矢作穂香と犬飼貴丈W主演の「ひともんちゃくなら喜んで!」が今夜スタート! 物語の鍵を握る“マウント四天王”は「台本以上にとんでもない人たちになりそう」2023/01/14
──ドラマの見どころの一つとして、“マウント四天王”の存在があると思います。人見はコンサルとして、佐京は社長としてそれぞれ接していきますが、お二人から見た“マウント四天王”の印象を教えてください。
矢作 「やばいですよね(キッパリ)」
犬飼 「うん(笑)」
矢作 「思わずやばいって言っちゃった(笑)」
犬飼 「台本にもあるんですけど、『笑顔の牧場の中に4匹のオオカミが息を潜めている』とあって。まずそこをあぶり出していくところから始まるので、台本を読んでいても『やばいな』と思っています(笑)。高円寺のシーンはもう撮ったんですけど、台本以上にとんでもない人たちになりそうだなと思いますね」
──ドラマでは、綱啓永さん(美澄レイ役)、北野日奈子さん(桃井亜里沙役)、鳴海唯さん(常盤舞子役)、大谷麻衣さん(高円寺エリカ役)が演じられますね。
矢作 「大谷さん演じる高円寺は、原作の高円寺そのもの!!」
犬飼 「そうですね! あと、北野さんはそういう“モンスターキャラ”が向いているんだろうなと(笑)。変な意味ではなくて、(北野さん演じる桃井が)結構毒舌なキャラなので、そういう役もいとわないんだなと思っていたので、『あ、向いているんじゃないのかな』と思ったんです」
──会社で働いていても、“マウント四天王”のような上司や同僚は実際にいそうですよね。
矢作 「絶対にいると思います。普通よりはちょっと誇張されているとは思いますけど、すごく分かりやすくなっていると思うので、『あー、確かにいるわ』と共感できるような感じがあります」
──一方で、お二人が「ついていきたい!」と思う先輩像はありますか?
犬飼 「気前がいい人ですね。ごちそうしてくれたり、ミスにも寛容だったり、兄貴肌みたいな人がいてくれればいいなと思います。矢作さんもまさしく姉御肌というか」
矢作 「私が?」
犬飼 「うん」
矢作 「この現場ですごく言われるんですよね。末っ子なのもあって、いつもは『分かる分かる!』みたいな感じなんですけど、今回はバレてないんです(笑)」
犬飼 「分からなかったです(笑)。もう勝手にお姉さん気質なのかなと思っていました」
矢作 「ちょっと世話焼きな部分はありますけど(笑)」
犬飼 「昨日とかは、もう靴ひもを結んでもらおうかなと思ったぐらい(笑)、なんでも包み込んでくださる感じがあります」
矢作 「もうお姉さん通り越してお母さんになってるじゃん(笑)」
──“年下お母さん”ですね(笑)。矢作さんはいかがでしょう?
矢作 「私自身、結構おっちょこちょいな部分があるので、そういうところを一緒に助けてアドバイスくれたり、『ダメだよ』という部分はちゃんと叱ってくれたり。あとごちそうしてくれたらうれしいですけど(笑)、そういう金銭感覚も一から全部教えてくれる人がいいです。あとは…褒められたいです! 褒めてくれる人がいいですね」
──褒められて伸びるタイプ…ですか?(笑)。
矢作 「褒められて伸びるタイプです! 怒る人じゃない方がいいです(笑)」
──ちなみに、ドラマ現場の“褒める”という点ではどんな雰囲気でしょうか?
矢作 「みんな『いいですね!』って言ってくれますよね?」
犬飼 「言ってくれますね。監督は特に多いかもしれないです」
矢作 「この間はスタッフさんが『かわいい!』って言ってくれました(笑)」
犬飼 「言ってもらったことないなぁ…(とスタッフの方を見る)」
矢作 「(スタッフを見ながら)これからは言ってあげてください(笑)」
──作品では“人付き合い”についても色濃く描かれているところがありますが、お二人が仕事でのコミュニケーションの部分で大切にされていることを教えてください。
犬飼 「前の僕は今と違って、気を張って周りを見て…みたいな感じだったんですけど、2年ぐらい前からそれをやめようと思って(笑)。僕自身が省エネ人間で口数が多いかと言われるとそうではない方なので、今はそっちにシフトした感じがすごくありますね」
──切り替えるきっかけになったようなことが何かあったのでしょうか?
