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“禁断の映像化”「アカイリンゴ」出演の小宮璃央&新條由芽が“禁じられて困ること”とは!? 「『もう無理!』ってなると思う」「禁止されたら死んじゃいます」2023/01/22

“禁断の映像化”「アカイリンゴ」出演の小宮璃央&新條由芽が“禁じられて困ること”とは!? 「『もう無理!』ってなると思う」「禁止されたら死んじゃいます」

 累計発行部数20万部を超え、2020年より「コミック DAYS」(講談社)にて連載中の「アカイリンゴ」。ムラタコウジさんが描く本作は、性行為が法律で禁じられた近未来の日本を舞台に、欲望に揺れる心情と理性で抑えきれない衝動を繊細に鮮烈に描くセクシャルでサスペンスフルな衝撃作。その衝撃度は、“過激すぎてBAN(停止・禁止)された”ことがあるほど…。そんな問題作が、禁断の映像化。ABCテレビの1月クールドラマ+でいよいよ今夜から放送されます。

 物語の舞台は、15年前に性行為等取締法が制定されて以来、性行為が違法となった日本。性行為に強烈な嫌悪感を持つ主人公の高校生・犬田光(小宮璃央)は、厚生労働省性行為取締官(通称・セトリ)の幹部を務める父・陽(和田聰宏)の息子で優等生。自身もセトリになるのが目標ながらも、同級生の水瀬優(川津明日香)との関係性の変化や、国民的人気女優・宇宙美空(新條由芽)との出会いによって、“性行為は悪”というルールに疑問を抱いていくことに。そして、光は次第にセトリによる監視社会にはびこる“闇の組織”に巻き込まれていきます。

 ドラマ化が決定し、“禁断の映像化”にも注目が集まっている本作。先日公開されたPR映像にも「気になりすぎる」「刺激的だ…」と反響が集まっています。ここでは、第1話から“衝撃のシーン”で共演する主人公・犬田光を演じる小宮璃央さんと、光を誘惑する謎を秘めた国民的女優・ウチュラこと宇宙美空に扮(ふん)する新條由芽さんのインタビューをお届けします! 撮影の裏話や、大変な撮影の中で2人を支える“リフレッシュ方法”などを伺いました。

“禁断の映像化”「アカイリンゴ」出演の小宮璃央&新條由芽が“禁じられて困ること”とは!? 「『もう無理!』ってなると思う」「禁止されたら死んじゃいます」

──作品のオファーが来た時、率直にどのように感じられましたか?

小宮 「初めてお話をいただいてから原作を読んだ時に、『これは本当に地上波で放送できるのか』っていう不安はありましたけど、今まで映画ならあったはずのものをドラマでやるとなって、チャレンジ精神というか、『自分ならどう芝居するだろう?』といろいろ考えてやってみようと思いました」

新條 「お話をいただいて、原作があるということで読ませていただきまして、これを地上波でやるとなった時に、どこまで映すのか、どこまでやることができるのか、そして私がどこまでやるのかというのが不安な点でもありましたし、楽しみな点でもありましたね」

──お二人ともビジュアルがピッタリだと感じますが、役作りでこだわった点、意識したところは何かありますか?

新條 「うれしい! ありがとうございます」

小宮 「犬田は学生なので、自分自身も学生と近い年齢というのもあってあまりそこは意識しなかったんですけど、やっぱり父親がセトリ職員で、その父親の背中を見て『自分もセトリになる』という強い信念のもとでずっと夢を追い続けてきたので、そういうところに関しては、役作りというか、自分自身も犬田に近づけるよう台本を読み込んだり、自分が彼自身に入っていく感じでやってみましたね」

──新條さんも、ウチュラが女優の一面もあるということで、共通する点もあるのかなと感じます。

新條 「そうですね…でも、女優をしている時のウチュラと普段のウチュラというのが、描かれているところでもギャップがすごいなと思っていて。女優としてのウチュラでCMを撮ったんですけど、『普段のウチュラから振り切っちゃっていい。“女優のウチュラ”を作ってほしい』と言っていただいて。だから、普段の何を考えているか分からないウチュラではなく、“清純派なかわいらしい女優”というのを自分ではイメージしていって。そこは面白いなと思いながら作りました」

