宮世琉弥、大躍進の1年で再確認した「僕がこのお仕事をやっている意味」 「ホスト相続しちゃいました」インタビュー2023/04/14
4月18日スタートの連続ドラマ「ホスト相続しちゃいました」(フジテレビ系)で、新人ホスト・夜空流星を演じる宮世琉弥さん。本作は、叔父からの遺言で、東京・歌舞伎町にあるホストクラブ「MAJEST」を相続することになった主人公・本橋久美子(桜井ユキ)が、個性的なホストたちと共に店を立て直していくオリジナルストーリー。
2022年は「もしも、イケメンだけの高校があったら」(テレビ朝日系)、「村井の恋」「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」(ともにTBSほか)、「君の花になる」(TBS系)と、4本の連続ドラマにメインキャストとして出演。19歳の誕生日となる2023年1月22日には、ミュージックプロジェクトも始動した。
多忙な日々を送るが、取材中も常に気取らない笑顔でその場にいる人たちをとりこにする。初のホスト役についても、「本当は僕、たぶん接客とかうまいと思うんです。でも19歳の新人ホスト役なので、下手なふりするのが難しかったです(笑)」と笑ってみせる。躍進を続ける19歳、その今を捉えた。
「ホストの中では最年少だけど、一番空気を読む力がある子です」
――初のホスト役。実際にホストクラブを見学したそうで…?
「桜井ユキさん、三浦翔平さん、八木勇征くん、鈴木ゆうかさんと僕の5人で、ホストクラブの体験に行かせていただきました。それがもう、本当にすごくて! 皆さん優しいし、ホストの方に対する印象が変わったんですよね。お話を聞いていると、なんか僕たちのお仕事と似てるなって思ったんです。形は違いますけど、“人気を上げていくためにはどうするか”という部分なんかは、僕たちも考えるところなので。やっぱり僕もモテるし、話も上手だし。そこはすごく似ているなと。……って、ツッコんでくださいね!? 今の、流星の役作りですよ?(笑)」
――(笑)。流星はどんなキャラクターですか?
「流星くんは19歳で、同い年なんですけど、すごく頭がいいんです。そこに関しては、似てるかは分からないんですけど(笑)。人を見る力がすごく優れている子で、『今、この人怒ってるな』ってすぐ気づいたりとか。僕も人間観察が大好きなんです。ホストの中では最年少だけど、一番空気を読む力がある子です」
――印象に残っているシーンはありますか?
「もう台本を見た瞬間、衝撃を受けたシーンがありまして。第1話の最後、桜井さん演じる久美子さんが“ホスト相続しちゃうのか、しちゃわないのか!?”というシーンがあるんですけど、そこが一番衝撃でしたね。『えっっっ!? するでしょ!!』って」
――(笑)。
「僕、いつもツッコんでるんです。タイトルが『ホスト相続しちゃいました』なんだから、誰もが予想つくじゃないですか。なのに第1話の最後が“どうなるんだ!?”みたいな感じで終わるのが面白いなと思って(笑)。流星くんでいうと、久美子さんがお試しでホストクラブに来て、僕が接客するシーン。それがクランクインの日だったんです。だからちょっと思い出深いというのもあるし、初めてホストとして接客するシーンでもあったので、印象に残っていますね。自分の名刺もいただいたんですよ。最初は流星くんはまだあまり人気がない子なんですけど、後半にはスターになります。……まだ台本もらってないので分からないですけど(笑)」
――期待を込めて(笑)。
「だんだん人気が出る子だと思います(笑)。最初は全然指名ももらえないんですけど、たぶん選ばれるようになってくると思います。本当は僕、たぶん接客とかうまいと思うんです。でも19歳の新人ホスト役なので、下手なふりするのが難しかったです(笑)」
――撮影する中で知った、ホストのルールやマナーがあれば教えてください。
「お店は夜なので、昼夜逆転生活になるんです。だから活動時間が違いました。あとは、僕たちが働いているホストクラブ『MAJEST』では“永久指名制度”という制度があるんです。お客さんが最初に指名したホストを変更できないという制度なので、それ以降はもうほかのホストを指名できなかったりするんですよ。いろんなルールがあるんだなと思いました」
「父の生きざまが大好きなんです」
――売り上げや人気がランキングになり、数字で評価されるホストの世界。宮世さん自身は、刺激を受ける人はいますか?
「(即答で)刺激を受ける人は、父です。父の生きざまが大好きなんです。やっぱり父親だし、刺激を受けて当たり前だと思うんですけど、(父親を)心の底から信頼して、尊敬できると言い切れる人って、あまりいないんじゃないかなとも思うんです。『憧れの人は誰ですか?』と聞かれたら、自信を持って『父です』って答えますし、どこに憧れているか、何に刺激を受けているか、細かいところまで伝えることができる。そういう僕を俯瞰(ふかん)して見た時に、『父が僕のお父さんで本当によかったな』と感じます」
――昔から、そういうふうに思っていたのですか?