犬飼 「コロナ禍になって、自分を見つめ直す機会が多かったんですよね。緊急事態宣言の時に、家の中で1カ月、2カ月とずっといた時に、仕事に関して考えることがすごくあって。『いい人でいることは労力を使えば簡単なんだけど、それだと自分を分かってもらえないな』と考えていくうちに、『分かってくれる人に分かってもらえればいいかな』と。もちろん最低限のことはしますよ。あいさつを全くしないとかではないです(笑)」
──ある意味、変に気を使わず、素の自分をさらけ出すような。
犬飼 「そうですね。僕の中ではオープンになった感じがすごくあります」
矢作 「私、犬飼さんの逆なんですよ。昔は『近づきがたい』と言われていたんです。気を張っていたからなんですけど、それこそ、私もコロナ禍で自粛続きになった時に話し相手がいなくなって寂しくて(笑)。コミュニケーションって大事だと思うようになって、そこからすごくおしゃべりになりましたね」
──そうだったんですね。コミュニケーションの機会が増えると、見方というものも大きく変わりましたか?
矢作 「『私のことを知ってほしいな』と思う欲が増えて、とりあえず自己紹介のように『私、こういう人だよ』みたいな私の情報を全部渡しちゃいます(笑)。そうすれば、苦手だったら苦手だで避けてもらえればいいし、『こういう人なんだ』と思って接してもらえるので、『私へのイメージのハードルのようなものが下がった方がいいな』と思いながらしゃべるようになりました」
──今回の現場でも、そういったコミュニケーションの取り方は生かされていますか?
矢作 「ずっとしゃべっています(笑)。『うるさかったらごめんね』って前置きは一応言っているつもりなんですけど…」
犬飼 「いやいや、助かっていますよ」
──いよいよ第1話が始まります。あらためてドラマの注目ポイントを教えてください。
犬飼 「“天使”と“悪魔”の構図みたいなものがすごく対局なんですけど、悪魔がどんどん天使に引っ張られていく様子は魅力的ですね。あと、どんな問題を抱えた人でも『接し方一つで変わるきっかけになれるんだよ』っていう、人付き合いに関してのHow Toみたいなものが詰め込まれているのかなと思っていて。そこに悩んでいる方も多いのではないのかなと思うので、そういったところも参考になるドラマになっていると思います」
矢作 「仕事勤めされているどの立場の方も共感できる部分あり! キュンキュン・クスッと要素あり! 一つのドラマにたくさん要素がぎゅっと詰め込まれている新感覚の作品だと思います。学びながらキュンキュンしていただいて、ストレス発散していただけたらなと思います!」
インタビューでは、お二人を前に座る記者の様子を見たスタッフから「面接みたいだね」という声が上がり、笑いが。さらに、取材中も犬飼さんの一言に矢作さんがツッコむという姿が印象的でした。写真撮影では、カメラマンのむちゃなお願いに対しても、笑顔で気さくに対応してくださった矢作さんと犬飼さん。終始盛り上がり、楽しい取材となりました。
矢作さんと犬飼さんが思わず「やばい」と口にしてしまうほどの“マウント四天王”。人見と佐京がどんな出会いを果たし、どのように会社を改革し、“マウント四天王”と立ち向かっていくのか。ぜひ、ドラマをご覧ください!
【プロフィール】
矢作穂香(やはぎ ほのか)
1997年3月7日生まれ。千葉県出身。主な出演作に「イタズラなKiss~Love in TOKYO」(フジテレビTWO)、「おしゃ家ソムリエおしゃ子!」(テレビ東京ほか)、「ピーナッツバターサンドウィッチ」(MBS)、「しもべえ」(NHK総合)、「壁サー同人の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている」(ABCテレビ)、映画「いなくなれ、群青」(2019年)など。
犬飼貴丈(いぬかい あつひろ)
1994年6月13日生まれ。徳島県出身。2012年、「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞。主な出演作に「仮面ライダービルド」(テレビ朝日系)、「サレタガワのブルー」(TBSほか)、「-50㎏のシンデレラ」(Paravi)、「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」(ともに日本テレビ系)、映画「ぐらんぶる」(20年)など。
【番組情報】
ドラマL「ひともんちゃくなら喜んで!」
テレビ朝日
1月14日スタート
土曜 深夜2:30〜3:00
ABCテレビ
1月15日スタート
日曜 午後11:55〜深夜0:25 ※初回は深夜0:00〜0:30
※ABCテレビでの放送終了後、TVer、GYAO!での見逃し配信あり
【プレゼント】
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【締切】2023年2月10日(金)正午
【注意事項】
※ご当選者さまの住所、転居先不明・長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
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※抽選、抽選結果に関するお問い合わせにはお答えできませんので予めご了承ください。
取材・文/平川秋胡 撮影/蓮尾美智子
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