梅沢富美男が「プレバト!!」で傑作50句を達成し、句集の発売が決定! 「卒業会見ですか?」浜田雅功から恒例のツッコミも2023/04/06
3月23日にTBS系で放送された「プレバト!!」(木曜午後7:00=MBS制作)の俳句査定で、梅沢富美男 永世名人が「傑作50句」を達成、句集の発売も決定しました。長年楽しい俳句バトルを繰り広げている夏井いつきさんが監修を務めます。句集発売の企画が発表されてから約3年、待望の完成となりました。
句集発売を記念して、梅沢富美男さんと夏井いつきさんに句集発売までの思いなどを伺いました。
――句集発売おめでとうございます。句集完成の心境をお聞かせください。
梅沢 「『プレバト!!』で初めて俳句というものをやらせていただいた時は“俳句は五七五”という知識ぐらいしか知らず、夏井先生から教えていただいてから約3年、まさか句集を出せるようになるとは夢にも思いませんでした。これも皆さんのおかげでございます。ありがとうございます」
夏井 「このような世界で生きてこられた方ですから、習い事に対して非常にストレートに努力をされていました。ババア、ババアと散々言われましたが、句柄(俳句の持ち味)も王道をしっかりと通し、真剣で素直な学びをしてくださる梅沢さんに感銘を覚えております。出来上がった句集は成果のある文芸作品としての1冊になっておりますので、楽しみにしていただけたらうれしいです」
――「句集 一人十色」のタイトルの由来を教えてください。
梅沢 「私という一人の役者が歌ったり踊ったり、いろいろな役をやって今があります。思い起こせば初めてテレビに出たのは昭和57年のTBSドラマであったり、女形では知られていましたが、いざ局に行ったら「どちら様ですか」と聞かれたこともあったり、自分はいろいろな顔を持っていたなというのを俳句をやりながら思い出し、ここで十人十色という四字熟語をイメージしました。この場合は“一人がいろいろな色を立てる”というところで『句集 一人十色』と命名する運びとなりました」
――句集完成までの約3年は長く感じましたか。
梅沢 「以前は毎週の出演ではなかったので俳句を考える余裕があったのですが、このご時世で舞台がすべて中止になってしまいました。『梅沢さんのスケジュールが空いているなら出てください』ということで毎回呼ばれるようになり、俳句を考える本数が増えてしまって大変でした。そんな思いをしましたので、句集完成の時間が長い短いと考えるよりも、己との戦いという感じです」
――梅沢さんの俳句の成長はどうでしたか。
夏井 「ほかにもお仕事がある中で、テレビの番組として自分の俳句を発表するのはハードですよね。それも、ある程度の精度にしておかないとシュレッダーでカットされるプレッシャーもあるわけですから。でも、そのおかげで俳句の精度が上がってきたのだと思います。そして俳句に慣れてくると変わったことをしたくなったり、違うものを出さないといけないなどの強迫観念に駆られたりする人が多い中、梅沢さんは俳句として一番真っ当な“季語を主役にして五七五をしっかりと抑える”という自分を貫き通したところが格好いいし、たたえたい点です」
梅沢 「ありがとうございます。僕は役者としては一生懸命、修業していましたのでそこはまだ楽に思っていましたが、俳句だけは夏井先生にこてんぱんにされました。間違った言葉の使い方をしていたと気づいたり、奇麗な言葉がたくさんあるのになぜ使わなかったのだろうというのを教えてくれたりしたのが夏井先生の俳句でした」
――梅沢さんは夏井先生にどこまでついていかれますか。
梅沢 「ずっとついていきます。ここだけの話ですが、先生と2人で出演のCMのお話が来たにもかかわらず俳句絡みではなかったため、先生はお話を断ってしまったのです。いいお金になるのに(笑)。先生は俳句に対して実直な方なので尊敬をしています」
最後に浜田雅功さんが登場! 恒例の「プレバトを卒業する・しない」のやりとりをしつつ、花束を渡すサプライズも。
浜田 「番組のご卒業おめでとうございます。卒業会見ですかね!」
梅沢 「違います、違います! 俳句はやり続けます」
浜田 「俳句の本ってあまり売れないって聞いたんだけれども…」
夏井 「それが、webサイトで予約が1位になっているんですよ」
梅沢 「句集で史上初の売り上げにしたいですね」
「句集 一人十色」
タイトルは梅沢自らが選び、「俳句への思い」や「夏井先生との対談」などが収録されている。
2023年4月7日発売 1,540円(税込) ヨシモトブックス刊
『句集 一人十色』梅沢富美男・著 夏井いつき・監修(ヨシモトブックス刊)
【番組情報】
「プレバト!!」
TBS系
木曜 午後7:00~8:00
TBS/MBS担当 S・Y
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