「正しい恋の始めかた」大友花恋&豊田裕大&本田響矢が撮影の裏話を明かす! 豊田は“あるシーンの撮影”に大苦戦!?2022/12/31
「おっさんずラブ」をはじめ、多くの話題作を生み出してきたテレビ朝日の年末年始の恋愛ドラマ枠に、“地上波×動画配信プラットフォーム・TELASA”完全連動の新たな恋愛ドラマ2作品が誕生。大友花恋さん、豊田裕大さん、本田響矢さんら注目の若手俳優陣の共演でおくる「正しい恋の始めかた」、そして本仮屋ユイカさんと早乙女太一さんの初共演で描く「バツイチ2人は未定な関係」が新春に放送されます。
明日1月1日に放送される「正しい恋の始めかた」は、韓国発の大人気ウェブ漫画・webtoonで日本国内での累計閲覧数が1290万ビューを突破(2022年12月6日時点)した話題作が原作。完璧主義でありながら恋愛下手な大学生・尾崎真心(大友)が、第一印象は最悪で意地悪な先輩・清水瑛太(豊田)と、優しくて面倒見のいいみんなの憧れの先輩・桜井優馬(本田)の間で、唯一達成できていない恋愛に奮闘していくトライアングルキャンパスラブストーリーです。
恋に不器用な真心が、瑛太と優馬と出会い、どんな化学変化を起こすのか、その恋模様が地上波とTELASAでそれぞれ描かれます。TVガイドwebでは尾崎真心を演じる大友花恋さん、清水瑛太に扮(ふん)する豊田裕大さん、桜井優馬役を務める本田響矢さんにインタビューを敢行。クランクアップしたばかりの3人に、同年代だからこそ楽しめたという現場の裏話を伺いました。
――撮影を終えて、作品に対して感じていることを教えてください。
大友 「撮影が始まる前に原作を読ませていただいたのですが、かわいいところ、クスッと笑えるところ、キュンとするところ、いろいろな楽しみ方ができる漫画だったので、このドラマもそういう要素を入れられたらいいなと思いながら撮影をしていました。漫画ではそれぞれのエピソードがいくつかあるのですが、ドラマではそれらを濃縮したエピソードとなっているので、漫画の楽しいところがたくさん詰まった、すてきな作品になっていると思います」
豊田 「クランクイン前に監督から『“正しい恋の始めかた”という題名だけど、キャラクター自身のそれぞれの正しい恋の始めかたを意識していこう』と言われて、それを指針に撮影に臨みました」
本田 「僕自身、韓国の原作作品も好きでよく見させてもらっていたんですけど、今回このような機会で、韓国原作の作品に携わることができてすごくうれしく思います。日本で実写ドラマ化ということだったので、『韓国っぽいところはどう表現するんだろう』と思った時に、衣装や髪形などのビジュアルや、ロケ地も含めてすべてオシャレだと感じました。また、演出も細部にわたってすごくこだわり、みんなで作り上げた印象があって、そういったところはすごく楽しく撮影できたなと思っています」
――皆さんの雰囲気からすごく仲がいいなと感じたのですが、撮影中、印象に残っているエピソードはありますか?
大友 「(突然笑い出す豊田を見て)何で笑ってるの?(笑)」
――(一同爆笑)。
大友 「3人でご飯を食べに行くシーンがあるのですが、その時の撮影がとても楽しかったんです。待っている間、みんなでたくさんお話ができました」
――どんな話をされていたのでしょうか?
豊田 「実は、みんな同い年なんですよ」
本田 「それがすごく大きいよね」
豊田 「気を使わないで取り留めのない話をできたのが、僕はすごく助かったなと思っています」
大友 「好きな食べ物の話やよく聞く音楽の話、あとは同世代だから通ってきたものや見てきたものが一緒なので、『あのキャラクター小さい頃見てた!』という話で盛り上がりました」
豊田 「あと、なぞなぞもしました」
大友・本田 「したね!」
大友 「現場の待ち時間になぞなぞを出したら楽しいかなと思って、調べて出していました。古典的な時間のつぶし方で盛り上がりました(笑)」
――盛り上げ隊長はどなたかいらっしゃいましたか?
