宮本茉由、節目となる作品に「身が引き締まる思い」――「大病院占拠」インタビュー2023/02/04
日本テレビ系で放送中の連続ドラマ「大病院占拠」。2019年に放送されたサスペンスドラマ「ボイス 110緊急指令室」(同系)の制作チームが再び結集した本作では、日本が誇る大病院が鬼の面をかぶった謎の武装集団によって占拠され、休職中の捜査官・武蔵三郎が人質を救うため犯人に立ち向かっていくタイムリミット・バトル・サスペンスが描かれています。一見クールだが正義感が強く、時にはルールを破ってでも真実に迫る敏腕刑事・武蔵を嵐の櫻井翔さんが演じ、犯人の正体や占拠の目的など、謎に包まれた事件に隠された真実が物語が進むにつれて明かされていきます。
ここでは、高度なデータ解析技術を持ち、ハッキング能力も高い指揮本部の情報分析官・駿河紗季を演じる宮本茉由さんにインタビュー。作品の見どころや撮影でのエピソードのほか、本作がCanCam専属モデル卒業後、初めてのドラマ出演となることから、今後の意気込みや目標についても伺いました。
――初めに、本作への出演が決まった時の心境をお聞かせください。
「以前『ボイス2』(21年/同系)という作品に出演させていただいたのですが、その時と同じチームでまた作品を作れることにワクワクしました。緊張感がある作品で、どんどん読み進めたくなる台本ですし、アクションシーンや緊迫したシーンも多いので、これが映像になったらどうなるんだろうと思いながら撮影を楽しみにしていました」
――かなりスリリングな展開になっていますよね。
「“タイムリミット・バトル・サスペンス”というキャッチフレーズがついているだけあって、ハラハラドキドキする要素がギュッと詰まった作品になっていると思います」
――クランクインの日はどんなお気持ちでしたか?
「クランクインの前日は眠れないくらい緊張しました。初めて現場に行った日から長丁場での撮影だったので、初日なのにクランクアップの時ぐらいのテンションになりながら撮影したのがいい思い出です」
――「ボイス2」と同じ制作チームということですが、現場はどんな様子でしたか?
「現場に入った時には、皆さんから温かくホームのような感じで受け入れていただきました。私が現場に入ったのは撮影が始まってから少したってからだったこともあり、本作のチームの雰囲気は既に出来上がっていました。そのチーム感のおかげで、実際に撮影が始まったら緊張することなく初日から皆さんと打ち解けることができたので、とてもありがたかったです!」
――駿河は感情を表にほとんど出さずに淡々と仕事をこなしていく役柄ですが、どう捉えて演じていますか?
「駿河は仕事に対して真っすぐで熱心な人。分析力もあって、冷静なキャラクターです。いつも隣に座っているお笑いコンビ・春とヒコーキのぐんぴぃさんが演じる志摩蓮司とのシーンが多いのですが、彼は駿河とは対照的で少しおちゃめな性格。駿河がちょっと冷たい言い方で志摩をいなすような場面もあります。ボケとツッコミではないですが、そういうところでコンビ感を出していきながら、一緒に事件解決を目指しています」
――2人の掛け合いはクスッと和むシーンですよね。駿河は32歳という設定で実年齢とは少し離れていますが、演じる上で気をつけたことはありますか?
「分析官という役職はキャリアをしっかり積んできた人にしかなれないとのことで、説得力を持てる年齢設定になっています。お芝居でも説得力を出せるように声低めにしていたり、滑舌よくセリフを言えるように家で練習しています」
――物語を展開させる重要なセリフを多く任されていると思うのですが、どういったところに気をつけていますか?
「指揮官の和泉さくらさん(ソニン)からの指示を受けて、素早く的確に情報を調べて提出するという動きがつくので、そういった部分も意識しながらセリフを覚えるようにしています」
――動きがある中でセリフをかまないようにするのはかなり大変そうですね…。
「そうですね。私に限らずみんな大変そうに練習していて、何回かやり直しさせてもらうことも。良いシーンにできるよう、みんなで試行錯誤を重ねています!」
――駿河の役柄と共通するところはありますか?
「目が悪いということぐらいかもしれません。普段は目が悪くてコンタクトをしていて、自宅では眼鏡をかけているので。私は駿河のように冷静沈着な人間ではないので、いつもすごいなと思いながら演じています。友人にも、“黙っていればクールに見えるのに”とよく言われるので(笑)、お芝居する時はどうやってしゃべったらクールに聞こえるかを考えることが多いです」
――現場ではどなたと一緒に過ごすことが多いですか?