「まだ物心がついていない時はちゃんとは思えていなかったんですけど、大人になって社会に出ると、やっぱり両親へのありがたみをすごく実感して。お父さんも、お母さんも、2人ともすごく尊敬しているんです」
――ご両親からの教えや言葉で、大切にしているものはありますか。
「お母さんが言ってくれた『死んだ人の分まで生きろ』です。宮城県民として震災が起こった時の経験と重なって、『ちゃんと生きないといけないな』って強く思いました。生きたくても生きられなかった人がいるし、それは決して人ごとではないなと思うんです。そういう人たちが世の中にいっぱいいる中で、自分たちが今生きていられることについて、もっとちゃんと考えてほしいという思いがあるので、僕はお母さんのその言葉を大切にしています。父の人間性もすごく大好きで、周りの人への気遣いとか、人柄とか。怒る時はちゃんと怒ってくれるところも。一つ一つ、細かいことになってしまうんですけど、尊敬できるところがたくさんあるんです」
「ファンの皆さんがいなかったら、たぶんこの仕事やってないです」
――昨年は4本の連続ドラマにメインキャストとして出演。躍進を続ける中で、心境に変化はありましたか?
「あらためて実感したのは、“応援してくださる方たちのおかげで、今僕はここに立てている”ということです。スタッフさんや、いろんな人とのつながりで、こういうお仕事ができているんだなって。僕がこの仕事をしているのは、やっぱり皆さんに笑顔になってほしいから。少しでもその人の人生が豊かになるような幸せだったり、感動を与えたいという思いでこの仕事をしているので、それを再確認できたなって思います」
――19歳の誕生日となる2023年1月22日には、YouTubeチャンネルもスタート。「宮城から世界へ。」と題した動画では数々の野望を語っていましたが、今、一番熱中していることは何でしょうか。
「お仕事ですね。ファンの皆さんの反応を見たり、僕のことを応援してくださっているスタッフさんの反応を見るのがすごくうれしくて。よく考えるのが、長い休みがほしいとか、もっとオフがほしいって、たぶん働いていたら誰しもが思うことだと思うんですけど。でもその休みの貴重さって、普段お仕事を頑張っているからこそ、その1日の休みが大事だし、長期の休みがほしいって思えるんじゃないかなと思います。僕がこのお仕事をやっている意味が、ファンの皆さんがいるからなんです。皆さんがいなかったら、たぶんこの仕事やってないです。去年いろんなお仕事をさせていただいて、それを再確認できたのが大きかったです」
――ファンの方々の存在は、本当に大きな力になっているんですね。
「SNSのコメントもですし、あとはファンクラブイベントを開催した時に、直接ファンの方と話すことができて。その空間がすごく楽しかったんです。ファンの方々が、僕と会えてうれしいとか、幸せだったって思ってくれることが、僕がこのお仕事をやっている中での一番のやりがいです」
――宮世さんのその思いを知って、ファンの皆さんもうれしいのではないかと思います。最後に、「座右の銘」があればお聞きしたいです。
「『生きてるだけで丸もうけ』ですね。僕は本当にそういう経験をしているからこそ、心からそう思います。この言葉は皆さんにも届けたいです」
【プロフィール】
宮世琉弥(みやせ りゅうび)
2004年1月22日生まれ。宮城県出身。AB型。19年、ドラマ「パーフェクトワールド」(フジテレビ系)で俳優デビュー。主な出演作は、ドラマ「恋する母たち」(TBS系)、「珈琲いかがでしょう」(テレビ東京系)、「ナイト・ドクター」(フジテレビ系)、「もしも、イケメンだけの高校があったら」(テレビ朝日系)、「村井の恋」「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」(ともにTBSほか)、「君の花になる」(TBS系)など。映画「渇水」が23年6月2日に公開予定。
【番組情報】
火ドラ★イレブン「ホスト相続しちゃいました」
4月18日スタート
フジテレビ系
火曜 午後11:00~11:30
【プレゼント】
サイン入り生写真を1名様にプレゼント!
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https://twitter.com/TVGweb/status/1646789739553648643
【締切】2023年5月11日(木)正午
【注意事項】
※ご当選者さまの住所、転居先不明・長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
※当選で獲得された権利・賞品を第三者へ譲渡、または換金することはできません。
※賞品をオークションに出品する等の転売行為は禁止致します。また転売を目的としたご応募もご遠慮ください。これらの行為(転売を試みる行為を含みます)が発覚した場合、当選を取り消させていただくことがございます。賞品の転売により何らかのトラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いませんので、予めご了承ください。
※抽選、抽選結果に関するお問い合わせにはお答えできませんので予めご了承ください。
取材・文/宮下毬菜(フジテレビ・関西テレビ担当) 撮影/尾崎篤志 ヘアメーク/礒野亜加梨 スタイリング/徳永貴士(SOT)
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