竹内涼真主演「テセウスの船」解決編突入。「佐野家以外の人物、全員が容疑者だと思って見ていただけたら」2020/02/26
父・佐野文吾(鈴木亮平)が犯人として逮捕された、31年前に起きた大量毒殺事件。竹内涼真さん演じる息子の田村心が、事件の真相を追うために現代と過去(平成元年)をタイムスリップで行き来し、過去を変えるタブーに挑む本格ミステリー「テセウスの船」(TBS系)。
2月23日放送の第6話で、真犯人からの挑発に「犯人は俺を呼んでる」と、危険を覚悟で慰霊碑がある音臼小学校の跡地へ向かった心。しかしそこに現れたのは「僕をこんな体にして…犯人を許せないんです!」と犯人に対する怒りを心にぶつけていた木村みきお(安藤政信)でした。みきおを追い詰める証拠を手に入れたと思った矢先、心は再び濃い霧に包まれ、過去にタイムスリップしてしまい…。
■第7話あらすじ(3月1日放送)
一連の犯人がみきおだと知った途端、悔しくも再び平成元年にタイムスリップしてしまった心。目が覚めると、大量毒殺事件が起こる日まであと2日。心は父・文吾と共に少年・みきお(柴崎楓雅)を追うも、音臼小の教員らは「急に引っ越した」と言い…。焦る気持ちから、歴史が変わった現代で、母・佐野和子(榮倉奈々)と兄の佐野慎吾(番家天嵩)が一家心中の末亡くなったことを文吾に明かしてしまう心。それを聞いた文吾は「……最悪の未来だな」と絶望し、音臼小の職員室へ向かいますが…。
■第7話からは「解決編」。「佐野家以外の人物、全員が容疑者」
少年・みきおが何を企んでいるのか分からず恐怖心を抱きながらも、父親の冤罪を食い止め、家族の幸せを守ろうと駆け回る心。本作を手掛ける渡辺良介プロデューサーは「第7話からは『解決編』。なぜ犯人は青酸カリを使った音臼小の事件を起こさなければならなかったのかというのが大きなポイントです」と言葉にし、さらに「第8話からはドラマ版のオリジナルの設定。原作にはないオリジナルストーリーが展開していきます。音臼小の事件を追う中で、みきおと協力する共犯者の存在が明らかになっていくのですが、それは誰なのか。佐野家以外の人物、全員が容疑者だと思って見ていただけたら」とも。
過去の世界で、和子や姉の鈴(白鳥玉季)、兄の慎吾、そして文吾が自宅でにぎやかに過ごし、笑顔にあふれた光景を目の当たりにするたびに「家族の笑顔を守る」と誓ってきた心。良かれと思って過去を変えても好転しない結末にさらに打ちひしがれるも、自暴自棄になることなく奮闘するのですが…。佐野家の家族を見詰める竹内さんの温かくも苦しげなまなざしに、どうしようもない切なさが押し寄せてしまいます。
【番組情報】
「テセウスの船」
TBS系
日曜 午後9:00~9:54
TBS担当 宮下毬菜
この記事をシェアする