「前室で共演者の皆さんと集まる場所があるのですが、櫻井さんを筆頭にソニンさん、ぐんぴぃさん、白洲迅さん、平山浩行さんなど、指揮本部にいるメンバー全員で談笑していることが多いです」
――櫻井さんの現場での印象はいかがですか?
「櫻井さんはすごく優しい方です。皆さんに分け隔てなく話しかけてくださって、櫻井さんのおかげで指揮本部チームは打ち解けられたと思います。撮影が1週間空いた時には、『そんなに空いちゃうんだ…』と寂しく思うくらいみんな仲がいいです」
――皆さんとはどんなお話をされるのでしょうか?
「食べることが好きな方が多いので、その話題が多いです。ソニンさんには健康的な食品について教えていただいたり、櫻井さんとぐんぴぃさんはラーメンがお好きみたいで、おいしいお店を教えてくださったりします。その時話題にあがったお店に私も実際に行ってみたのですが、お二人がお薦めするだけあって本当においしかったです! 平山さんはがっちりとした体をされているので『どんなトレーニングをされているんですか?』と聞いたら、何にもされていないとおっしゃっていて。自然体で体形維持をされていることに驚きました!」
CanCam卒業後、初ドラマ作品に「少し違った覚悟のようなものが…」
――CanCam専属モデルを卒業後、初めてのドラマ作品ですが、これまでと意識が変わった部分はありましたか?
「今まではモデルがある意味、本業のような感覚があったのですが、卒業して一層女優としてのお仕事も頑張っていこうと思ったタイミングでもあったので、身が引き締まる思いがありました。もちろん、これまでの作品も一つ一つ一生懸命、丁寧に挑んでいましたが、少し違った覚悟のようなものがあったと思います」
――女優としての活動は今年で5年目になりますが、今後の意気込みをお聞かせください。
「より多くのキャラクターを演じて、いろいろな振り幅の役を任せてもらえる女優になりたいと思っています。私自身、ドラマや映画が大好きで、作品から元気をもらうことが多いです。私も、1人でも多くの人に『明日から頑張ろう!』と思ってもらえる作品を届けられるような女優になりたいなと思っています」
――目標とされていることはありますか?
「本作の大谷太郎監督をはじめ、これまで出演させていただいた作品の監督とは、ぜひまたご一緒させていただきたいと常々思っています。ご一緒したことがない監督の中からお名前を挙げさせていただくのであれば、堤幸彦監督。昔から堤監督の作品をよく見ているので、いつか出演させていただけたら…とひそかに願っています。そのためにも目の前の作品と丁寧に向き合っていきたいです」
――では、最後に今後の見どころを教えてください!
「鬼がいる病院側とは対象的に、駿河は冷静沈着に人質を解放するべく鬼たちと交渉していく立場を担っていくので、指揮本部の緊迫した様子に注目してほしいです。そして、鬼の正体は皆さん気になっているところだと思うので、引き続き予想合戦で盛り上がっていただきたいです! 鬼たちの本当の目的も今後の見どころですし、驚きの展開が今後も待ち受けていると思うので、ぜひ楽しみにしてください!」
写真撮影では、クールな表情と笑顔のギャップでカメラマンをとりこにしていた宮本さん。出来上がった写真をチェックしていると、一枚一枚見事にポージングが異なっていて驚きました…! 取材中には「どこまでお話して大丈夫ですか?」とスタッフに確認したり、「こういう言い方は失礼にならないかな…」と、さまざまな方への気配りあふれる言葉を口にされていたのが印象的で、すてきな人柄が垣間見えるインタビューとなりました。
【プロフィール】
宮本茉由(みやもと まゆ)
1995年5月9日生まれ。秋田県出身。A型。オスカープロモーション所属。2018年にドラマ「リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜」(テレビ朝日系)で女優デビュー。「監察医 朝顔」(フジテレビ系)、「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」(日本テレビ系)、「竜の道 二つの顔の復讐者」(フジテレビ系)、「ザ・トラベルナース」(テレビ朝日系)などに出演。22年11月、映画「鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽」にて映画初出演・初主演。現在、土曜ドラマ「大病院占拠」(日本テレビ系)に出演中。
【番組情報】
「大病院占拠」
日本テレビ系
土曜 午後10:00〜10:54
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取材・文/日本テレビ担当 松村有咲 撮影/尾崎篤志
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