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ONE N’ ONLY「グループ一丸となって愛を注いだので、いろんな人に届いてほしい」初主演作に懸ける思い──映画「バトルキング!!-Weʼll rise again-」インタビュー2023/03/11

ONE N’ ONLY「グループ一丸となって愛を注いだので、いろんな人に届いてほしい」初主演作に懸ける思い──映画「バトルキング!!-Weʼll rise again-」インタビュー

 3月10日から公開中の映画「バトルキング!!-Weʼll rise again-」は、けんかに明け暮れていた不良少年が、ダンスに打ち込む少女に出会い、夢に向かって走り出す姿を描く青春映画。

 主演を務めるのは、TikTokのフォロワー数が日本人音楽アーティスト1位を誇るONE N’ ONLY。今回はONE N’ ONLYのメンバー・関哲汰さん(TETTA)、沢村玲さん(REI)、山下永玖さん(EIKU)、高尾颯斗さん(HAYATO)、上村謙信さん(KENSHIN)、草川直弥さん(NAOYA)に、撮影エピソードや本作の主題歌「 We’ll rise again」について語っていただきました!

──初主演映画がいよいよ公開されますが、今の率直な気持ちをお聞かせください。

山下 「まず、ONE N’ ONLYが映画の初主演を務めさせていただいたということが何よりもうれしいです。メンバー全員が一緒になって一つの作品を作り上げるということはなかなかできない経験なので、学ぶこともたくさんあったし、グループとして成長できたんじゃないかなと思っています」

高尾 「素直にうれしいです。実の弟であるBUDDiiSの高尾楓弥と兄弟役を演じたのも不思議な感じでしたが、楽しかったですね。あとは、今回劇中のダンスシーンの振り付けにも参加させていただきました。制作側にも携われたことですごく勉強になりました」

草川 「出演の話を聞いた時はワクワクでいっぱいでした。ほぼ毎日のように一緒に居るメンバーと、違うキャラクターとして仕事ができるということが楽しみでしたね。僕の役が孤立しているタイプだったので、現場でもなるべくあまり話さないようにしていたんですが、そういった役作りに関してもメンバーだからこそ、やりやすかった面があります」

上村 「メンバー全員で芝居をすることは一つの夢でもあったので、かなえることができてすごくうれしいです。それぞれのバックボーンや設定を踏まえた上での芝居をみんなで話し合って作り上げることができたのが良かったですし、とても心強かったですね。今後もアーティスト活動だけではなく役者の仕事にも挑戦していきたいメンバーも多いので、本作をきっかけに次の作品につながればいいなと思います」

 「監督が僕たち一人一人の性格や特技を知ってくださっていて、役や設定にも組み込まれているんです。僕たちに対して愛を持って接してくださった監督含め、スタッフの皆さまと一緒に作品作りをすることができてうれしいです」

沢村 「今回は主演ということで、メンバー全員と一緒に長い間、芝居と向き合う時間を過ごせました。こんな機会はこれから先もなかなかないと思うので、すごくいい経験になったと思います」

ONE N’ ONLY「グループ一丸となって愛を注いだので、いろんな人に届いてほしい」初主演作に懸ける思い──映画「バトルキング!!-Weʼll rise again-」インタビュー
ONE N’ ONLY「グループ一丸となって愛を注いだので、いろんな人に届いてほしい」初主演作に懸ける思い──映画「バトルキング!!-Weʼll rise again-」インタビュー

──それぞれ演じられた役の印象と、ご自身と共通する部分があれば教えてください。

山下 「高坂源二郎は、意志が強くプライドがあって、仲間思いで絆というものを大事にしています。僕自身もそういった点は共通していると思うので、うまく役柄と合ったんじゃないかなと。人との出会いで本当に人生って変わるんだなということを源二郎を演じて実感しました」

高尾 「直江愛之助は、ライバル意識が強い2人の間に入って中立の立場になることが多かった印象です。あとはすごく弟思いですね。ダンスが好きなのに、自分の才能を信じられずに毎日けんかに明け暮れているんですが、自分の弟には同じ道を歩んでほしくないと葛藤もしていて。僕はワンエンのリーダーなんですが、自分が引っ張っていくというよりは中立な立場を取ってまとめるタイプなので、そういった部分が愛之助の性格とリンクしていると思います」