“禁断の映像化”「アカイリンゴ」出演の小宮璃央&新條由芽が“禁じられて困ること”とは!? 「『もう無理!』ってなると思う」「禁止されたら死んじゃいます」

──過激なシーンもあり大変だと思いますが、ここまでの撮影で一番難しかったシーンを教えてください。

小宮 「今までの撮影だと、やっぱりインティマシーのシーンに関してですね。『どういう表情をすれば?』とか『どういう声で?』というのを、地上波でギリギリ流せるぐらいにやってやろうという意気込みで、ギリギリを攻めてみたり。やっぱりインティマシー・コーディネーターの方や監督と話し合って面白いものを作っていこうとしているので、そこに関してはいろいろ悩みながらも全力で取り組んでいます」

新條 「一番難しかったなと思ったのは、やっぱり壇田律先生(森咲智美)との美術室での2人のシーン。最初は私が縛られている方で、途中から先生が縛られる方に逆転するんですけど、そこのシーンはウチュラとしても一番難しいインティマシーシーンなのではないかなと思っていて。たぶん、この作品の中でも過激な方に入るシーンだと思うんです。そこは結構難しかったですね」

──試行錯誤しながら進めているかと思いますが、監督やスタッフの方から言われて印象的だった言葉はありますか?

小宮 「監督さんやプロデューサーさんというより、インティマシーコーディネーターの方にアドバイスをいただくことが多いですね。触り方だったり、見せ方だったり、そういうことに関してはアドバイスをいただくことが多いですけど、僕は一方的にやられる側なので。新條さんの方が多かったりするよね」

新條 「そうだね。やる側としての見せ方や触り方って、慣れてる風のエロい手つきというか、実際に触っているように見せないといけないので、実際は触っていなくても、そういう触り方の動きはすごく細かく教えていただきました」

──吸収することも、いつも以上に多かったですか?

新條 「多いですね」

小宮 「カメラも意識しないといけないんですよ。映りも気にしたりしますね」

“禁断の映像化”「アカイリンゴ」出演の小宮璃央&新條由芽が“禁じられて困ること”とは!? 「『もう無理!』ってなると思う」「禁止されたら死んじゃいます」

──そんな中で、お二人は久々の共演となります。写真撮影でも仲の良さを感じていたのですが、共演すると決まった時はどんなことを思いましたか?

小宮 「『まじか! 由芽か!』…でしたね(笑)」

新條 「まずそれだよね! 分かるよ(笑)。『うわ、これ犬田役は誰だろう。一番絡みも多いと思うし、どうしよう』と思っていたら、『小宮くんです!』って(笑)。『えぇ!?』ってなりました」

小宮 「『マジかよ!』ってなったよね(笑)」

新條 「驚きの方が大きかったですね。でもやっぱり、いざ(撮影が)始まってみると、私はすごい人見知りな部分があるので、全く知らない人よりよかったなと今ではすごく思っていて。それこそインティマシーシーンもかなり多いので、4年の付き合いの璃央くんだからこそ、セクシャルの部分でも気兼ねなく言えるというか」

小宮 「うん、いい意味で気を使わずにできる」

新條 「今となってはよかったなと思います」

──お互いの安心できる部分というのは何かありますか?

