「いだてん」星野源演じる平沢和重はドラマの中では○○キャラ!?2019/10/27
10月13日放送(第39回)の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(NHK総合ほか)では、第1回で五りんが志ん生(ビートたけし)に見せたはがきのエピソードが明かされ、五りん(神木隆之介)と小松勝(仲野太賀)が親子だということが判明しました。志ん生となった美濃部孝蔵(森山未來)が、小松の助言通りに落語「富久」の内容を変えた時の小松の表情だけで、心の底から喜んでいることが分かっていいシーンでしたね。その後、悲しい出来事があったわけですが…。
そんな悲しみしか生まない戦争もようやく終わり、10月27日放送(第40回)からは、いよいよ東京オリンピック招致に向けて田畑政治(阿部サダヲ)が動きだします。相変わらずせわしない田畑は、東京都庁にNHK解説委員を務めている平沢和重(星野源)を招き、IOC総会で最終スピーチをしてほしいと頼み込みますが、にべもなく断られます。そして、平沢はオリンピックに反対する理由を理路整然と語り始めるのです。理詰めで来られると思わずひるんでしまいますよね。
しかし、田畑も負けてはいません。自分がいかに東京オリンピック招致のために全力を尽くしてきたかを、ろうろうと語り始めます。それは、戦後の食糧不足の中、静岡・浜松で水泳の天才といわれた古橋廣之進(北島康介)を見いだすところから始まる「オリンピック噺」でした。田畑の「オリンピック噺」を聞いて、平沢はどんな思いに至るのでしょうか。そんな平沢を演じる星野さんのコメントが到着しました!
「第40回以降の1964年東京オリンピック篇では、僕は要所要所に出てきて田畑に頼られて、助言するという役です。平沢さんがやられたことって歴史の中ではすごいことなんですけれど、ドラマの中ではあっさり消化されているので、お助けキャラみたいな感じです。第40回では田畑さんに招致のスピーチを頼まれて口説かれるシーンがあるんですけれど、ほぼ暗い部屋の中でずっとおじさんたちでしゃべっている撮影だったんです。撮影している時の雰囲気がすごく演劇的で、共演者の方々も演劇の人たちばかり。やりながらどんどん変わっていって面白かったので、そこはぜひ見ていただきたいたいです」
暗い部屋の中でおじさんたちがしゃべっている撮影だったと聞くだけで、「面白い空間だったんだろう」と想像できます。冷静な平沢が田畑のどんな「オリンピック噺」に心が動かされるのか。星野さんのコメントを思い出しながら、ご覧ください。
NHK担当 K・H
【番組情報】
大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」
NHK総合ほか 日曜 午後8:00~8:45
NHK BS4Kほか 日曜 午前9:00~9:45
NHK BSプレミアム 日曜 午後6:00~6:45
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