チェ・ジョンヒョプ×キム・ソヒョン「偶然かな。」──「台本を読んでときめいた作品」2024/08/23

　人気のウェブトゥーンを実写化したラブストーリー「偶然かな。」が配信中。チェ・ジョンヒョプとキム・ソヒョンの共演で、初恋から10年後、運命的に再会した2人が新たなロマンスを紡いでいく様子、そして自分たちの運命を探していく姿が描かれている本作。2人にドラマの魅力を聞いた。

──原作との違いや、ドラマならではの魅力はどこにあると思いますか？

キム・ソヒョン　「出演が決まってから原作を読みました。ドラマとの違いについては、基本的なキャラクターや関係性は原作通りなんですが、ストーリーなどちょっと肉付けされたところがあるんです。そして、台本を読んで久しぶりにこんなに胸がときめいて、また甘酸っぱい感情がすごく心地良くて。こんなにかわいらしい作品を撮っておくと、後々にもいい思い出になるんじゃないかなと思って、今回喜んでやらせていただきました」
　
──演じたキャラクターについて教えてください。

チェ・ジョンヒョプ　「カン・フヨンの役柄は、ちょっと感情の表現に不器用なタイプなんです。それでちょっと素っ気なく見えたり、冷めたように見えがちなキャラクターなので、そこを演技するのが難しかったんです。そういった部分を意識して演じようとしました」

キム・ソヒョン　「イ・ホンジュというキャラクターは、すごく明るくて無邪気なタイプなんです。はたから見ると世間知らずなんじゃないかなと思われるほどで。フヨンが10年ぶりに再会して、『あなたは、全然変わってないね。相変わらずだね』って言われるほど、彼女は10代のころのままで。そんな彼女でも痛みを抱えているところがあるんです。彼女の内面の成長にもぜひ期待していただきたいなと思います。恋には奥手というか、なかなか踏み切れないような人たちを代表するような役柄なんじゃないかと思います」

──フヨンは成功者として順風満帆な人生を送っていますが、初恋の人との再会から変化していきますね。

チェ・ジョンヒョプ　「フヨンのそういった姿に興味を覚え、新鮮さを感じたんです。彼の変化をどう表現できるのか、僕もドキドキしながら演じました。自分と似ているところは、表現するのがちょっと不器用なところなんじゃないかなと思います」

配信動画・WATCH／チェ・ジョンヒョプ＆キム・ソヒョン（「偶然かな。」本編映像より①）

──共演した感想を聞かせてください。

キム・ソヒョン　「ジョンヒョプさんは、初めてお会いした時は、すごく人見知りでいらっしゃって、ほとんど何も話さなかったんです。私も結構、人見知りするタイプなんですが、そんな自分がリードするほど私の方がいろいろと質問をするぐらいでした（笑）。でも、だんだん打ち解けていくと、笑う方ですし、またいろいろなイタズラもされる方で、現場の雰囲気をとても明るく作ってくれました。後では、結構仲良くなれました」

チェ・ジョンヒョプ　「これは彼女にも話したんですが、最初は“芸能人だ！”っていう感じで見ていたんです（笑）。初顔合わせや読み合わせの時も、僕としてはこの人はどういう方かなと、様子を見ていたところもあります。最初のイメージと違っていて、とても明るくて、ポジティブなところが多い方なんです。現場でもそのおかげでとても楽しくやらせていただきました。いろいろな話もできました」

──撮影の中で記憶に残るエピソードは？

チェ・ジョンヒョプ　「あえて一つ選ぶことがとても難しいんです（笑）。今回は、10年前とその後の設定なので、僕たちは制服を着て撮影もしたし、いろいろなロケーションで撮影をしたんです。大人になった後もそうなんですが、学校の正門前で撮影した時とか、家で撮影した時のエピソードなど本当に楽しくて（笑）。印象に残っているのはバスで登校するシーンで、僕が居眠りしているホンジュを起こして校門の前まで歩いていくシーンです」

【プロフィール】

チェ・ジョンヒョプ（Chae Jong-hyeop）
1993年5月19日生まれ。韓国出身。2016年に俳優デビューし、「シーシュポス： The Myth」（21年）、「時速493キロの恋」（22年）などで注目される。1月期放送の「Eye Love You」（TBS系／24年）で日本のドラマに初出演。