福地桃子「こんなに登場人物が愛らしいキャラクターがそろうドラマって楽しい」――「それってパクリじゃないですか?」インタビュー2023/04/26
芳根京子さん主演、ジャニーズWEST・重岡大毅さん出演の「それってパクリじゃないですか?」(日本テレビ系)。芳根さん演じる藤崎亜季と重岡さん演じる北脇雅美の凸凹バディが仲間の作った商品を守るため奮闘する“知的財産”をテーマにした、新時代のオフィス・エンターテインメントドラマです。
今夜4月26日放送の第3話を前に、亜季の学生時代からの親友・根岸ゆみを演じる福地桃子さんにインタビュー。作品への思いから、芳根さん、重岡さんとのエピソードを伺いました。
――ドラマ出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。
「原作(奥乃桜子『それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~』)と企画書を読ませていただいて、“知的財産”ってものがテーマになっているお話なのですが、聞き慣れない言葉で。普段聞き慣れないけれど、ものすごく身近にあることがテーマになっていることで、自分の日常の中で目に触れているものだったり、実際に使っているものが直接関わってくるので、とてもテーマとして興味深いと感じました」
――原作をお読みになっていかがでしたか?
「原作にも出てくる役を今回、私がやらせていただきます。働いているカフェで自分が作ったキャラクター“ふてぶてリリイ”を展開していて、そのグッズがお話の中でトラブルに巻き込まれてしまうのですが、そういったところから聞き慣れない言葉がものすごく身近になる瞬間があって、それを役を通して感じているところです」
――ゆみを演じるにあたり、どのように役作りされていますか?
「普段の自分とは違ったキャラクターや違った要素を求められている役で、監督とお話したり、原作を読みながらキャラクターを掘っているところです」
――ゆみとの共通点はありますか?
「自分と重なる部分はあまり分からないです(笑)。でも監督から自分をどう見えているかは分からないですが、普段の私とは違う面を見せてほしいと言われているので、そこは意識しています」
――芳根さんとの共演シーンが一番多いかと思うのですが、芳根さんの印象は?
「現場でもとても明るく、常に引っ張ってくれるような存在で、芳根さんが笑っているのを見るとつられて笑ってしまうような…芳根さんの周りはいつも明るくなる印象です。芳根さんとのシーンがとても多いので、とても心強いです。いろんな表情を間近で見させてもらっているので、とても楽しい現場です」
――第1話で重岡さんとのシーンもありましたが、重岡さんの印象はいかがですか?
「今後も一緒のシーンがあるんですが、今回やられている役はルールに沿ったキッチリした役だと思うので、また普段の印象と全然違う方だと感じています。以前から拝見していた印象と、重岡さんがこの役をやったらどうなるんだろうって思って楽しみでした。顔合わせして本読みをした日、重岡さんも含めて皆さんのキャラクターが引き立っていて、こんなに登場人物が愛らしいキャラクターがそろうドラマって楽しいなって思いました。以前にもご一緒したスタッフさんとも再会できたうれしい現場なので、勝手に心強いチーム力を初日に感じました。だから同じシーンがないキャストの方も、皆さんがこの役をどう演じられるんだろうって、台本を読みながら勝手に想像して、毎話毎話、台本を読むのが楽しみになっています。これからあるかも知れないんですが、会社の皆さんとは離れたところでお話に関わるので、完成されて一つになるのを楽しみにしています」
――ゆみはハンドメードの作家ですが、ご自身はデザインや芸術はお好きですか?
「本当に趣味の範囲で、去年マネジャーさんがご結婚されたタイミングで、刺しゅうをデザインしたもの(バッグ)をプレゼントしました」
――デザインするのはお好きなんですか?
「デザインというほどではなくて、多くの人に向けてというよりも、私はその人のことを知っていないとできないので、そんな大それたことではないのですが…(笑)。趣味の延長で人にプレゼントしたりするのは好きです」
――デザインというより、人に喜んでもらうのがお好きなんですね。
「もてなしたりするのは好きです。その人が欲しかったら…という感じですね。以前、友達にマグカップをプレゼントしたのですが、それも誕生日が近かったので、ラッピングしたプレゼントとは別に、自分でかわいいなと思って買った小さいマグカップが二つあって、自分よりもお友達の方が似合うなって思ったので、ちょっと試しに渡したらすごく喜んでくれて、プレゼントしました。その場の思いつきで喜びが広がったのがうれしくて…。その子が心から気に入ってくれたのが一番大事ですね」
――ゆみが働くカフェ「ふわフラワー」には看板猫のリリイちゃんがいますが、動物はお好きですか?
「好きですね。生き物を見ていると楽しいですね。でも猫は実家で飼っているとかではないので、触れ合う機会が多くなかったんですよ。だからちょっと緊張しています(笑)。それこそ、芳根さんと2人で対面させていただいた時に、すごいかわいくて。芳根さんは猫との触れ合いが上手なので、参考にしています」
――最後に作品への意気込みを聞かせてください。
「先ほども言ったのですが、本当に出てくる登場人物が愛らしいキャラクターばかりなので、自分もその中の1人として、ゆみが持っているキャラクターの力強さだったり、その場が明るくなるようなエネルギーで、見てくださる方に楽しんでもらえたらうれしいなと思います」
――ありがとうございました!
【プロフィール】
福地桃子(ふくち ももこ)
1997年10月26日生まれ。東京都出身。2016年にデビュー。ドラマ「消しゴムをくれた女子を好きになった。」(日本テレビ)、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」など多数の作品に出演し、5月14日スタートのドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」(NHK BSプレミアム)にも出演予定。
【番組情報】
「それってパクリじゃないですか?」
日本テレビ系
水曜 午後10:00〜11:00
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取材・文/R・N(日本テレビ担当) 撮影/蓮尾美智子
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