選会&記者会見が開催され、ファイナリスト8組が登壇。組み合わせ抽選会&記者会見のMCは銀シャリ(鰻和弘、橋本直)と、宮司愛海フジテレビアナウンサーが担当した。グランプリファイナルの模様は、5月20日の午後7:00より、フジテレビ系全国ネットで生放送される。
2月の選考会を皮切りに、3月・4月と2回にわたり開催された「ノックアウトステージ」での激戦を勝ち抜き、グランプリファイナルへの出場権を手にしたファイナリストは、囲碁将棋(文田大介、根建太一)、金属バット(小林圭輔、友保隼平)、ギャロップ(林健、毛利大亮)、三四郎(小宮浩信、相田周二)、スピードワゴン(井戸田潤、小沢一敬)、超新塾(イーグル溝神、タイガー福田、サンキュー安富、ブー藤原、アイクぬわら)、テンダラー(白川悟実、浜本広晃)、マシンガンズ(滝沢秀一、西堀亮)の8組。
抽選会の結果、第1試合は金属バットVSマシンガンズ、第2試合はスピードワゴンVS三四郎、第3試合はギャロップVSテンダラー、第4試合は超新塾VS囲碁将棋に決定した。
くじ引きは、スピードワゴン、三四郎(相田は欠席)、超新塾、ギャロップ、テンダラー(リモート出演)、マシンガンズ、囲碁将棋、金属バットの順で行われた。マシンガンズがくじを引き終わった段階で、残る2枠はトップバッターの1番と、トリの8番という展開に。
続く囲碁将棋は文田の「2人で引きたい」という言葉で、根建が文田を操作する形でUFOキャッチャーのようにくじを引く。文田が引き当てたのはトリの8番。トップバッターの1番しか残っていないくじ引きの箱を前にした金属バットは、小林が「何しに来たんすか、これ。この後、大阪で新ネタライブあるんですけど」といら立ちを見せるほか、遅れて登場した友保は「これ引かんとダメなんですか? 僕らがトップになるとライブが終わるんすよ」「こんなん引くんやったら出えへん方がよかったっすわ」「始発で来たんですよ?」とこぼしていた。
記者会見では、それぞれ2組ずつ意気込みを。第1試合で先攻の金属バット・友保は「(予選を振り返ると)今となっちゃ、いい思い出です。すべてがキラキラしています。まさかトップを引くとは思わなかったんで。合間でタバコ吸いに行ったんですけど、あんなマズいタバコなかったです」と明かす。対戦するマシンガンズについて、小林は「この武器ダービーをなんとか制したいと思います」とコメントした。
後攻はマシンガンズ。出場を決めた理由を聞かれると「だって、出ざるを得ないじゃん。売れてないくせにお前らなんで『THE SECOND』出ないんだよ、と言われちゃうんで」と西堀。滝沢は「最初は出ないつもりだったんですよ、もう無理だろうって。マネジャーが無理矢理入れたんですよ。それがなかったらと思うとゾッとしますね、ここまで来れると思ってなかったんで」と正直な気持ちを口にし、さらに「(優勝しても)清掃の仕事は続けますよ。芸能界はどうなるか分からないんで!!」と力説。また、西堀は「俺は今日ここまで電車で来たぞ。タクシーで来るやつ、車で来るやつ、いっぱいいたなぁ。俺が一番(大会の)趣旨に合っている!! 優勝して俺はタクシーで帰る!!」と宣言した。
第2試合で戦うのは、スピードワゴンと三四郎。三四郎・小宮は「テレビに出られるようになる前からずっとお世話になっていた先輩なので、感慨深いですね。でも、真剣勝負だから」と闘志満々。出場を決めたのは小宮だそうで、「僕が『出よう』と言ったら、相田に『よっしゃ、じゃあ900万円の車買うわ』と言われました。相方もやる気あります」と情熱的。一方、先攻のスピードワゴン・井戸田は、出場の理由について「6やりたい、4ちょっとやだなくらいでした。でも『出たい』という思いが先にあったので、トライしようと」と回答。小沢も「友達が『(この大会は)セカンドチャンスじゃないよ』と。『セカンド青春だ』って言ってくれたよ」と、本大会を楽しんでいる様子を伺わせた。