草川 「甲斐玄武はプライドが高い部分もあるし、自分が決めたことに突き進んでいく意思の強さを持っているんですけど、どこか寂しさを抱えているような役です。物語が進むにつれて、だんだんみんなに心を開いていくところは実際の自分と近い感じがしました」

上村 「鞍馬憲一郎はけんかっ早いので、アクションも一番多かったです。ラップの実力はあるのに夢を諦めてヤンキーになってしまって、強そうに見えて実は一番弱い人間だなと。でも、そんなところが人間味があって魅力的ですし、そんな鞍馬が成長していく姿は胸に来るものがありました」

 「真田晋作も仲間思いな一面があります。自分と共通するのは、やっぱり歌が好きというところですね。監督と初めて顔合わせさせていただいた時に、僕のキャラクターを見て真田という役をくださったので、自分と照らし合わされている役柄を演じることができてすごくありがたいです」

沢村 「早乙女以蔵はとにかく自分のやりたいことをやってきた人生だと思います。ほかの5人と違って、仲間と夢がつながっていないんですよね。最初に監督から、けんかがすごく強いヤンキーが“ヤンキーをやめて音楽の道1本で生きていく”という役設定を聞かされまして。僕も、好きなことになると夢中になってしまうので、その点は似ているなと思ったんですけど、どうしてもヤンキーの部分が自分と違いすぎるから『どうしよう』って(笑)。役作りに関しては、監督とめちゃくちゃ話し合って、最終的に落ち着いたのは本当に撮影の直前でしたね」

ONE N’ ONLY「グループ一丸となって愛を注いだので、いろんな人に届いてほしい」初主演作に懸ける思い──映画「バトルキング!!-Weʼll rise again-」インタビュー
ONE N’ ONLY「グループ一丸となって愛を注いだので、いろんな人に届いてほしい」初主演作に懸ける思い──映画「バトルキング!!-Weʼll rise again-」インタビュー

──撮影で戸惑ったことや、苦労したシーンはありましたか?

 「僕は格闘シーンですね。アクションを指導してくださる先生と稽古を重ねてから撮影に臨んだのですが、相手が1人だとうまくいくんですけど、2人と対峙(たいじ)する格闘では、間合いとかタイミングを合わせるのが難しくて…。特に、BUDDiiSの方たちとのシーンでは、お互いが遠慮するから蹴りとかも全然優しくなってしまって(笑)。思いっきり格闘できるまでに時間がかかりましたね」

山下 「僕はBUDDiiSの大槻拓也くんと格闘するシーンがあったんですけど、なかなかタイミングが合わなくて。撮影中に、1回本当に当たってしまったので、その後『また当たったらどうしよう』って怖くなってしまって、もう一度アクションをするのが難しかったです」

沢村 「僕は(M!LKの)曽野舜太くんと会話するシーンですね。本編にはそこまで出てこないんですけど、現場の空気感をまだつかめていない中、会っていきなり一緒のシーンだったので少し戸惑いました。2人で探り探り撮影したのが印象深いです」

高尾 「劇中の振り付けで、悩んだのは源二郎(山下)と甲斐(草川)のダンスバトルのシーンです。源二郎は甲斐よりもダンスができないという設定だったので、『“できない感”を出すためにはどうしよう?』と永玖と相談をしてブレイクダンスを取り入れたり。逆に甲斐のダンスはスタイリッシュさを重視しました」

草川 「僕は感情の起伏の変化を表現することに苦労しました。シリアスな場面から急にテンションを上げないといけない場面もあって戸惑いもあったのですが、あまり考えすぎずにやろう!という気持ちで撮影に挑みました」

上村 「苦労したのはラップのシーンですね。最初は自信満々な鞍馬のラップが、歌っていくうちにだんだん自信をなくしていくさまを表現することが難しかったです。監督といろいろ話し合って、最終的には自分の思い通りにできたと思います」

ONE N’ ONLY「グループ一丸となって愛を注いだので、いろんな人に届いてほしい」初主演作に懸ける思い──映画「バトルキング!!-Weʼll rise again-」インタビュー
ONE N’ ONLY「グループ一丸となって愛を注いだので、いろんな人に届いてほしい」初主演作に懸ける思い──映画「バトルキング!!-Weʼll rise again-」インタビュー

