ボイメンエリア研究生が「Sleeping Beauty」で新境地へ! 「キュンとしてもらえる曲になれば」2022/12/27
12月27日に5thシングル「Sleeping Beauty」をリリースしたボイメンエリア研究生。東海エリアを中心に活躍の場を広げるBOYS AND MENの弟分として活動する彼らの新曲は、繊細かつはかなさを兼ね備えた大人な楽曲。新たな魅力を放つ彼らですが、話を聞いていくといつも通り元気でわちゃわちゃしたトークに。今回は12人いるメンバーを代表して、古川流唯、國村諒河、高垣博之、内海太一、岡大和、中下雄貴の6人が登場してくれました。
――「Sleeping Beauty」リリースおめでとうございます! もう5thシングルになるんですね。
全員 「ありがとうございます!」
内海 「シングルを出すたびに新しいジャンルの曲をいただくのですが、今回は大人っぽく切ない楽曲です。いつもの僕ららしい熱さとか元気な感じはいったん置き、はかなく丁寧に優しく…っていうのを心掛けて歌うようにしています。いつもやったら、『元気をめちゃくちゃもらってくれ!』という感じなんですけど、どちらかというと、聴いてくださった方に曲の世界に入ってもらい、キュンとしてもらえるような曲になればいいなと思っています」
――いつもと違うテイストの楽曲ということで、レコーディングも苦労されたのではないでしょうか…?
國村 「そうなんです! “これマイクに音が乗っているの!?”っていうくらい優しく歌いましたね」
古川 「僕とか太一って、ガツガツしている曲の方が得意で。“魂込めて歌います!”みたいな感じで歌ってきたので、今回めちゃくちゃ苦戦しました。本当に思っている以上に優しく、吐息みたいな感じで歌う、みたいな。すごく難しさもあったんですけど、自分としても新たな挑戦ができてよかったなと感じました」
中下 「(4thシングル)『BURNING DANCE-バニダン-』は、歌い方が荒々しくてパワフルな感じだったので、プラスでいろんな要素を付け足していたんですけど、今回は引き算の歌い方みたいな感じ。ほんとに難しかったですし、“今の歌い方が良かったんかな?”って思うことが何回もありました」
――岡さんの声質にはぴったりハマっている気がします。
岡 「そうですね。僕、優しめに歌うことが苦手ではないので、レコーディングも20分かかっていないんですよ。ほぼ一発録りでした」
内海 「え、マジで!?」
岡 「高いキーが少し苦手なので、急に高く上がるところとかは苦戦したんですけど、そこは高いキーが出る内海とか石田(侑也)とかがカバーしてくれているので」
内海 「(話を聞きながら、ずっと納得いかなそうな表情で)僕、レコーディング2時間半かかったんですよ! 1時間ぐらい録って、ようやくちゃんと曲に合った歌い方ができるようになって、もう1回全部録ったんです」
高垣 「いいな、チャンス2回もらえたんじゃん」
内海 「その結果発明したのが、こうやって(鼻と唇のこの間に指を当てる)、この指にあの鼻の息が当たっているようにして歌うと、『Sleeping Beauty』の歌い方ができるんです」
古川 「新しすぎる(笑)」
高垣 「早く教えてよ、なんで今言うの(笑)」
國村 「でもライブ中にできないよ(笑)」
古川 「分からんよ。俺ら自分のことで精いっぱいだったけど、もしかしたら太一はそれやりながらライブ出てたかも!(笑)」
中下 「今回、歌の研究をめっちゃした感じはしたよね」
國村 「そうだね。自分ってこういう声出せるんだって思いました。新しい発見だったし、録り終わった後に聞いたら、今までのエリア研究生の歌声じゃなかった。CDを聴いていただいたら、声質が『甘っ!』ってなる気がする」
古川 「もしかしたら、いつも応援してくださっている方でも『え、誰が歌ってるの?』ってなるかも」
――中下さんが担当する、曲中の「おやすみ」というセリフも特徴的ですよね。
中下 「実は9月にウインクあいちで行ったライブで披露するまで、誰が担当するか決まっていなかったんです。前日のリハで突然『そこ、中下で!』ってスタッフさんに言われて。いきなりだったので、どんなニュアンスで言ったらいいかも分からず、『(淡々とした声で)おやすみー』って…」
國村 「いや、うそです! ウインクあいちの1部は『(セクシーに)おやすぅみぃっ♡』って(笑)。ねっとりしてたよ! もう胃もたれ!」
全員 「あはははは!(笑)」
高垣 「その後、みんなで大批判(笑)」
古川 「ライブ終わってすぐ、みんな駆け寄った!」
中下 「いや、それ聞いたらぐっすり眠れるやろ!?」
國村 「なんで今、そんなうそついたの(笑)」
古川 「2部はいい感じだったけどね」
高垣 「今はどう? 納得してる?」
内海 「正直、どっちの『おやすみ』でいきたい?」
中下 「自分の中では、昔、親に寝かしつけられた時のイメージ。あんまり強めのニュアンスじゃないというか。だからその時の、赤子の気持ちを思い出して…」
全員 「それが一発目のあれなの!?」
中下 「ごめん、親はそうじゃなかった。僕が調子に乗り過ぎました(笑)。でもまあ、少しセクシーさを求められての僕なのかなっていう」
――「Sleeping Beauty」というタイトルにちなんで、皆さんの睡眠エピソードを教えてください。それこそ、皆さんは「夢見荘」で共同生活プロジェクトをされているので、メンバー同士のこともよく知っているのでは…?
