「イタズラジャーニー」チーフプロデューサーが語るスペシャル回の見どころ！「みんなうれしそうでしたよ、フット・後藤さんがいたずらを受けている時は！（笑）」2023/01/07

――今回はスペシャルゲストとしてフットボールアワーの後藤さんも出演されますが、後藤さんがいたずらを受けているイメージがあまりなく…。

「やられてるイメージがなければないほど面白いんですよね。もちろん出川（哲朗）さんがやっていても面白いと思うんですけど、イメージあるじゃないですか。それで食べてきている人なんで。後藤さんって、スタジオで仕切ってやっている方で、多分こういうことを避けてきたのかなと思うんです。でも、そういう方が（いたずらを）受けているのは、やっぱ面白いんですよね。みんなうれしそうでしたよ、後藤さんが（いたずらを）食らってる時は！（笑）」

――（笑）。後藤さんと4人の雰囲気はいかがでしたか。

「もちろん大先輩じゃないですか。大先輩なんですけど、この4人からしてみると大先輩の怖さよりも、いたずらを受けたくないって方が勝つんです（笑）。ここのフィールドに来たからには、そこはもう同等だよねっていう感じでやっていました。普段のスタジオトークの先輩、後輩じゃないようなところも見られたりするかもしれないですね」

――また、ピンポイントの仕掛け人としてトムブラウンのみちおさんややす子さんが登場しますね。

「大きくは演出家の池田哲也の趣味だったりするんですよ。池田は『さんまのお笑い向上委員会』（同系）の演出もやっているんで、そこで跳ねた人とか面白いなと思った人を呼んでいます。やす子とかそうですね。ちゃんと演じてくれる人であることが、すごい大事なんです。僕ら毎回思うんですけど、とにかく明るい安村が抜群なんですよね、演技も含めて。こっちの意図するようにやってくれるし、ちゃんと面白くしてくれる。『うわ、“とに安”面白いな！』って、みんなで言っています。トムブラウンに関して言うと、ボンビー役をやってもらったりしているんですけど、本当、嫌じゃないですか、あんなやつがいたら！　そこの嫌さを出す人は誰なんだっていうところから選んでいます。あと、やす子の大根っぷり！　演じようとはしているけど、やっぱミスっちゃうっていうのは、意図していない笑いで。その意図していない笑いが跳ねたりするなっていうのは思いますね。こっちが勝手に面白いと思っている人たちを集めて、仕掛けてもらっているっていう感じです」

――かまいたち、チョコレートプラネット、ゲストの仕掛け人に負けじと、ガイド役の渋谷凪咲さんも光っている印象です。

「渋谷さんの大喜利力や瞬発力とか魅力はいろいろあるんですけど、やっぱり笑顔がいいんですよね。この番組に関して言うと、よくも悪くも、みんながいたずらを食らってる時のあの笑顔がムカつくじゃないですか（笑）、絶対に！　1人だけ楽しそうにしている感じというか。渋谷さんにお願いして大事にしてもらっていることって、『そんな進行進行しなくていいから、楽しんでくれ』っていうことだけなんですよ。そうすると、この対比が余計面白くなるというか。楽しそうな渋谷、楽しくない4人…みたいな。『次、行きましょう！』って、1人だけいたずらなしのジャーニーしている気分でいるというか。あと、たまに出てくるワードセンスっていうのは、すごいなと思う時がありますよね。長田さんのことを突然、呼び捨てにするタイミングとか…その辺うまいんですよね」

――これまでの放送の中で、4人の反応が面白かったいたずらがあれば教えてください。

「基本ずっと嫌がっていて、終始テンションが低いんですよね（笑）。うちの番組、必ず最初に玉が転がってくるんですよ。だから、その玉を誰が受けるんだって、みんなビクビクしながらオープニングをやっていたりするので、そこはやっぱり面白いですね。あと、何のいたずらを受けるかが分かる“いたずら透視チケット”っていうチケットがあって。例えば、ご飯を食べている時に注文するものの一つや二つがいたずらになっていると。で、チケットを使って透視した人が、何のいたずらが待っているかが分かっているわけじゃないですか。ここでのかまいたちとチョコプラの心理戦トークは抜群に面白いですね！」

――スペシャル放送でも“いたずら透視チケット”が登場しますよね。

「登場します。彼らの駆け引き、面白いと思いますよ！」

――そんな2組のすごさはどんなところでしょうか。

「これ、本当に冗談じゃなくて、本当に嫌なんですよ、あの人たち。ロケバスの中、めちゃくちゃ暗いんですよ！（笑）。全然しゃべらないし。ずっとみんな携帯いじりながら、次どこ行くのかな…とか思っているんでしょうね。結局、4人ともいたずらを受けるのが嫌なんですけど、逆に自分じゃない人が受けている時、めっちゃうれしそうなんですよ！　死ぬほど受けたくないから、いたずらを。だから、ほかの人に（いたずらが）いった時はすごくうれしそうで。このうれしさのためにやっているようなところもあると思います。かまいたち、チョコプラって芸歴もそんなに差がなかったりするので、ちょうどいい掛け合いになっているだろうなという気はしますね。多分、松尾くんが一番いろいろ背負わされたりすることがありますけど、その辺も含めていい2組だなと思いますね」