──本作の撮影中で、印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

草川 「すごく朝が早い撮影の日があって『今日は早く帰ろう!』って思っていたのに、僕が雨男のせいで(?)ずっと雨が降っていたんですよ。結局、僕の撮影は雨が止んでからじゃないと無理ということだったので、ずーっと待ち続けて夕方に撮影したんですが、そのシーンが本編では使われていませんでした!(笑)」

山下 「海辺でのシーンだったんですけど、そんな直弥を連れて空き時間に海鮮丼を食べに行きました(笑)。僕自身は1日の間に感情の起伏が激しい日があって、その日だけはすごく大変だった思い出があります」

上村 「アクションやラップのシーンが多かったので、撮影の合間はずっと練習をしていましたね。この作品を通してBUDDiiSのメンバーともたくさんコミュニケーションをとれたことが良かったです」

沢村 「BUDDiiSのみんなもいて、楽屋がめちゃくちゃ明るかったです。直弥が雨で8時間待ちとかだったので(笑)、『とりあえず仮眠をとろう!』ということになり、待機場所の旅館で布団を探したのが思い出です」

 「源二郎と可乃(櫻愛里紗)のシーンを、僕と颯斗と謙信の3人でまねをしていたのが思い出です。『僕たちだったらここでなんて言うかな?』とか考えて、それぞれが監督やカメラマンになりきってまねをしていました。僕たちの少し離れた場所ではすごく真剣なシーンを撮影しているんですけど(笑)。あとは、撮影をしている永玖を超ズームカメラで映して、口の動きに合わせてアフレコしたりして遊んでいたので、待ち時間もすごく楽しかったです」

高尾 「山縣虎太郎(森愁斗)とけんかをする時に、怒ってコロッケを投げるというシーンがあったんですけど、コロッケが全然うまく飛ばなくて何回も撮り直しました」

 「そのコロッケはちゃんと食べたんだよね!?」

高尾 「もちろん、全部おいしくいただきました! けんかのシーンはすぐ撮り終えることができたんですけど、コロッケだけがなかなかうまくいかなくて…(笑)」

ONE N’ ONLY「グループ一丸となって愛を注いだので、いろんな人に届いてほしい」初主演作に懸ける思い──映画「バトルキング!!-Weʼll rise again-」インタビュー
ONE N’ ONLY「グループ一丸となって愛を注いだので、いろんな人に届いてほしい」初主演作に懸ける思い──映画「バトルキング!!-Weʼll rise again-」インタビュー

──本作の主題歌は、新曲「We’ll rise again」です。どのような楽曲でしょうか?

沢村 「夢に向かって進む時って、つまづいたりうまくいかないことも多いじゃないですか。それでも、どんなことがあっても突き進むという熱い思いが歌詞に詰まっていて、映画の内容と照らし合わせても、うまく表現できたんじゃないかなと思います」

 「もがいている自分への葛藤を歌っています。個人的には、イントロの部分が希望に満ちている感じでとても好きなんです。この楽曲を聴いて、頑張ろうって思っていただけるような曲ですし、今回初めて学ランを着てパフォーマンスをしたのも思い出深いです。ライブで披露するたびに映画のことが頭に浮かぶので、一生の思い出になりますよね」

上村 「バラバラだった僕たちが、仲間と一緒に切磋琢磨(せっさたくま)して夢に向かってはい上がっていくという気持ちが強く詰まっている歌詞にすごく感動しました。6人で一つの作品を作っていく過程というものが劇中でも分かりますし、ONE N’ONLYにもいい影響を与えてくれているなと思います」

草川 「作品にもぴったりで、背中を押してくれるような楽曲です。歌詞もストレートに入ってきますし、振り付けも力強くてダイナミックな振りが多いので、僕はすごく好きです。ファンの皆さんの前でパフォーマンスをするのが楽しみですね」

高尾 「自分たちの秘めた思いや心の叫びのような歌詞が多くて、映画のストーリーにぴったり合いますし、実際の僕たちにも通ずるものがあるのかなと。パフォーマンスをするたびに胸に来るものがあるので、そんな楽曲と出合えて良かったと感じています」

山下 「未来を感じさせてくれる楽曲だと思います。誰かの一言で未来が変わるし、人生が変わるということを感じさせてくれるような楽曲になりました」

ONE N’ ONLY「グループ一丸となって愛を注いだので、いろんな人に届いてほしい」初主演作に懸ける思い──映画「バトルキング!!-Weʼll rise again-」インタビュー

──では、最後に映画の見どころをお願いします!

