【WATCH的イケメン図鑑】Vol.52　ノア・センティネオ2023/02/25

新人のCIA局員をキュートに熱演

　「好きだった君へ」シリーズのイケメン高校生ピーター役で大ブレークし、次世代スターとして一躍注目を集めたノア・センティネオ。とはいえ、シリーズ第3作「好きだった君へ：これからもずっと大好き」ではピーターも高校を卒業したことだし、ノアもそろそろフレッシュなティーンエイジャーのイメージから脱却？　Netflixの新ドラマ「ザ・リクルート」では、CIAに所属する弁護士・オーウェンを演じ、新たな魅力を放っている。

　190cm近い高身長に、エキゾチックな甘いマスクが魅力のノアがCIAエージェントだなんて、“絶対にすてき！”なのは間違いないものの、前のめりになる前にちょっと知っておきたいのは、演じるオーウェンは入局したばかりの新米CIAだということ。新しい生活に飛び込んだばかりで、まだ右も左も分からないオーウェンは、社会人というよりは大学生っぽさがまだ抜けていない状態。弁護士としての事務仕事に悪戦苦闘するのはもちろん、局員同士の足の引っ張り合いやだまし合いも日常茶飯事なCIA的オフィス生活にアタフタしている。

　けれど、このオーウェン。ド新人ではあるものの勘は鋭く、持ち前の賢さやバイタリティーもあり、一言で言えば“デキる新人”のよう。そんな彼がひょんなことから、CIA全体をも揺るがしかねない危険で複雑なミッションに身を投じることになり…。情報を求めて世界中を飛び回ったり、怪しい相手とスリリングな駆け引きを繰り広げたり、はたまた拷問されそうになったり、殺されそうになったり!?　ちょっとチャラい雰囲気も漂ってはいるものの、根は真面目で学習能力も高いオーウェンが、体当たり過ぎるほど体当たりであれこれ学びながら、CIAらしさを身につけていく姿をノアが絶妙に演じている。もちろん「好きだった君へ」シリーズで全女子のハートを溶かしたピーター同様、オーウェンにもラブな見せ場はマスト。何せ彼が身を置くのは、あのジェームズ・ボンドがいるようなスパイの世界ですから！　ボンドばりの（お色気な❤︎）活躍を見せる場面も、きちんと用意されている。

　そんなオーウェン＝ノアの奮闘＆成長が1シーズン全10話に収まるはずもなく、シーズン2も2024年に配信予定。というより、シーズン1のラストは、シーズン2がなければオーウェンも視聴者も困ってしまうような終わり方！　「ザ・リクルート」がノア・センティネオの新たな代表作に加わったのは間違いないといえるかも。

【プロフィール】

ノア・センティネオ　Noah Centineo　　
1996年5月9日生まれ。米・フロリダ州出身。ピーター・ケヴィンスキー役で出演した「好きだった君へのラブレター」（2018年）が世界的大ヒットとなり、続編の「好きだった君へ：P.S.まだ大好きです」（20年）、「好きだった君へ：これからもずっと大好き」（21年）にも同役で出演。22年はDCコミックスのヒーロー映画「ブラックアダム」（22年）のアトム・スマッシャー役でも注目を集めた。そのほかの出演作に「フォスター家の事情」（13～18年）、「パーフェクト・デート」（19年）、「チャーリーズ・エンジェル」（19年）などがある。