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高梨臨、イケメンに迫られ目の保養!? 綱啓永は年上女性との恋愛も意識するように――年の差ラブストーリー「バツモテ」インタビュー2023/03/02

　亀奈ゆうさん／COMIC ROOM原作のラブコメディーをドラマ化した「バツイチがモテるなんて聞いてません」がMBSで放送中。“何かを始めるのに遅いなんてことはないし、何歳かなんて関係ない！”そんな思いの詰まった、すべての世代の人に見てもらいたい年の差ラブストーリーです。

　夫の不倫が原因で35歳でバツイチとなった主人公・小野和葉（高梨臨）は、職場で「晴れてバツイチとなりました」と宣言するも、そこにたまたま居合わせたイケメン新入社員・満井絢斗（綱啓永）に聞かれてしまいます。気まずい感じになるかと思いきや、なぜか懐かれる和葉。さらにそこへ和葉と昔仕事をしたことがある人気俳優の速水蓮介（塩野瑛久）も登場し、和葉を振り回し始めるドキドキな展開が描かれます。

　ここでは、主人公の和葉を演じる高梨さんと、和葉に好意を寄せる新入社員・満井役の綱さんにインタビュー。撮影現場でのエピソードや、お互いの印象について語っていただきました。

――まず、出演が決定した時のお気持ちをお聞かせください。

高梨　「こんなに本格的なラブコメ作品の役をいただけると思っていなかったので、オファーが来た時は『私でいいのかな？』と思いました。主人公よりも若い男性に言い寄られるという夢のようなシチュエーションだったので、上手に演じられるか不安もありましたが、『もしかしたらできるかも！』という挑戦の気持ちを持って演じさせていただいています」

綱　「オファーをいただいて決まった役ということもあり、より一層うれしかったです。どの作品でもそうですが、役が決まると次につながっていることを実感することができるので、とても幸せです」

――高梨さんは本格的なラブコメ作品への出演は「恋がヘタでも生きてます」（日本テレビ系）以来ですよね。

高梨　「そうですね。『恋ヘタ』もTHE・王道ラブコメで、そういえばあの時はまだ結婚もしていませんでした。今回は、自分自身も役としても結婚していて、そこにバツイチというシチュエーションが加わっています。子犬系の年下男子と人気俳優からも言い寄られるというコメディーっぽい面白さと、純粋に胸キュンできるところ。さらに年上の女性視点の面白い要素もあるので、“おもしろ・おかしく・イタくもある”というところをうまく演じていきたいなと思っています」

――それぞれ役柄と共通する部分はありますか？

高梨　「30代で、結婚していて夫婦共働きという境遇は共通する部分です。バツイチになった時に『バツイチとなりました。よろしく！』と、笑いを交えつつ周りを心配させない空気を作ったりするところも性格的に似ているかもしれません」

綱　「素直で元気なところは似ていると思います。満井は最初から最後までずっと和葉への気持ちが変わらず、好きという気持ちを軸に突き進んでいくところがいいなと思いながら演じています」

――満井と同じ気持ちになって演じられたんですね！

綱　「はい！　その時の和葉の声が特に良くて心を打ち抜かれたので、ぜひ注目してほしいです」

――ほかにも撮影を楽しみにしているシーンはありますか？

高梨　「満井が焼きもちを焼いているシーンや、満井がライバルの速水と繰り広げる男同士の会話などは、まだ映像を見られていないので個人的に楽しみにしています」

綱　「僕は、満井が『下の名前で呼んでほしい』と頼んでいるのに、和葉がなかなか呼んでくれず焦らされるシーン。今からどんな撮影になるのか楽しみです」

――本作には胸キュンシーンが多く出てくるかと思いますが、撮影していていかがですか？

高梨　「ちょうど先日、一緒に帰る約束をする初々しい胸キュンシーンを撮りましたね」

綱　「そのシーンものすごくいいので、僕も放送されるのが楽しみなんです！　演技で浮かれているだけの予定だったのですが、隙を突かかれて素が出てしまって。ニヤついた表情をするだけでよかったのに、本番ではつい声が出てしまいました（笑）。でも、監督からのOKは出たのでよかったです！」

――イケメン2人に迫られるなんてうらやましい役どころですよね。

高梨　「昨日も、満井と速水の2人が並んでいるところを見て『目の保養！　毎日ありがとうございます』と思いながら撮影をさせてもらっていました。その映像を見るだけでも楽しんでもらえると思います」

綱　「社内恋愛や年の差の恋のシチュエーションって、結構皆さんの憧れだったりしますよね」

高梨　「私はこの作品に入るまで、10個も下の男性と恋愛するなんて考えたことがなかったな。綱くんは年の差の恋愛って考えたことある？」

綱　「少し前までは年上の女性との恋愛を想像したことがなかったのですが、ここ半年ぐらいで意識するようになったかもしれません。そんなタイミングで本作に出合って、満井を演じることでさらにそういう恋愛もいいなと思うようになりました」

