「ガチ恋粘着獣」第一部完結、そして第二部へ――井上想良&山下幸輝&松本大輝が「この3人でよかった」と感じる“ドラマ版コズミックの魅力”とは?2023/04/22
香音さんと石井杏奈さんがダブル主演を務めるドラマ「ガチ恋粘着獣」(ABCテレビ・テレビ朝日ほか)。スバル(井上想良)、コスモ(山下幸輝)、ギンガ(松本大輝)の3人組人気動画配信グループ・コズミックを巡って、彼らに“ガチ恋”した女性たちの姿を第一部・第二部の二部構成で描いています。
推しへの暴走する恋心を描いた物語は、第一部のクライマックスへと突入。スバルにガチ恋する輝夜雛姫(香音)の恋心はついに暴走し、スバルを恐怖のどん底に陥れています。さらに、りこめろ(中田クルミ)の暗躍もあり、コスモやギンガにも危機が訪れ、3人にはどんな結末が訪れるのか。
衝撃の第一部から新章・第二部へ――その前に、ドラマでコズミックを演じる井上想良さん、山下幸輝さん、松本大輝さんを直撃! 第一部を振り返ってもらいながら、ドラマの裏話を伺いました。さらに、3人の仲の良さが表れるトークも!
――皆さんは今回が初共演になりますが、それぞれの第一印象はいかがでしたか?
井上 「幸輝はずっとニコニコしているのですごく場が和むというか、場を温かくしてくれるかわいい子だなと。それは最後までずっと変わらなかったですね。大輝は真面目で『自分の決めたことはこう』みたいな感じのタイプかと思っていたら、ノリがよくて、空き時間にやっていた大喜利みたいなこともすごく面白くて。最初の第一印象とは全然違いますね」
山下 「想良くんは声が印象的というか、落ち着く声をしているなと思って。『いい声だな』と思ったことはずっと変わらないです。大輝は背が高い! 身長にまず目がいっちゃいました。『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』の先輩なんですよ。だから、会った時に『あ、背が高い』って。それが第一印象でしたね」
松本 「想良は、衣装合わせの時に初めて会ったのですが、最初の印象は…正直すごく怖かったです(笑)」
井上 「うるさいよ(笑)」
山下 「はははは!(笑)」
松本 「髪色もこんな感じではなかったので(笑)」
井上 「確かに。黒かった」
松本 「格好も黒かったのですごく怖い方かと思っていたんですが、撮影に入ったらスタッフさんともすごくしゃべるし、一番面白い方なのかなという印象に変わりました。幸輝は、最初からニコニコした感じで。だから、想良より仲良くなれるのかなと思っていました」
山下 「親しみやすいのかな?」
松本 「幸輝とは『ジュノン』というつながりがありましたが、2人ともすぐ仲良くなりました」
――コズミックというグループとして共演シーンも多かったと思います。仲が深まったきっかけは何かありましたか?
松本 「最初に想良が『タメ口でいこう』というところから始まって、そこから一気に深まったのかなと思います」
山下 「そうだね。最初は敬語だったんですけど、グループで活動するということで、そこの殻を破らないといけないという話をしていたら、想良くんがそういう言葉をかけてくれて。だから、クランクインからまとまりよく始められました」
井上 「やっぱり、コズミックは同い年の設定なので、先輩・後輩関係なくタメ口の方が絶対にみんなやりやすいだろうなと思って。だから、初日からすごく出来上がっていた感じだったね」
――出演が解禁された直後にはインスタライブもされていましたが、そこでも皆さんの仲の良さが画面越しに伝わってきました。
松本 「3人で初めてのインスタライブをやった時は、撮影もすでに後半戦で僕たちの仲も深まってその関係性ができた状態だったので、『本当にコズミックというグループで配信しているみたい!』というコメントもあって、そういう声を聞くと、この3人でよかったなと思いました」
――演じられる役についてはどのように感じていますか?
山下 「コスモくんは、僕と結構似ていますね。内に秘めるタイプというか、自分から言い出せないところが僕と似ていて。でも、コスモにガチ恋する花織琴乃さん(石井杏奈)もそういうタイプで、どっちも言い出せない、奥手な感じが逆に芝居としてのキャッチボールをしやすかったというか。困ったことはあまりなかったかなと思います」
井上 「スバルは、クールだけどかわいいところもあって、自分に正直なキャラクター。共通点かなと思ったのは、自分のやりたいことに正直なところ。僕自身も『自分がやりたいと思ったらできるだけその気持ちに従おう』と思って生きているので、そういう行動力は似ているものがあるのかなと思いました」
松本 「ギンガは、コズミックのメンバーに対しても周りの人に対しても、結構冷たい言い方でズバッと言ってしまうんですが、それは器用ではないからそうなってしまうというか。少し不器用なところもあって、そういう言い方になってしまったりする。だけど、コスモとスバルのことは大好きなんです。大好きだからこそ、うまくいかない時とかがあったらウーっとなってしまう。でも、自分とはそんなに似てないですね(笑)」
山下 「(内面は)全然似てないです、でも見た目はめちゃくちゃ似てます(笑)」
井上 「そのままやもん」
山下 「最初(漫画から)出てきたんかなと思った」
松本 「性格の部分では、僕とギンガは似ていないです」
――3人の中で、一番キャラクターと似ているなと感じるのはどなたでしょう?
山下 「俺は想良くんやと思うけど」
井上 「お、似てる?」
山下 「何も考えていないように見えて、実はすごく考えているところは似ているかもしれない」
井上 「うれしいです!」
――W主演の香音さん、石井杏奈さんとの共演シーンも見どころになると思いますが、お二人の印象はいかがですか?
山下 「琴乃さんはガチ恋を隠しながらガチ恋している人を嫌っているけど、琴乃さん自身もコスモにガチ恋してしまっている。でも、ほかのファンの人から『コスモくん! コスモくん!』と言われることにコスモ自身は少し苦手意識がある中で、それに対して琴乃さんが『コスモくんが嫌がることはやめてください!』と言うところは、琴乃さんがコスモに対して一喜一憂していることが僕から見ていても分かりやすくて。石井さんのお芝居も素晴らしいなと思いました」
井上 「雛姫という役はすごく真っすぐだから、感情が高ぶると叫んでしまうし、涙も出ちゃう。泣くシーンも結構あったんですけど、テストから本番までずっと涙を流して、 ちゃんと自分の心を高ぶらせている香音ちゃんが本当にすごかった。香音ちゃんが演じる雛姫だから僕も役として申し訳なくなるというか、カットがかかった時に思わずため息が出てしまうこともあって(笑)。そうさせてくれた香音ちゃんは、やっぱりすごいです」
山下 「でも、それを引き出しているスバルがすごいよ」
――(にやけてしまう井上さん)。
松本 「僕は、香音さんと石井さんと共演したシーンが2人に比べると少なかったんですが、序盤の琴乃さんと終盤の感情的になっている琴乃さんの印象が全然違って。現場で石井さんの演技を見て、こっちも心がグワっとなってすごく引き込まれました」
山下 「ギャップがすごかったよね」
松本 「すごかった。香音さんも、感情がぐわーっとなっている時と、シュンとなっている時、どちらも見ているんですが、特に雛姫とりこめろが一緒にいるシーンがすごく好きでした。ギンガとコスモが突撃するシーンでも、自分が出ていない時に裏でずっとモニターを見て『うわ、すごいな』と思っていました」
山下 「雛姫はあまり切ない表情を見せない人なんですけど、そこでそういう表情が見られたのは、ギャップもあってよかったなと思いました」
この記事をシェアする