第3試合はギャロップとテンダラーが激突。これまでの戦いについて、テンダラー・浜本は「ホンマめちゃくちゃ緊張しましたよ。初舞台かってくらい緊張しました。賞レースが十何年ぶりやからドキドキしたけど、楽しかったですね」と振り返る。大阪で切磋琢磨(せっさたくま)する先輩・後輩の間柄の2組がぶつかるが、ギャロップ・林は「どうせならどっかで戦いたかった先輩なので、当たらず終わるよりいいかなと思います」と気合十分。DJが趣味のギャロップ・毛利は、「音楽好きなんで、音楽番組もしたいです。DJも長いことやってるんですけどあんまり仕事につながらないので、そういうのもやれたらいいなと思いますね。派手なことしたいです」と、スクラッチを交えながら優勝した時にかなえたい夢を語った。
第4試合は超新塾と囲碁将棋が火花を散らす。囲碁将棋・文田は「去年『M-1グランプリ』の決勝をテレビで見ていたんですけど、小学1年生の娘が『パパこれ出ないの?』と。『7歳のくせに挑発してきた!』と思い、『よっしゃあ!! 出たらぁ!!』と挑戦を決めました」と意気込む。それを受けた根建も「相談とかあるかなと思ったんですけど、文田がTwitterで出場を即表明していたのを見て、うれしかったですね」と喜んだ。超新塾・イーグル溝神は「もう一度チャンスがもらえたんだ、と。『M-1』で結果が残せていなかったので、即出場を決めました。これだけメンバーがいるとスケジュールを合わせるのも大変で、本当は6人組だったんですけど、今年2月に1人が脱退してしまって。脱退後、5人になっての初舞台が『THE SECOND』だったんです。ここで結果を残さないと辞めたメンバーも報われないと思うので、頑張りました」と思いを明かした。
グランプリファイナルのMCは東野幸治、宮司アナが務め、小室瑛莉子アナがリポーターを担当。アンバサダーにはダウンタウン・松本人志が就任。ネタ披露の時間は6分。優勝賞金は1000万円。
【番組情報】
「フジテレビ開局65周年×吉本興業110周年 特別番組『THE SECOND~漫才トーナメント~』」
フジテレビ系
5月20日 土曜 午後7:00~11:10
取材・文・撮影/宮下毬菜(フジテレビ担当)
関連記事
- 「THE SECOND~漫才トーナメント~」結成16年以上の実力派が続々参戦を表明! かもめんたる、ジャルジャル、ランジャタイらがエントリー
- ランジャタイ、かもめんたる、タイムマシーン3号ら16組が「THE SECOND~漫才トーナメント~」でベスト8入りに向けてバトル!
- 松本人志が「THE SECOND~漫才トーナメント~」のアンバサダーに就任
- 田津原理音が「R-1グランプリ」優勝! 21代目王者の素顔は「銀河一、平場が弱い」【優勝会見リポート】
- 「11年目以上全員救います」「やっと決勝にいけた」「僕には『R-1』しかない」。ピン芸人が闘志を燃やす「R-1グランプリ2023」決勝進出者発表【会見リポート】
- 「人生って、思い描いていたようには進まないじゃないですか」。「優勝は諦めたくない」男性ブランコの“今”【ロングインタビュー前編】
- 「やらんかったら負け」。ななまがりが、新ネタ28本の単独ライブ「ななまつり」に込める覚悟【ロングインタビュー前編】
- 「錦鯉さんの優勝は“ありがた迷惑”」!? 38歳と40歳の実力派コンビ・シシガシラ ロングインタビュー【前編】
この記事をシェアする