小宮 「お芝居に関しては4年前から一緒にやっていたので、こういう作風のものは初めてというのもあって、安心できていますね。久しぶりに一緒の現場ですけど、あの頃と変わらず、楽しくやっています」

新條 「ふふふ(笑)。でも、それこそ安心感というのはすごくあります」

小宮 「僕はずっと一緒にやってきて仲間だと思っていたから、『(芝居が)良くなったな』と上から見ないというか、意識して見ていないので。だからこそ安心は強いかもしれないです」

新條 「一緒にやる感じだよね、本当にお互い、いい意味で変わっていないから、当時の雰囲気のままできているかなと思います」

“禁断の映像化”「アカイリンゴ」出演の小宮璃央&新條由芽が“禁じられて困ること”とは!? 「『もう無理!』ってなると思う」「禁止されたら死んじゃいます」
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──前回、今回と、共に大変な撮影を乗り切ったお二人の“リフレッシュ方法”を教えてください。

小宮 「僕は好きなことをすること。漫画を見たりゲームをしたりというのは、リフレッシュになっていますね。帰りの移動時間は、自分の好きな漫画を読んだりしています。毎日、長時間の現場だと1人の時間が作れなかったりするので、自分の時間がやっぱり必要だなと。結構オンとオフははっきりすると思います」

──最近だと、どんな漫画を読まれましたか?

小宮 「最近だと、『蟻の王』という漫画を最新話まで読みまして。あとは『囚人リク』も。もちろん、『ワンピース』とかジャンプ系もすごく好きで全部読んでいるんですけど、最近はそれを一気に読みましたね。ハマったら全部買って一気に読んじゃいます」

新條 「私は甘いものや和菓子が大好きなんですけど、家にあると帰ってから食べられるうれしさがあるので、絶対に切らさないようにしています。撮影終わりのスーパーとかで、お菓子を買うのが楽しみです。最近、『彩果の宝石』という果物の形をしたゼリーを大量に買ったのですが…」

小宮 「おいしいよね!」

新條 「あれが大好きで! 最近40個入りを買ったんですけど、もうないです…(笑)」

小宮 「あれも好きなんだよね…シャインマスカットの周りに、ザラザラがついている…分かる?」

新條 「(即答で)『陸の宝珠』じゃない?」

小宮 「そう! それ! あれが好きなんですよ」

新條 「私も大好きなんです! 現場でも出たら食べちゃうんですよね。そういうものをわざわざ買いに行って、それを楽しみに頑張るという(笑)」

小宮 「いや〜、懐かしい!」

──差し入れでも甘いものがあるとテンションは上がりますか?

新條 「(深くうなずきながら)絶対に食べます(笑)」

小宮 「新條さんから教えてもらった時、すぐ買いましたもん。おいしすぎて!」

“禁断の映像化”「アカイリンゴ」出演の小宮璃央&新條由芽が“禁じられて困ること”とは!? 「『もう無理!』ってなると思う」「禁止されたら死んじゃいます」

──作品には“性行為が違法となる”という世界観がありますが、お二人がもし「禁止されたら生きていけない!」と感じてしまうルールやルーティンがあれば教えてください。

新條 「(小声で)ゲーム…」

小宮 「一緒なんですよ(笑)」

新條 「そうなんです! 趣味が一緒だから(笑)。ゲームと漫画が禁止されたら死んじゃいます。湯船に漬かるのが長いんですけど、湯船に漬かりながらゲームしたりするんですよ、私」

小宮 「すごいな!」

新條 「気づいたら、それで2時間たってた(笑)」

小宮 「禁止されたら何していいか分からないんですよ、1人の時とか」

新條 「確かに。もし禁止されたら、『1人時間とか何するの?』ってなるよね」

小宮 「そう! 1人の時とか帰り道とか、漫画を読んだりゲームしたりするから…(禁止されたら)『もう無理!』ってなると思う」

新條 「でもさ、もし漫画とゲームが禁止されたら、どう考えてもかぶるよね(笑)。かぶっちゃうよ」

小宮 「かぶっちゃうなぁ(笑)」

──それこそ作品と同じように、裏でコソコソと…?