高垣 「僕は諒河と部屋が隣なんですけど、壁が薄いので声とか聞こえるんです。朝とか『ごほっ!』って咳してるのが聞こえたり…」
國村 「ねえ、それやだ!(笑)。言い返すと、ひろは『ぐほぉ~!』ってお父さんみたいなの聞こえてくる(笑)」
高垣 「あと、寝返り打って壁をバンっとたたく音とか…」
國村 「僕、結構夜中に歩いたりしちゃうんです。前にアネックス(事務所の寮)で暮らしていた時に、メンバーの(設楽)賢が見ちゃったらしいんですけど…。みんなで大部屋で寝ていて、ふと目が覚めて部屋を見たら、真ん中で僕がずっと立っていたらしくて(笑)。賢は見ちゃいけないものだと思って、そのまま寝たらしいです。僕は全然その記憶ないんですけどね」
高垣 「そうそう」
國村 「でも、ひろもすごくて(笑)。寝ていると突然『いやぁ~!』って叫び出すんです。急に夜中3時ぐらいに『やめて、やめて!』とか言ってて。ひろが『夢見荘』だと1階の一番窓側の部屋だから、泥棒が入ったのかなと思うぐらい(笑)。何かと思ったら、『なんだ、夢か』って声も聞こえてきて」
高垣 「虫が足に付く夢を見て『やめてー!』となってたんです(笑)。確か、めっちゃやばいと思って、部屋を出て2階まで上がったはず」
古川 「僕ら移動で夜行バスを使うこともあるんですけど。コロナ禍前でマスクをしていなかった時、隣の席で寝ていた諒河が口パカーンって開けて、白目をむいて寝ていたんです。それで、パーキングエリアとかでバスが止まって人が通る時、これ友達だと思われたら恥ずかしいなと思って(笑)、顔をグイっと押してカーテン閉めました」
全員 「あはははは!(笑)」
國村 「寝顔がひどすぎて押し込まれました(笑)」
内海 「寝顔ブサイク選手権やったら優勝やろな(笑)」
高垣 「それで言うと、やまち(岡)はキレイに寝るよね」
國村 「たまに確認しますよ、息してるかなって(笑)」
岡 「確かに寝相はめっちゃいい。逆に自分が動かへんのを知ってるから、動く人と隣で寝られないんです。1回、メンバーの永遠が隣で寝ていた時は怒りました。動きすぎって(笑)。音とかでもすごい反応しちゃうから、周りのメンバーがアラームを無駄にかけてるのもめっちゃ気になります。特に…(と内海の方を見る)」
内海 「あちゃー!」
岡 「今日の朝も言ったもん。『お前、今のアラーム何のための?』って。そしたら、『ホンマに起きたい時間に起きられるか分からんから、その前に1回鳴らしてみた』って」
内海 「僕、8時半起きの時は7時50分から5分単位で鳴らすんですよ。絶対、二度寝をしちゃうので、予備を8時ぐらいにセットして、『あ、もうちょっと寝られるわ』をやりたいんです」
國村 「でも寝坊する(笑)」
高垣 「なかぽん(中下)、大阪に行く日、家出る5分前ぐらいに起きたことあったよね?」
國村 「僕が一緒に行く日だったんですけど、出る直前に『あれ、なかぽん見た…?』って。それで部屋に行ったら爆睡してて『(悲鳴のように)なかぽんー!』って起こして(笑)」
中下 「僕も『(悲鳴のように)うわぁーーーー!』って(笑)」
高垣 「でも出られたよね、準備はしてあったから」
中下 「目が飛び出たし、漫画みたいだったと思う。『天空の城ラピュタ』で『40秒で支度しな!』ってあると思うんですけど、マジで40秒で支度しました(笑)」
國村 「ひろ、中下、内海はダメですね。アラームかけさせたくない。止めないで鳴りっぱなしだから。太一とか、朝早い時は起こすからかけないでと言ってます。太一の部屋の真下が僕の部屋なんですけど、下まで響いてくる大音量なので、天井突き破ろうかなって思っちゃう(笑)」
古川 「僕は気が付いたら寝ちゃってるタイプ。落ち着いて寝られているんですけど…、あ、でもたまにドーンって隣のやまちの部屋側の壁を蹴っちゃう」
岡 「そうそう。めっちゃすごい音がする。僕、部屋の中に洗濯物を干す用の突っ張り棒があるんですけど、 それが落ちた音なのか、るいが蹴った音なのか、1回起きないと確認できないんですよ(笑)」
古川 「蹴っちゃった時、ビクって起きるんですよ。『あ、ごめん…』って気持ちになります」
岡 「るいの部屋側に鏡を立てかけていた時、それが倒れたことがあって」
全員 「えぇー!」
國村 「ほんとにみんな共同生活に向いていない人たち(笑)」
中下 「今あんなキレイに住めているのが奇跡かも」
國村 「逆にさ、なんかもう許せちゃう。はいはい、これねって」
内海 「慣れって大事やな」
國村 「最近は、ひろが隣の部屋でアラームずっと鳴らしていても、もう寝ながら歌っちゃう(笑)。前までは『消してっ!』と思ってたけど、今は『あ、今日はこの曲ね』って」
全員 「あははは!(笑)」
【プロフィール】
ボイメンエリア研究生(ぼいめんえりあけんきゅうせい)
東海エリアを中心に全国に向けて活躍中のエンターテインメントグループ・BOYS AND MEN(通称・ボイメン)の弟分。2021年9月より名古屋の一軒家「夢見荘」にて、選抜メンバーによる共同生活プロジェクトを実施。12月27日には5thシングル「Sleeping Beauty」をリリース。
取材・文/伊藤美鈴 撮影/蓮尾美智子
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