――そんな年の差恋愛を擬似体験してみていかがですか？

高梨　「満井が和葉を守ってくれるシーンで、『私のためにこんな頑張ってくれている…！』と素直に綱さんのお芝居にキュンとすることができて、新たな気持ちの発見ができたような気がします」

綱　「最初は和葉を真っすぐ思い続ける満井に成り切れるか心配でしたが、今はそう思っていません。高梨さんがすてきな和葉を演じてくださっているので、こちらも役に入り込みやすいんです。満井なりの愛情や嫉妬などのさまざまな感情変化もお芝居で表現しているので、ぜひ注目していただきたいです」

――ご自身の役に恋愛のアドバイスをするとしたらどのように声をかけますか？

高梨　「私だったら背中を押すと思います。人生一度きりですし、実際に恋愛してみないと分からないこともあると思うので。いろいろな障壁があって、それでもやっぱり『本当に好きなのかも』と思った時に、年齢差や周りの目を気にしてしまうのは少しもったいない気がします」

綱　「僕も満井にはそのまま突き進めと言いたいです。自分の気持ちに素直に真っすぐなところが彼のいいところなので、そのままでいてほしいですね」

――お互いの第一印象と、共演してみて変わった印象などがあれば教えてください。

綱　「最初は勝手な印象で厳しそうなイメージがありましたが、実際に一緒にお仕事をしてみたら全く違いました！　少しサバサバしていらっしゃる中にも優しさがあり、そこがギャップ萌えでした」

高梨　「最初はそんな印象だったんですね！　私は最初に綱くんのInstagramを見て、結構クール系な感じなんだなと思っていたんです。お会いするまで綱くんと満井のイメージが重ならなかったのですが、現場でお芝居を見たら結構重なる部分に気づきました。朝も元気に『おはようございます！』とあいさつをしてくれるので、今はかわいい印象が強いです」

――お二人の様子を見ていると、すでにかなり打ち解けられていますね。

高梨　「撮影中はずっと一緒だからかな！」

綱　「そうですね。初日から高梨さんがたくさん話しかけてくれたので助けられましたし、うれしかったです」

高梨　「今の若い世代の方がどういうふうに過ごしているのか興味があって、『何食べたの？』とか『普段は何して遊ぶの？』みたいな感じで話しかけています」

――撮影中にお互い助けられたことはありますか？

高梨　「クランクイン前は、『果たしてこんなに年下の男性と恋愛するような気持ちになれるのだろうか…』という不安の気持ちからスタートしたんです。でも、実際に演じてみたらちゃんとときめくことができて、満井がかわいいなという感情も抱くことができました。それはきっと綱くんのおかげなんだろうなと。毎日のように新しい気持ちを発見しています」

綱　「そうおっしゃっていただけて心からうれしいです。早く撮影したくなっちゃう！　今から明日の撮影も楽しみです」

――綱さんはどうですか？　高梨さんに助けられた場面はどこでしょう。

綱　「現場で高梨さんが和葉とほぼ近い感じで接してくれるので、演技も入りやすくなり助かっています。実は、普段は周りから『お兄さんっぽい』と言われることの方が多いのですが、年下キャラが自然についたみたいで、この前なんか、現場のADさんに『綱くんって甘えん坊さん？』と言われてしまいました。今までそんなこと言われたことがなかったのですが、カメラが回っていないところでも自分が弟のような雰囲気でいられるのは、高梨さんがいるからこそなんだとあらためて思いました」

――最後に視聴者へ向けてメッセージをお願いします。

高梨　「視聴者の皆さんにもじっくりと王道ラブコメの“キュン”を堪能していただきたいです。そして、恋愛や仕事で一歩を踏み出す時に年齢や立場を考えてやめてしまうこともあると思いますが、踏み出すことによって見えてくる世界もあるのだと、本作を見て思っていただけたら光栄ですし、視聴してくださる方々が挑戦してみようと思う一つのきっかけになったらうれしいです！」

綱　「僕自身、毎日の撮影が勉強になっていて、とても幸せな作品です。本作を通して僕らのワクワクも伝わるように撮影していますので、ぜひ楽しみにしていてください！」

――ありがとうございました。

取材・文／山本恵代（TBS・MBS担当）　撮影／蓮尾美智子
（綱）ヘア＆メーク／牧野裕大（vierge）　スタイリスト／三宅剛
ジャケット¥47,300、パンツ¥30,800　ともにCULLNI（CULLNI FLAGSHIP STORE 03-6416-1056）、シャツ¥30,800 FACTOTUM（Sian PR 03-6662-5525）、その他スタイリスト私物

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