中条あやみ&本郷奏多がつむぐ「56年目の失恋」。昭和と令和をつなぐ時代を超えたラブストーリー!2020/07/10
NHK BSプレミアムでは、7月11日に特集ドラマ「56年目の失恋」を放送。1964年と2020年、二つの時代の東京を舞台に56年の時を超えてひかれ合う2人の男女の姿を描きます。56年の間に日本人が得たもの、失ったものを浮かび上がらせるとともに、56年の時に耐えうる、普遍的な価値観と愛を問いかける物語です。
一流レストランで働く中川沙織(中条あやみ)はフランス料理のコンテストで優勝経験があるものの、自分の料理が評価されず皿洗いばかりの日々に自信と情熱を失いつつありました。そんな時、突如64年の東京にタイムスリップ。そこで西洋料理のコック・菊池隆一(本郷奏多)と出会い、その店で修業することに。食材も調理器具も十分にない時代にもかかわらず、ひたむきに料理と向き合う菊池の姿に、沙織は自分に足りないものに気付き、いつしか沙織は菊池に尊敬を超えた恋心を抱きます…。
放送に先立って中条さんと本郷さんが、作品への思いや撮影時のエピソードなどを語ってくれました。
主人公を演じた中条さんは、「両親がいない中でおばあちゃんに育ててもらっていて、自分の中にいろいろなものを秘めています。情熱があって、いろいろなことにチャレンジできる女の子だと思いました」と沙織に共感した様子。役作りついては「昔の時代にタイムスリップする話なのでピーラーが使えず、包丁でジャガイモの皮をむく練習をしました。あとは料理の飾り付けなど料理人の方に直接教えてもらって練習しました」と努力を欠かさなかったようです。
本郷さんに関しては「独特な雰囲気を持った方で、奇麗好きとは聞いていたのですが、話すと生き物をめでる精神を持っている人で愛情深い方だと思いました」と今回の共演で、イメージが変わったとのことでした。
その本郷さんは、演じた菊池について「不愛想でちょっとぶっきら棒なように見えるんですけど、実はすごく優しくて家族思い。行く場所がなくて困っている沙織にもすごく優しい人です。自分の仕事にもプライドを持っていて、男らしくかっこいい男の人だったので、好感を持てるキャラクターでした」とその魅力、人柄のよさについて語ってくれました。
さらに「台本には“野菜くずのスープ”と書かれた、皮など捨ててしまう部分で作るメニューがありました。これは作品中でも大きな役割を持っている料理です。名前を見た時は、具か何かが入っていると思っていたのですが、実際の完成品は具が一切入っていないシンプルなものでした。でも、味わい深くて、ふだん捨ててしまうような野菜くずでもこんなにおいしいスープができるんだって、主人公の沙織と同じように感動しました。食材について考えさせられるすてきなメニューでした」と、撮影中に印象に残った出来事を明かし、驚きばかりの撮影だった様子。
最後に、中条さんの印象を「勝手な印象で、クールな感じの方と思っていたのですが、実際は明るく天真らんまんで、周りを元気にしてくれるような方でした。お仕事に対してもすごく真面目で、熱心に努力されているすてきな方です」と、撮影中には、中条さんの振る舞いに元気付けられたようでした。
本作は二つの時代に生きる男女が時空を超えて出会うラブストーリーです。時代の変化と56年越しの愛など、いろいろなことを考えさせられる作品になっております。ぜひご覧ください。
【番組情報】
特集ドラマ「56年目の失恋」
NHK BSプレミアム
7月11日 午後9:00~午後10:30
NHK担当 S・A
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