菊地亜美、東京大学出身・伊沢拓司の言葉で娘との向き合い方に変化が――「さんまの東大方程式」インタビュー2023/04/22

――あらためての質問になるのですが、この番組におけるさんまさんのすごさを伺ってもいいですか。

「いや、もうこの収録の長さですよ！」

――だいぶ長丁場でしたね（笑）。

「あらためてすごいなと思います。だって（東大生は）一般の方ですからね。テレビに初めて出ましたとか、この番組しか出ていないっていう東大生たちを相手に約5時間！　一人一人の話をちゃんと聞いて引き出して…緊張して慣れていない方もいて、かんじゃったり内容がまとまんなかったりするのも当たり前だと思うんですよ。でも、その中でいろんなことを引き出してあげて、面白いキャラクターを見つけていく…。今日も『YouTubeやった方がいいよ』ってさんまさんに言われた子が、『YouTubeが一番、自分とは遠い存在で向いていないと思っていた』って言っていたじゃないですか。でも、さんまさんの一言をきっかけに、あの子がYouTubeをやるかもしれないですよね。それから、箱根駅伝が好きで、いつか中継に携わりたいっていう子にも、『絶対行けるよ、頑張ってそこ突き詰めていけ！』って言っていて。これを言われたことによって、本人も頑張ろうってなるじゃないですか。現に、そういう方もいたんですよ。芸人さんになりたいっていう東大生が過去にいて、本当に芸人さんになって別の番組でお会いしたことがあって」

――そんなことがあったんですね。

「さんまさんに会えることってなかなかなくて。タレントになってさんまさんに会いたいって思っても、さんまさんの番組に出させてもらうのは大変なことだと思うんです。この番組に出る東大生にとっても、さんまさんと会えたことが刺激になっていると思います。それから、さんまさんのパワフルさがすごいなって！」

――収録中、立ちっぱなしですもんね。

「ほんとに！　私たちは座っているんですけど、さんまさんはずっと立っていて…すごいなって思いますね。遅い時間まで収録が続いても本当にパワフルな方なので、自分も頑張んなきゃなって思います」

――では、もし第11弾があったらどんな東大生に会ってみたいですか。

「過去の放送で、親に一度も勉強しろって言われたことがないって言っている方がいたんですけど、まだ信用してないんですよ！（笑）」

――（笑）。

「記憶がすり替えられているんじゃないかって思うんですよ（笑）。ちょっと半信半疑だから、本当に『一度も勉強しろって言ったことがないし、勉強のことは分かんないけど、なぜか本人が自発的に勉強していました』みたいな親御さんをぜひ見たいですね！」

――ご両親に密着してみたいですね。

「過去に、河野玄斗くんのご家庭に密着した映像を見たんですけど、『なんかこの息子、東大行くわ』と思ったんですよ（笑）」

――何かが違いましたか？（笑）。

「はい、何かが違いました（笑）。いろんなご家庭の様子は気になりますね。勉強以外でやっていたことも知りたいし！　『うちは変わった勉強はしてこなかったけど、とりあえずブロックのおもちゃはたくさんありました』とか。うちもブロックはあるので（笑）。それから、今回思ったのが、デジタル化しているなと。YouTubeやっている東大生なんて、最初の頃ほとんどいなかったんですよ。今の子どもたちにYouTubeを見させすぎているのが親にとって悩みで…。帰ってきてすぐ『YouTube！』ってなっちゃったり、誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントをあげても、プレゼントを開けた瞬間に『わー！』って喜んだと思ったらすぐYouTube見ちゃったり…物のありがたみが分かっていないみたいなことを、よくママ友から聞くんです。でも、時代が変わってきているじゃないですか。本を読んだ方がいいとよく言われていますけど、でも、パソコンも使えた方がいいですよね。そういう面に関しても、東大生に聞いてみたいなって。デジタル面に強い人にぜひ来てもらって、いろいろ教えてほしいなと思います！」

――時代の流れとともに東大生の姿も変わっていくと思うと、第11弾以降も楽しみですね。

「楽しみですよね！　それから、今回の放送で楽しみな企画があって！　番組の最後に出てくる『現役東大生・OBがどうしても会いたい人』の企画で、人ってこんなに震えるんだって思うぐらい震えていたり、目がハートになるぐらい喜んでいて！　オンエアではどんな感じになっているのか、見るのが楽しみです（笑）」

――キャラクターの濃い東大生たちが右往左往している瞬間が見られましたね（笑）。

「ご本人が、『美人と関わることが今までもなかったし、今後もないと思うので…』って言っていたじゃないですか。その時の感じがなんかほっこりして、かわいいなって思いました。これからもあのコーナーも楽しみですね」