大友 「豊田くんだと思います。真っすぐで、とてもしっかりされているのですが、それでも時々…」
豊田 「(ツッコミ気味に)言葉、気をつけて!(笑)」
大友 「時々思いもよらぬ角度からの一言が飛び出す時があって、それにみんなで『なんで!?』とツッコミを入れて盛り上がっていました(笑)」
本田 「盛り上げようとしているわけじゃないんですけど、僕らが(豊田の発言に)引っかかって、そこからツッコむことが多かったかもしれないです。面白かった」
豊田 「僕からすると、大友さんがすごく引っ張ってくれた印象です。なぞなぞも出してくれたし、会話も『どう思う?』と中心になって話しを振ってくれてすごく楽しかったです」
大友 「同世代の作品に参加させていただくことはあっても、同い年がここまでそろうことはあまりなくて。真心の親友の山内明日香を演じた中村里帆ちゃんも同い年なので、『この作品を良くしていこう』と思っている仲間が同い年というのはとても心強かったです」
――作品の中で見ている方をキュンとさせるような、ご自身の役のアピールポイントを教えてください。
大友 「真心は自分が立てたスケジュールを完璧にこなしたい女の子なのですが、自分で決めたことに対して、いつも真っすぐなんですよね。その姿が1周回ってクスッと笑えてしまう瞬間もあって、そういう真面目が故の変わり者みたいなところはキュートだなと思って、その点は意識して演じていました。私自身も、スケジュール帳の空白が埋まるくらいびっしりと書き込むことが好きで、休みの前日は、明日何をするかを時間で決めて、アラームをかけて1日過ごすようなタイプなので、真心との共通点が多く、親近感を覚えながらお芝居をしていました」
豊田 「瑛太は割と一定してクールなキャラクターではあるんですけど、物語が進むにつれて騒がしい真心と触れ合うことで、クールな瑛太の感情がどんどん出てくるような作りにしようと思っていたので、初めから最後まで瑛太の変化を楽しんでいただければうれしいです。あと、個人的にはラブコメが初めてで…告白のシーンとかも注目していただけるとうれしいです(笑)」
大友 「モデルもされていて、普段からこんなにクールな方なのに、告白のシーンになると『恥ずかしい!』と言って、すぐ人のいないところに走っていくんです。ギャップに驚きました」
豊田 「むずがゆいっていう言葉があるじゃないですか。それを体現しているというか、僕自身がほんとにかゆくなってきちゃって」
大友 「カットがかかったら、すぐ人のいないところに逃げてしまうんです(笑)」
――私もクールだなと感じていたので、意外で驚きました…!
豊田 「『耳赤くなってたよ〜』とか言ってくるんですよ。“こっちは真剣にやってんねん!”って思ってました(笑)。2人はサラッとこなしている印象です」
大友・本田 「いやいやいやいや…」
大友 「でも、優馬先輩は確かにスマートだった!」
本田 「優馬が基本的にスマートだったので、そのままやっていたかな」
大友 「私は、優馬先輩の『お疲れさま』という言い方が本当に優馬先輩っぽいなと思って。現場のみんなでまねしようと練習してみたのですが、私たちには再現できなくて…。あの『お疲れさま』は本田さんにしかできないです。ぜひそのセリフにも注目していただきたいです」
本田 「(役に入り込んで)ありがとう」
大友 「こういうの! こういうのです」
豊田 「星が飛んでるとか言ってたよね?」
大友 「そう! すぐ星を飛ばすんですよ。ふとしたタイミングで、少女漫画に描かれているような星を飛ばすので、それがポイントだと思います」
本田 「(優馬は)もう常日頃優しいんですけど、ずっと格好よくいるようにしました(笑)。彼からすると無意識なんですけど、無意識なままの状態を意識していました。星については…相手の目を見つめてニコってすれば、出ます(笑)。なるべく瞬きをしないでやると出せます」
この記事をシェアする