「ホリデイ~江戸の休日~」望月歩&葵わかな「現代の距離の近い恋もいいけど…」2023/01/06
テレビ東京系にて1月6日に放送される新春ドラマスペシャル「ホリデイ~江戸の休日~」。大映映画の「江戸っ子祭」(1958年)を原作に、若かりしころの徳川3代将軍・家光に存在したかもしれない知られざる恋の逸話を、江戸時代から令和に連なるラブストーリーとして大胆に生まれ変わらせます。
今回TVガイドwebでは、本作で家光を演じる望月歩さんと、家光と恋に落ちる町娘・お仙役の葵わかなさんにお話を伺いました。
――本作の第一印象をお聞かせください。
望月 「現代劇と時代劇が交わりながら展開していくところに魅力を感じました。話運びが前向きなのですが、それがただ単に都合がいいだけではなく納得できる展開だったので、たくさんの方に楽しんでいただける作品だと思いました」
葵 「現代劇からドラマがスタートし、その中で『開運!なんでも鑑定団』に出演するというところから、鑑定団に出品するもののお話をしながら場面が過去に移動していくのですが、そこが斬新だと思いました。望月さんもおっしゃっていたように、お話が明るく前向きなので、お正月に見るのにふさわしいドラマだと思います」
――時代劇ということで、普段の撮影と違って印象に残っていることはありますか?
望月 「時代劇は大先輩の方々とご一緒させていただけるということと初めての殺陣で緊張していたのですが、その上、一番偉い将軍役ということでプレッシャーを感じました。将軍役なので、台本に『風格あるたたずまい』と書いてあって、どう表現したらいいんだろうと思っていたのですが、里見(浩太朗)さんたちが着物をビシッと着て重厚な空気をまとっていたのを見て、『これが風格だ!』と思って。その時のことがとても印象に残っています」
葵 「江戸時代の生活について知らないことも多くて、服装一つとっても違いますから、所作など新しく学ぶことが多く新鮮で楽しかったです。撮影所自体も歴史が深くて、そういった普段触れられない部分に触れられたのも印象的で、いい経験になったと思います」
――江戸と令和、特に大きく異なると感じた点を教えてください。
望月 「僕の設定の中で言うと、上下関係の厳しさが現代と江戸では全然違うなと思いました。現代の『上司と部下』と江戸時代の『将軍と部下』では、それぞれの立場や責任などの重さがまるで違いますよね。逆に、若者の悩みは現代も昔もそんなに変わらないのかなと思いました。僕が演じた家光は、自身の将来に対する漠然とした不安感に悩んでいたのですが、それは現代を生きる僕たちも変わらないなと感じます」
葵 「私は女性と男性との距離感が全然違うなと思いました。私が演じるお仙は、最初女性であることを隠して生活しているのですが、ある出来事から家光に女性であることがバレてしまうんです。そのシーンでの距離感も今とは全然違うなと思いましたし、お互い恋心を持ち始めてもプラトニックな関係が続いていくところにロマンを感じました。現代パートでは、望月さんとは幼なじみで恋愛感情はまだ薄いのですが、2人の距離が江戸時代の家光たちと比べて近いんです。その違いがとても大きく感じました。現代の恋愛の、すぐ連絡が取れてすぐに会いに行けるというのもいいのですが、江戸時代の身分や価値観といったさまざまなしがらみの中で、会いたくても会えない、連絡したくてもできない、というところがロマンチックだなと」
お二人のお話を伺ってますますドラマが楽しみになりました! 「ホリデイ~江戸の休日~」は本日午後7:30から放送です。ぜひご覧ください。
【番組情報】
新春ドラマスペシャル「ホリデイ~江戸の休日~」
テレビ東京系
1月6日 午後7:30~9:48
取材・文/テレビ東京担当 N.S
スタイリスト/有本祐輔(7回の裏) ジャケット¥74,800 パンツ¥55,000(ともにホワイトマウンテニアリング:03-6416-5381)、Tシャツ¥13,200 シューズ¥71,500(ともにアー・ペー・セー/アー・ペー・セー カスタマーサービス:0120-550-99)、その他スタイリスト私物(望月歩)
ヘア&メーク/竹下あゆみ スタイリスト/武久真理江(葵わかな)
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