山下 「青春を感じさせてくれる映画です。意外とコミカルな部分が多いのでたくさんの方に楽しんでいただけるんじゃないかなと。この映画を見た方に、夢に向かって本気で打ち込もうと思っていただけたらうれしいです!」

高尾 「僕が振り付けを担当したシーンは編集にも立ち合いましたし、監督と相談しながら時間をかけてこだわったので、ぜひ注目してほしいです」

草川  「僕の役はみんなと一緒に居る時間がそんなに長くはなかったので、現場でどう役を作っていくか悩みはありましたけど、完成した作品を見たら、僕なりの甲斐玄武を演じることができたと思います。楽しみにしていてください」

上村 「ダンスあり、アクションありの内容であっという間に終わってしまって、体感5分くらいに感じました(笑)。ONE N’ ONLYを応援したくなるような映画になったんじゃないかなと思います。たくさんの人に届いてほしいです」

 「みんなが一丸となって一つの作品に愛を注いできたので、本当にいろんな人に届いてほしい作品です。できることなら第2弾もやりたいです!」

沢村 「役作りに関しては結構苦戦したように感じますが、そういったがむしゃらに挑戦している姿がスクリーンを通して伝わればいいなと思っています」

──ありがとうございました!

ONE N’ ONLY「グループ一丸となって愛を注いだので、いろんな人に届いてほしい」初主演作に懸ける思い──映画「バトルキング!!-Weʼll rise again-」インタビュー
ONE N’ ONLY「グループ一丸となって愛を注いだので、いろんな人に届いてほしい」初主演作に懸ける思い──映画「バトルキング!!-Weʼll rise again-」インタビュー
ONE N’ ONLY「グループ一丸となって愛を注いだので、いろんな人に届いてほしい」初主演作に懸ける思い──映画「バトルキング!!-Weʼll rise again-」インタビュー

【プロフィール】

ONE N’ ONLY(わんえんおんりー)
スターダストプロモーション所属の6人組男性グループ。ボーカルTETTA、REI、EIKU。ラップ&ダンサーHAYATO、KENSHIN、NAOYAからなる6人組。J-POPでもK-POPでもない、“JK-POP“として唯一無二のスタイルを貫くダンス&ボーカルユニット。YouTube上に公開されたMusic Videoは世界各国で注目され、特にアジア・中南米・欧州からのアクセスが殺到し、合計再生回数は2000万回を突破。グループのTikTokフォロワー数は日本人音楽アーティスト1位の560万人を超え、TikTokの合計再生回数は2億回を突破している。2022年7月にはブラジルで開催された南米最大のアニメフェス「Anime Friends 2022」で初の海外パフォーマンスを成功させ、23年4月にはラテンアメリカツアー「LATIN TOUR 2023」、5月にはグループ初となるホールツアー「ONE N’ LIVE 2023~Departure~」の開催も決定している。

【作品情報】

ONE N’ ONLY「グループ一丸となって愛を注いだので、いろんな人に届いてほしい」初主演作に懸ける思い──映画「バトルキング!!-Weʼll rise again-」インタビュー

映画「バトルキング!!-Weʼll rise again-」
3月10日全国公開

「夢に向かって本気になるなんてバカらしい…」ヤンキー仲間たちとけんかに明け暮れていた源二郎(山下)は、ある日、アートスクールに侵入して設備を破壊する事件を起こしてしまう。そこで出会った、ダンスに打ち込む少女・可乃(櫻)。源二郎は可乃の誘いで、HIPHOPのDUETダンスの練習相手を務めることに。生まれて初めて「本気で打ち込みたい!」と思えるものと出会った源二郎。彼はヤンキーを卒業し、拳を交えたライバルたちと共に、グループダンスの発表に向けて動き出す。

監督/瀧川元気 脚本/福谷圭祐
出演/ONE N’ONLY(山下永玖 高尾颯斗 草川直弥 上村謙信 関哲汰 沢村玲)櫻愛里紗/小川史記 高尾楓弥 森愁斗 岡本聖哉 西田祥 大槻拓也 野瀬勇馬 岩尾春輝/武藤潤 曽野舜太/テイ龍進/原史奈

【プレゼント】

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【締切】2023年4月6日(木)正午

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取材/S・A 文/M 撮影/蓮尾美智子 ヘア&メーク:NOBU(HAPP’S.)



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