【世界選手権2023】宇野昌磨が連覇達成!「期待通りの結果を出すことができた」。友野一希、山本草太も健闘2023/03/29
3月22~26日、さいたまスーパーアリーナで「世界選手権2023」が開催され、シングルの宇野昌磨選手&坂本花織選手が大会連覇、ペアの三浦璃来選手&木原龍一選手組が初優勝、アイスダンスの村元哉中選手&高橋大輔選手組が日本勢過去最高に並ぶ11位となりました。今回は、男子シングル日本代表3選手の戦いを伝えます。
大会初出場の山本草太選手は、ジャンプミスが響き、ショートは75.48点で17位発進に。挽回を目指して臨んだフリーでは、冒頭の4回転サルコウで転倒するも立て直し、4回転トウループやトリプルアクセルを成功させ、156.91点をマーク。合計232.39点で15位となりました。
試合後のインタビューでは「いろいろな経験ができ、今後のレベルアップにつながる試合になったと思います。今回の悔しい経験を来シーズンの成長に生かして、成長した姿でまたこの世界選手権の舞台に戻ってきたいと思います」とリベンジを誓いました。
過去に二度、欠場した選手の代わりに世界選手権に出場し、“代打の神様”と称された友野一希選手ですが、今回は自らの手でつかみ取った代表枠で出場。ショートは92.68点で今季自己ベストを更新。さらに、フリーでも4回転トウループのコンビネーションジャンプを決めるなど、会心の演技を披露し、180.73点を獲得。合計273.41点で6位となりました。
試合後のインタビューでは「緊張感で体も動いていなくて、曲のタイミングもズレたり、いろいろミスはありましたが、『やり切ったかな』という気持ちがあります。自分の強さは存分に出せたかなという試合になりました」と総括。そして、「これだけのプレッシャー、緊張感の中でももっと自信を持って試合に臨める、そんな演技ができたらいいなと思います」と今後を見据えました。
連覇を懸けて臨んだ宇野選手は、不調とけがの中でも王者としての意地と貫禄を発揮。ショートでは今季の世界最高得点となる104.63点をたたき出し、最終滑走で登場したフリーでも4回転ループや4回転フリップなどの高難度ジャンプを次々と着氷。荘厳な「G線上のアリア」の曲を表現するステップやスピンでも観客を魅了し、196.51点を獲得。ショート、フリーともに1位の合計301.14点で、日本男子史上初となる世界選手権連覇の快挙を達成しました。
試合後のインタビューでは「周りの方にたくさんの心配をかけたと思うので、ホッとしています。皆さんが期待してくれていた上で、その結果を出すことができたということが、僕はなかなかなかったので。久々に期待通りの結果を出すことができてうれしく思います」とコメント。続けて「シーズンオフはいつもシーズンに向けてどう調整していくかを考えるのですが、今回はそうではなく、シーズンオフに“どんなスケートができるか”を探していけたらなと思います」「表現者として自分の魅力を言えるスケーターになりたいです」と来シーズンの目標を語りました。
4月13~16日には、シーズン最終戦となる「世界フィギュアスケート国別対抗戦2023」が東京体育館で開催。3大会ぶりの優勝を目指すチーム・ジャパンを全力で応援しましょう!
【番組情報】
「ISU世界フィギュアスケート選手権2023」
BSフジ
4月8日 午後6:00~(BS総集編 女子&ペア)
4月9日 午後6:00~(BS総集編 男子&アイスダンス)
J SPORTS 4
4月3日 午前11:00~(アイスダンス リズムダンス)
4月4日 午前9:00~(公式練習/アイスダンス フリーダンス)
4月5日 午前8:00~(ペア ショートプログラム)
4月5日 午後6:30~(女子シングル ショートプログラム)
4月6日 午前6:00~(公式練習/ペア フリースケーティング)
4月6日 午後6:30~(公式練習/女子シングル フリースケーティング)
4月7日 午前10:00~(男子シングル ショートプログラム)
4月7日 午後5:30~(公式練習/男子シングル フリースケーティング)
4月8日 午前7:30~(エキシビション)
「世界フィギュアスケート国別対抗戦2023」
テレビ朝日ほか
4月13日 午後6:30~(男女 ショートプログラム・アイスダンス リズムダンス)
4月14日 午後8:00~(女子フリー・アイスダンス フリーダンス・ペア ショートプログラム)
4月15日 午後6:30~(男子フリー・ペアフリー)
4月16日 午後10:00~(エキシビション)
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