新條 「(キッパリと)かぶると思います。頑張りますよ!(笑)」

小宮 「それこそウチュラみたいに、(新條から)『一緒に漫画見てみない?』って誘ってくるんですよ。それで僕は『ダメだ! 漫画は…漫画は違法だ!』って言うけど、でも結局一緒に読んじゃうんですよね(笑)」

“禁断の映像化”「アカイリンゴ」出演の小宮璃央&新條由芽が“禁じられて困ること”とは!? 「『もう無理!』ってなると思う」「禁止されたら死んじゃいます」

──最後に、作品の見どころをあらためて教えてください。

小宮 「今までになかったような作風なので、やっぱり『これ、本当に地上波でできるのか?』と皆さん心配すると思うのですが、作品は作品ですごく面白いですし、犬田としてもずっと夢に見てきたセトリという職業に向かっていく中で、思春期である高校生特有の悩みにぶつかることで生まれるお芝居もすごく面白いと思うので! ぜひドラマを通して、原作も一緒に楽しんでいただけたらなと思っています。ぜひ、ご覧ください」

新條 「第1話から怒濤(どとう)の展開になっておりまして。ここからどうなるのか、第1話を見た方もドキドキする内容になっていると思うので、そのドキドキを感じつつ、そういうシーンでもいろいろ妄想していただけたらうれしいなとも思います。それに合わせて、それこそ原作も読んでいただきたいです。原作のこのシーン、『あ、ドラマだとこういうふうに表現されるんだ』と見比べるのも面白いと思うので、そういう楽しみ方もしていただけたらいいなと思います」

小宮 「なんというか、全く同じものだと思わず、違うものとして楽しんでいただけるといいかもしれないですね」

──個人的には「アカイリンゴ」というタイトルがどんな意味を持つのかを考えながら見ても面白そうだなと感じています。

小宮 「確かに! それも面白いかもしれないですよね」

──ちなみに、お二人はタイトルについてはどう捉えていますか?

小宮 「『アカイリンゴ』…アダムとイブ?」

新條 「確かに」

小宮 「人類の始まりで、禁断の果実を食べたというのがモチーフなので、それを元にしているんじゃないかなと思います」

新條 「最初に思い浮かぶのはやっぱりそれかな。禁断だからこそ食べちゃう」

新條 「ダメと言われても、それを手にしてしまうのは人間の性(さが)なんじゃないかなと思いますね」

“禁断の映像化”「アカイリンゴ」出演の小宮璃央&新條由芽が“禁じられて困ること”とは!? 「『もう無理!』ってなると思う」「禁止されたら死んじゃいます」

 写真撮影では、作品に合わせたミステリアスな表情を見せつつ、4年来の仲の良さが垣間見える場面も。インタビュー中も2人の仲の良さは前面に表れ、お互いの話に「確かに!」「そうだよね」という反応を見せる姿がとても印象的でした。

【プロフィール】

小宮璃央(こみや りお)
2002年11月19日生まれ。福岡県出身。20年、ドラマ「魔進戦隊キラメイジャー」(テレビ朝日系)でテレビドラマに初出演。以降、「JKからやり直すシルバープラン」(テレビ東京系)、「永遠の昨日」「高良くんと天城くん」(ともにMBSほか)、映画「グランギニョール」(22年)などに出演。


新條由芽(しんじょう ゆめ)
1998年4月27日生まれ。群馬県出身。「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)でドラマデビュー。主な出演作に「魔進戦隊キラメイジャー」(テレビ朝日系)、「探偵が早すぎる〜春のトリック返し祭り〜」(日本テレビ系)など。FMぐんま「黄昏ミュージック」にレギュラー出演中。

【番組情報】

ドラマ+「アカイリンゴ」
ABCテレビ
1月22日スタート
日曜 深夜0:25〜0:55
テレビ神奈川
1月27日スタート
金曜 深夜2:30〜3:00
※ABCテレビでの放送終了後、TVer、GYAO!での見逃し配信あり
※DMM TVでは見放題独占配信を予定

【プレゼント】

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【締切】2023年2月19日(日)正午

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取材・文/平川秋胡(ABCテレビ担当) 撮影/蓮尾美智子



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