浪川大輔「声優冥利に尽きます」「逃走中」声優・森久保祥太郎、井上麻里奈、置鮎龍太郎をハンターが襲う【会見リポート】2023/03/23

　4月2日にスタートするテレビアニメ「逃走中グレートミッション」（フジテレビほか）。原案は、2004年よりフジテレビ系で不定期に放送されている人気バラエティー番組「逃走中」。「逃走中」とは、限られたエリアの中で、ハンターから逃げた時間に応じて賞金を獲得できるゲーム。逃走者の「ハンターが怖い」「でもお金がほしい」という葛藤やプライドが渦巻く“心理逃走劇”が、このたび完全オリジナルストーリーのアニメで描かれます。

　3月22日に東京・渋谷で開催された製作発表会には、本作の声優を務める森久保祥太郎さん、井上麻里奈さん、置鮎龍太郎さん、浪川大輔さんが登壇。本作への思いや、見どころが語られました。

「逃走中」に挑戦する主人公トムラ颯也役：森久保祥太郎

「主人公役のオーディションを受けさせていただいたのですが、正直、『すごくやりたいんだけど、僕、受かるかな？』と…。自信があるというよりは、『受かってほしいな』という思いでした。なので、役をいただけてすごくうれしいです！　実際にアフレコも始まって、『こういう世界観で、こう展開するんだ！』とわくわくしながら毎日過ごしています。アフレコ初日には、プロデューサーさんが起用の理由を話してくださったんです。『颯也は、病気がちな弟と2人で貧しい生活を送っているキャラクター。いろんなものを抱えているけれど、困っている人を見つけたら救わずにはいられないという一面も持っている。つらい生活をしているんだけど、聞こえてくる“声”には明るさがあってほしいから、森久保くんに決めました』と言ってくださって。ただ自分としてはそのあたりはあまり考えずに、ストレートにやろうかなと思っています。若いキャラクターなので、はつらつとした芝居をお届けしたいです」。

裕福な育ちのお嬢さま西洞院ルナ役：井上麻里奈

「オーディションではキャラクターのセリフだけをいただいたので、『一体どういうアニメーションになるんだろう？』と思っていました。未知の世界で、すごくわくわくしながらオーディションを受けたんです。ルナちゃんは、すごくチャレンジャーな子です。実際にアフレコが始まってからも、監督から『ルナは、すごく明るくて前向きな女の子。今回の逃走中では逃げるだけではなく、深刻な戦いも描かれています。そういうピンチの中でも、ルナは深刻になりすぎず、楽しくゲームに参加しているという部分をなくさないようにしてほしい』とご指導がありました。自分の中で『上を目指したい』とか『何か新しいことを試したい』という開いた心を持っている女の子なので、そういうところが出せたらいいなと思いながら演じています。私も何かに臨む時は全力で臨みたいと思うタイプなので、そのあたりはルナちゃんと似ているかなと思います」。

「逃走中」の絶対王者モーリス・シューメーカー役：置鮎龍太郎

「最初は、事務所のスケジュールで“逃走中”という文字を見つけたんです。『（バラエティーの）逃走中にテコ入れか何かがあって、ナレーションの候補に入れていただいたのかな？』と思っていたんですよ。そんなことを思っていたら、現場に行った時にこのアニメのお話を聞きまして。『そうなんですか!?　アニメになるんですか!?』と驚きました（笑）。まだ大人数での収録はできていないのですが、にぎやかな感じでやっていますので、楽しみにしていてください。僕が演じるのは、28歳のわりには貫禄のあるモーリス・シューメーカー。常に冷静でクールな性格という設定ではありますが、実際に演じてみると、熱い部分もたくさんあるキャラクターです。闘争本能も燃やしながら参加しているのかなという気がしています」。

若きゲームマスター月村サトシ役：浪川大輔

「まず、アニメ化ありがとうございます!!　アニメ化を聞いてからは『どうしても出たい!!』『どんな役でも出たい!!』と思っていました。わたくし昔から逃走中が大好きでして、今日は少々面倒くさい発言があるかもしれませんが、ご了承いただければと思います。本当に出たかった作品なので、今日この場に立てることがとにかくうれしいです。本当にありがとうございます!!!!!　プロデューサーさんからは『ゲームマスターということで怪しい雰囲気があるかもしれませんが、決して怪しいだけではないというところを見せてほしい。深みだったり、“彼は何を目的としているのか？”という最終目標みたいなものも頭に置きながら演じてほしい』という言葉がありました。それにしても、自分がミッションを発動することによって、（逃走者の）皆さんがワタワタしている姿――たまらないですね！　夢にまで見たゲームマスター。声優冥利（みょうり）に尽きます。感無量になりすぎて、今、言葉に詰まっています（笑）。逃走中を見てずっとハンターに憧れていたので、ずっと『クロノス社に入りたい』、むしろ『ハンターになりたい』と思っていたんですが、身長が足りない!!　どこに連絡したらいいか分からなかったんですけど、クロノス社にはどうしても入社したかったので、今回アニメでその夢がかなって、本当にいい就職活動ができました!!　ありがとうございます!!!!!」。