火曜ACTION！「#who am I」関水渚インタビュー。「マイルールを作ったから、役に振り回されずにすんでいるかも」2023/03/21

　関水渚さん主演で描く“エグすぎる”考察型SNSサスペンスドラマ「#who am I」（フジテレビほか）が、本日3月21日に最終回を迎える。突き落とされて記憶を失ったインフルエンサーの女子大生が、自分のSNSアカウントと周りの人の証言から、犯人と本当の自分を探し出すドラマだ。

――結構ハードな役ですが、なかなか役が抜けない…ということはあるのでしょうか。

「確かに言われてみたら、ズルズル引きずってしょうがない…みたいなことがないですね。疑問があったら解消するまで（柳沢凌介）監督と話し合っているので。セットに入ったら絶対にふざけない、必要なこと以外はしゃべらないとか、マイルールを自分の中で作ってみたから、振り回されずにすんでいるかもしれないです。そうやっていたら今回いい感じです！　オンオフが結構しっかりしているかもしれないですね」

――監督と話し合った中で印象的だったシーンはありますか。

「中田麻友（工藤美桜）が家に来るシーンで、扉の中に自分から入っていくのか、麻友に押されて入っていくのか…どっちにするのかみたいなところを監督と話し合って。監督に『1回、自分で入ってみることできる？』って言われたのでやってみたら、（麻友に）促された方がいいなとなったり。あるシーンのセリフを、耳元でささやかれるのと直接言われるの、どっちがいいかなとなって、どっちもチャレンジしてみて。その結果、どっちもよかったからどうしようかなとか。そういう細かいことまで全部話し合っている感じです」

――納得がいくまで話し合って撮影ができる、すてきな現場なんですね。

「ちゃんと納得がいくまで、監督もお話に付き合ってくださる方なんです。『今日これで終わっちゃったよ…』みたいなことはない！　ほかのみんなも監督についていっている感じがして。結構ハードなスケジュールで撮影しているんですけど（笑）、全然文句も言わないし！　スタッフの皆さんをはじめとする全員の仕事に対する熱量が高くて、すごくいい現場ですね」

――深夜放送なのがもったいなく感じます…。

「もったいないですよね！　午後9時とかに放送してほしいです（笑）。私も一生懸命やっているんですけど、本当にスタッフの皆さんの熱量がすごくて。この作品がたくさんの人に届くといいなって感じています」

――演じる青井茜の好きなところや、ちょっと苦手かも…と思うところはありますか。

「お芝居をする上で好き嫌いを持たない方がいい、人に共感はしなくていいから否定はせずに、ただ相手のことを理解してあげる…どんな相手とでも。と、演技の先生に教えていただいて。それを大事にしています。だから、茜の嫌なところはないですね。茜のことは受け入れてあげるのがまず一番大事だと思っています。すてきなところは…責任感が強いところかな」

――本作ではSNSが題材になっていますが、関水さんがSNS（Instagram）で発信される際に大事にしていることがあれば教えてください。

「今は、SNSで何の番組に出ているかを伝えることができるので、自分が雑誌に出る前とか、テレビに出る前は絶対に告知するようにしています。マネジャーさんとちゃんと協力し合いながら投稿することを意識していますね」

――SNSの発信は大変だったりしますか…？

「うん…大変ですけど、応援してくださる方と直接お会いできる機会がほとんどなくて。皆さんに感謝を伝えることも全然できなくて…。Instagramはネット上ですけど、つながれているみたいな感じがするんですよね。コメントが来て、私もたまにランダムに選んでコメント返したりして！　SNSっていい部分、悪い部分、どっちもあると思うんですけど、会えない人とつながれるのはすごくいいなと思いますね」