Feature 特集

【今月のSPOTLIGHT】Vol.10 ビョン・ウソク2024/08/28

配信動画・WATCH/今月のSPOTLIGHT:ビョン・ウソク

人気ミュージシャン役でかっこよさ全開!

 キム・パンのウェブ小説を原作に、「女神降臨」などのイ・シウンが脚本を手掛けた「ソンジェ背負って走れ」。放送後もその人気は衰えることを知らず、“沼る”人続出! “今年最高の韓国ドラマ”との呼び声も高い同作において、「その魅力あってこそ!」と言わしめたのが、ビョン・ウソク演じるタイトルロールのリュ・ソンジェだ。

 気になるキャラクター設定はと言うと、ソンジェはバンドメンバーの一員として活躍する人気ミュージシャン。ところが、ある日突然その生涯を終えてしまう。そんなソンジェの大ファンであり、彼の存在に心救われてきたイム・ソル(キム・へユン)は悲しみに暮れる中、ひょんなことから過去にタイムスリップ。大好きなソンジェの哀しい運命を変えるため、孤軍奮闘することになるが…。

 “現在”から始まった物語は、ソンジェとソルがそれぞれ高校生活を送っていた過去の時代へ。実はもともと浅からぬ縁で結ばれていた2人のドラマが、“未来”に向かって加速していく。ソルはソンジェに幸せな日々をもたらすことができるのか? それには、何をどうしていけばいいのか? 青春ドラマとファンタジーが絶妙にミックスした世界観の中で心ときめく物語がテンポよく繰り広げられていくのだが、その中心で輝きを放つのがソンジェという存在。そもそも、ソルにとって魅力的でなければ、この物語は成り立たないわけで…。それをビョン・ウソクも重々承知しているようで、冒頭の現在パートからソンジェのかっこよさが全開。歌声も抜群で、奮闘せずにはいられないソルの気持ちに説得力を持たせていく。

配信動画・WATCH/今月のSPOTLIGHT:ビョン・ウソク(「ソンジェ背負って走れ」本編映像より①)

 また、ソルにとって、遠い存在だったソンジェが次第に生身の人間となっていくのが過去パートなのだが、高校時代のソンジェも爽やか&キュート。その上、ちょっと抜けたところもあったり、夢に向かう中で挫折を味わうこともあったり、思春期真っただ中にいる高校生男子の複雑なあれこれを内に抱えることもあったりして、等身大の魅力を随所で放ってくる。そのあたりもビョン・ウソクは丁寧に演じていて、ソルが彼のために頑張りたくなるのもやむなし! ステキな物語の中にはステキな人がいるものだなと、つくづく思わされる。

 これまでには「青春の記録」「花が咲けば、月を想い」などで印象を放ってきたビョン・ウソクだが、ソンジェ役はやはり相当なハマり役だったようで、ソル役のキム・へユンともども大ブレーク。以来、アジア各国でのファンミーティングにも走り回っている。となると、もちろんドラマや映画への出演オファーも急増。今後の活躍にも要注目だ。

【プロフィール】

配信動画・WATCH/今月のSPOTLIGHT:ビョン・ウソク(「ソンジェ背負って走れ」本編映像より②)

ビョン・ウソク(Byeon Woo-Seok)
1991年10月31日生まれ。韓国出身。モデルとして活躍し、2016年に「ディア・マイ・フレンズ」で俳優デビュー。出演作ドラマに「コッパダン ~恋する仲人~」(19年)、「花が咲けば、月を想い」(21~22年)、「力の強い女 カン・ナムスン」(23年)、出演映画に「20世紀のキミ」(22年)、「ソウルメイト」(23年)などがある。

【番組情報】

配信動画・WATCH/今月のSPOTLIGHT:「ソンジェ背負って走れ」ビョン・ウソク

「ソンジェ背負って走れ」(全16話)
U-NEXTで独占配信中

文/渡邉ひかる



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