緊急開催！「大奥」ファンミーティングに“上様”堀田真由＆仲里依紗＆冨永愛がそろい踏み!!【イベントリポート】2023/03/11

　3月14日にシーズン1の最終回を迎えるドラマ「大奥」（NHK総合）のファンミーティングがNHKホールで行われ、徳川3代将軍・家光を演じた堀田真由さん、5代・綱吉に扮（ふん）した仲里依紗さん、8代・吉宗役を務めた冨永愛さんが登壇。急きょ開催されたイベントにもかかわらず、会場には2167人の観客が集いました。

　ドラマでおなじみの「上様のおな～り～！」の声と共に、“令和に将軍が着るとしたら？”というテーマに沿ったファッションで現れた3人に会場も大興奮！　堀田さんは、ポスターで着ている花模様の打ち掛けをイメージしたという緑の花柄のワンピースに身を包み、仲さんは頭から足の先までピンク一色！　「綱吉は一番お色気シーンが多かったので」とワンショルダーのワンピースを選んだことを説明しました。そして、冨永さんは全身黒で統一したパンツスタイルで登場。あまりのスタイルの良さに会場からはどよめきが起こっていました。

　イベントではまず、「大奥」の出演が決まった時の心境を聞くことに。昨年、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演していた堀田さんは「まさか自分が将軍を演じる日が来るとは思っていなかったです。『大奥』の現場でも『鎌倉殿の13人』でご一緒させていただいたスタッフさんがたくさんいらっしゃていて、時々“比奈”って呼ばれていました」と裏話を明かしました。仲さんも、自分が将軍を演じることに戸惑いを隠せなかったようで、「オンエアまで不安すぎて、年越しも全然すっきりした気分で越せなかった」と笑いを交えて心境を告白。冨永さんは「どの役かは知らない段階で原作を読ませていただいた時に、『まさかな…？』と思いつつ、絶対これだろうなって（笑）」と吉宗が自身のパブリックイメージとぴったり重なったと話しました。

　それぞれが演じた将軍について、仲さんは「綱吉は華やかに見えるけど寂しさを抱えているので、繊細な一面をどう見せるのかが難しかったです。あとは、とにかく衣装替えが大変。めちゃくちゃ重いし、かんざしもたくさん刺さっていて（笑）。半日くらいで首が筋肉痛になってヤバかったです」とぶっちゃけ。

　堀田さんは「さっきまで小姓だったのに、昼からは将軍になって、夜は母親で…と、1日でいろんな姿になっていたので、すごく髪が伸びました（？）」と話すと、冨永さんから「私も！」とまさかの同調の声が。髪が伸びる理由は定かではありませんが、1日中かつらをつけて、引っ張られるからなのでしょうか…？

　そんな冨永さんは「吉宗もそうだったし、私自身も周りの方に支えられながら生きている人間だなと。私が現場で少しつらそうな顔をしていると、加納久通（貫地谷しほり）が笑わせてくれたりするんです。本当にたくさん甘えさせていただきました。今、久通ロスです（笑）」と本編同様に素晴らしいバディっぷりを明かしました。

　そして、参加者から募集した「大奥」のもう一度見たいシーンも紹介され、吉宗が馬に乗ってさっそうと登場するシーン、女装した万里小路有功（福士蒼汰）が家光に打ち掛けをかけるシーン、綱吉が御鈴廊下を歩くシーンなどが選ばれました。会場の大きなスクリーンに映し出されると、全員が画面にくぎ付けに。そんな中、仲さんは「御鈴廊下を歩くのが気持ち良くてしょうがなかったです。でも、綱吉が登場する時の音楽が、めちゃくちゃ悪役が登場する時の音じゃないですか!?（笑）」と投げかけ、会場の笑いを誘いました。

　ここで、SNSなどで大きな話題となった、竜雷太さん演じる桂昌院の話題に。堀田さんは「私が知っている玉栄と全然違っていて…（笑）。玉栄を演じていた奥智哉くんは高校生で、『今日テストだったんだ～』なんて話もしていたのに…」と、あまりの変わりように視聴者同様、困惑気味。

　また本作では、豪華な衣装にも注目が集まりました。男装も合わせて30着ほど用意されていたという堀田さんは「最初に登場した時に着ていた紫のはかまが一番好きでした」と振り返り、仲さんは綱吉の派手な衣装について「見た瞬間にテンションがぶち上りました！　このギラギラな衣装が心の支えになりました」と衣装のおかげで救われたと吐露。それと相反するのが、質素倹約がテーマだった吉宗の衣装。絹を一切使わず木綿で作られているため、重さは10キロにも及んだそうです。冨永さんは「本当に重くて裾さばきもうまくできなくて。それもこれも綱吉公がお金をいっぱい使うから！」とチクリ。仲さんも「吉宗も、私のかんざし全部持って帰ったじゃん！」と幼少期の吉宗とのやりとりを引き合いに出し、応戦していました（笑）。